星花双姫~天に咲き、地に輝く恋~ 第12話 あらすじ/ネタバレ
帰墟の危機
帰墟に突如として現れた黒い気配。少典有琴(ヨウチン)は命を落としたと思われ、絶望に包まれる一同。しかし夜曇(イエタン)は崖っぷちまで駆け寄り、彼の名を呼び続ける。その声は少典有琴(ヨウチン)の耳に届き、かつて夜曇(イエタン)が語った言葉が蘇る。無畏無懼の心を取り戻した彼は、不死不滅の十重金身を覚醒させ、神識が帰還。彼は最後の力を振り絞って帰墟を修復し、帰墟島へと舞い戻る。
少典有琴(ヨウチン)の生還に安堵した一同は、沈淵軍をも恐れず立ち向かう。嘲風(チャオフォン)は少典有琴(ヨウチン)が強弩の末であると判断し、攻勢を仕掛ける。しかし少典有琴(ヨウチン)は最後の力を振り絞って十重金身を発動し、沈淵軍を撃退する。
重傷と救済
激闘の末、少典有琴は重傷を負い、血を吐いて倒れ込む。夜曇(イエタン)は彼を抱きしめ、天界へと運ばれる。しかし、帰墟修復の際に既に限界を超えていた少典有琴は、最後の力を振り絞ったことで神識が消散してしまう。
嘲風(チャオフォン)の功績を認め、厲王は彼に兵馬の指揮権を与える。しかし頂雲(ちょううん)は嘲風(チャオフォン)を陥れようと画策する。厲王は頂雲(ちょううん)の言葉を信用せず、逆に彼の戦功のなさを指摘し、頂雲(ちょううん)と烏玳(うたい)は纏魂窟で罰を受けることになる。谷海潮(こくかいちょう)は纏魂窟にいる青葵(チンクイ)のことを思い出し、嘲風(チャオフォン)に伝える。嘲風(チャオフォン)と谷海潮(こくかいちょう)は頂雲(ちょううん)と烏玳(うたい)を追いかけて纏魂窟へ急ぐが、司曹の機転により青葵(チンクイ)は難を逃れる。
少典有琴の死と復活への希望
神識を失った少典有琴。夜曇(イエタン)は魂を抜かれたように天葩院に戻る。帝嵐絕(テイランゼツ)は、少典有琴の神識は消散したものの、夜曇(イエタン)の紅光宝睛はまだ解けていないことを知る。
飛池(ひち)は夜曇(イエタン)に九霄霊殿への参内を促す。天后と清衡(せいこう)は、上書囊の法卷に記された「神族の者は神識の断片があれば肉体が灰になっても再生できる」という記述をもとに、少典有琴の復活を請願する。
しかし天帝は、玄境には七情六欲が渦巻いており、暴虐や貪欲、邪欲が蔓延しているため、少典有琴を復活させれば神族の棟梁ではなく、欲に溺れた怪物が誕生するのではないかと懸念する。夜曇(イエタン)は天帝を責め立て、清衡(せいこう)と共に幽閉される。
玄境への挑戦
夜曇(イエタン)は、司曹から沈淵軍が帰墟で神族と激戦を繰り広げていることを聞き、嘲風の安否を気にかけていた。彼の無事を確認し、青葵(チンクイ)も安心する。
夜曇(イエタン)、慢慢(まんまん)、胡荽(こすい)の3人は天葩院に幽閉される。玄境が完全に崩壊し、少典有琴の復活が絶望的になったと考えた矢先、二郎神が令牌を落とし、夜曇(イエタン)は自由を手に入れる。
玄境へ向かう途中、巡查の天兵や多くの上仙に出会うが、彼らは皆夜曇(イエタン)を見ないようにする。皆が彼女に玄境から少典有琴の神識を持ち帰って復活させてもらいたいと考えているのだ。紅光宝睛を持つ夜曇(イエタン)だけが玄境に入れることを知った飛池(ひち)は、彼女に半刻しか時間がないことを告げる。
夜曇(イエタン)は玄境に入り、3つの欲念の神識を守り抜くが、玄境は完全に崩壊し、神識は天界から落下して行方不明になってしまう。慢慢(まんまん)は本来の姿に戻り、落下する夜曇(イエタン)をキャッチする。
頂雲(ちょううん)は纏魂窟で拷問を受け、厲王妃から嘲風を監視するよう忠告される。少典有琴の3つの神識は下界に落ちており、上仙たちもその行方を知ることができない。夜曇(イエタン)は下界に降り、3つの神識に愛されることで彼らを連れ戻し、復活させなければならない。
第12話の感想
第12話は、怒涛の展開と衝撃的な結末で視聴者を釘付けにしました。少典有琴の絶体絶命の状況から、不死不滅の十重金身で蘇り、沈淵軍を撃退するシーンは圧巻でした。しかし、その代償として神識が消散してしまうという悲劇は、大きな衝撃を与えました。
夜曇(イエタン)の少典有琴に対する一途な想いは、見ていて胸が熱くなりました。彼女が玄境に挑むシーンは、ハラハラドキドキの連続でした。しかし、玄境が崩壊し、神識が失われてしまったことで、少典有琴の復活は絶望的になってしまいました。
今後の展開が気になるところですが、夜曇(イエタン)が下界に降りて3つの神識を探すという新たな試練が待ち受けているようです。果たして彼女は少典有琴を復活させることができるのでしょうか?
つづく