星花双姫~天に咲き、地に輝く恋~ 第13話 あらすじ/ネタバレ

夜曇(イエタン)の決意

夜曇(イエタン)は天帝の命を受け、少典有琴(ヨウチン)の魂魄を探す旅に出る。しかし、彼女一人では困難なため、胡荽(こすい)に令牌を与え、清衡(せいこう)を解放させた。紫芜(シュウ)は清衡(せいこう)に薬を届けようと牢を訪れるが、鉄面無私な灮兲(こうてん)将軍は天帝の命令に従い、面会を許さない。そこで、胡荽(こすい)と紫芜(シュウ)は協力して清衡(せいこう)を解放することに成功した。

青葵(チンクイ)の仁

嘲風(チャオフォン)は青葵(チンクイ)のために食事を用意したが、素水(そすい)が駆けつけてきて、父を救ってほしいと懇願する。素水(そすい)の父は帰墟の戦いで重傷を負い、命が危なかった。幸いにも青葵(チンクイ)の治療で一命を取り留めた。烏玳(うたい)の親信も兄弟を連れて治療を求めてきた。嘲風(チャオフォン)は青葵の医術が知れ渡るのではないかと心配するが、青葵は慈悲深い性格で、苦しむ人を見過ごすことはできない。こうして、青葵の治療を求める人が増え、嘲風(チャオフォン)と谷海潮(こくかいちょう)は必死に口止めをするが、知られるのは時間の問題だった。

神界からの使者

清衡と紫芜(シュウ)は下界に降り、魍魎城で夜曇(イエタン)と慢慢(まんまん)と合流した。帝嵐絕(テイランゼツ)も後を追ってきた。紫芜は帝嵐絕(テイランゼツ)に覚えがあると感じ、帝嵐絕(テイランゼツ)は自分が天界で拾われた子犬であることを隠そうとする。清衡と紫芜は神界の人間だが、凡間で仙術を使うと天帝に知られてしまうため、今は夜曇(イエタン)たちと同じような力しか持たない。しかし、夜曇(イエタン)は紅光宝睛で魂魄を探すことができる。

火妖との遭遇

青葵の治療を受けた人々は感謝の気持ちでいっぱいだった。蛇族の聖女も青葵に治療を求め、顔の鱗を治してもらった。5人は金欠で空腹だったが、近くの廟で食べ物を探すことにした。夜になると廟に忍び込み、玄商神君(シュエンシャンシンクン)の像を発見した。食事をしていると、月窩村の村民が火妖退治の依頼をしているのを耳にする。

500両の報酬に目がくらんだ夜曇(イエタン)は、火妖退治を決意する。月窩村に到着すると、村民たちは彼らの服装を見て、火妖退治を信じなかった。それでも5人は火妖のもとへ向かう。火妖は石の家に住み、激しい炎を放っていた。帝嵐絕(テイランゼツ)は氷雷を使おうとするが、夜曇(イエタン)は火妖が少典有琴(ヨウチン)であることに気づき、止める。火妖は暴力的で、近づくことも難しい。夜曇(イエタン)は彼を「辣目(らつぼく)」と呼び、翌日再び会いに行くことを決意する。

万全の準備

夜曇(イエタン)は万一に備え、慢慢(まんまん)から天光綾を奪い、護身用の法宝とする。青葵は蛇族の聖女の鱗を治し、駐顔之道と痩身法を閨閣に広めることにした。

第13話の感想

第13話は、夜曇(イエタン)たちの冒険が本格的に始まる回となりました。清衡と紫芜が下界に降り、夜曇(イエタン)たちと合流したことで、物語がさらに盛り上がりを見せています。また、火妖の正体が少典有琴(ヨウチン)であることが明らかになり、今後の展開が気になります。

特に印象に残ったのは、夜曇(イエタン)が火妖に「辣目(らつぼく)」と名付けたシーンです。このシーンは、夜曇(イエタン)のユーモアセンスと、火妖への恐れを隠そうとする様子がうまく表現されており、思わず笑ってしまいました。

また、青葵の医術が知れ渡り、彼女がどのような運命を辿るのかにも注目です。彼女の優しさと、困難に立ち向かう強さは、見ていて勇気づけられます。

つづく