星花双姫~天に咲き、地に輝く恋~ 第18話 あらすじ/ネタバレ

月窩村は火の海と化し、村長は村民を避難させるが、天火の勢いはすさまじく、嘲風(チャオフォン)たちでさえ近づくことができない。嘲風(チャオフォン)は神識が神族自身の天火で死んだことを滑稽に思う。清衡(せいこう)と夜曇(イエタン)は霄浄瓶を石の家に持ち帰り、霄浄瓶の甘霖で火を消し止めるが、火種はまだ消えていない。夜曇(イエタン)は天光綾をまとい、霄浄瓶を持って辣目(らつぼく)を救出に向かうが、途中で転倒して起き上がれず、小さな石で辣目(らつぼく)を叩き起こす。南明離火は消され、辣目(らつぼく)と夜曇(イエタン)は無事だが、清衡(せいこう)は辣目(らつぼく)の体に刀傷があることに気づく。夜曇(イエタン)は沈淵族が来たと推測する。嘲風(チャオフォン)は神識がまだ死んでいないことに気づき殺そうとするが、素水(そすい)、谷海潮(こくかいちょう)と共に青葵(チンクイ)に薬で目をくらまされてしまう。

青葵(チンクイ)は夜曇(イエタン)と合流し、残りの神識を探す手伝いをする。南明離火が消されたため、辣目(らつぼく)はようやく休むことができる。当面の課題は辣目を安全な場所に隠すことである。帝嵐絕(テイランゼツ)と紫芜(シュウ)が獣界に連れ戻され、帝嵐絕(テイランゼツ)は少君府に幽閉されていることを知った夜曇(イエタン)は、辣目を少君府に隠すことを計画する。紫芜(シュウ)は獣后の命令で帝嵐絕(テイランゼツ)の世話をするが、帝嵐絕(テイランゼツ)は彼女の世話を受け入れず、紫芜(シュウ)は泣き出す。帝嵐絕(テイランゼツ)は慌てて説明と慰めをし、紫芜(シュウ)は笑顔を見せる。紫芜(シュウ)は彼のためにスープを作っているときに手を怪我し、帝嵐絕は彼女の気遣いに感動する。二人は見つめ合い、しばらくの間何も行動を起こさない。帝嵐絕は我に返り、スープを作ってくれたことに感謝し、今は夜曇(イエタン)たちを助けるべきだと告げる。

守卫は獣王の命令で紫芜と帝嵐絕を少君府に閉じ込める。帝嵐絕は狼語で守卫と会話し、獣王が自分と紫芜をくっつけようとしていることを知る。その瞬間、慢慢(まんまん)が夜曇(イエタン)たちを連れて少君府に戻ってくる。帝嵐絕は紫芜に弱みを握られているため、たとえ嫌でも辣目を少君府に置いておくしかない。夜曇(イエタン)は辣目と二人きりになり、しばらくの間離れることを告げる。辣目は素直に、彼女がどれだけ離れていても、ここで待っていると答える。青葵(チンクイ)は薬を煎じて夜曇(イエタン)に飲ませ、体を補う。夜曇(イエタン)は申し訳なく思うが、青葵(チンクイ)は沈淵族ですでに苦労しているのに、神識のことで彼女に迷惑をかけてしまった。青葵(チンクイ)は理解を示し、夜曇(イエタン)を助けるのは自分の勝手な気持ちもあると告げる。嘲風(チャオフォン)は薬を飲んだことで視力は回復したが、痛みはまだ残っている。嘲風(チャオフォン)は谷海潮(こくかいちょう)に、神識を何としても見つけるように命令する。

夜曇(イエタン)と慢慢(まんまん)は獣界で次の神識を探している途中、物乞いが糞の中に落とした銅銭を拾おうとしないのを見て、一人の黑衣の男が糞の中に手を伸ばして拾い上げる。彼が振り返ると、慢慢(まんまん)と夜曇(イエタン)は驚愕する。目の前の黑衣の男は少典有琴(ヨウチン)の第二片の神識だったのだ。二人は第二片の神識が名前のない建物に入っていくのを見て、慢慢(まんまん)は以前邸報で見たことを思い出す。ここは文明の刺客香堂であり、堂主は金儲けのためにあらゆる仕事を請け負う刺客で、情がないことから「没有情」と呼ばれている。

夜曇(イエタン)は彼に厚い贈り物をし、没有情はそれを受け取るが、彼女を家に入れない。幸いなことに、夜曇(イエタン)は事前に慢慢(まんまん)を算盤の珠に変えておき、慢慢は中から夜曇(イエタン)のためにドアを開ける。二人は竹屋の密室に金塊が山積みになっているのを見て、慢慢はうっかりと仕掛けを起動させてしまうが、二人はすぐに身をかわし、怪我をせずに済む。

第18話の感想

第18話は、ハラハラドキドキの展開が続く、見応えのあるエピソードでした。月窩村が火の海になるシーンは、緊迫感があり、思わず息を呑んでしまいました。また、辣目と夜曇(イエタン)の絆の深さにも感動しました。辣目を守るために、夜曇(イエタン)が必死に戦う姿は、とても頼もしかったです。

一方、青葵と嘲風の関係も気になるところです。青葵は、嘲風のために神識を探す手伝いをしていますが、その裏には自分の気持ちもあるようです。嘲風は青葵の気持ちに気づいているのでしょうか?今後の展開が楽しみです。

つづく