星花双姫~天に咲き、地に輝く恋~第20話 あらすじ/ネタバレ
夜曇(イエタン)は悪人谷の金を奪うと言い出し、没有情は半信半疑ながらも、彼女を信じて30分以内に達成することを約束する。夜曇(イエタン)は木偶衣冠術を使って、解毒剤を入れた箪笥に変身。悪人たちは解毒剤と引き換えに金を支払い、箪笥を奪おうとした瞬間、箪笥は鳥に変身して飛び去ってしまう。没有情は驚きながらも、夜曇(イエタン)の機転に感心し、彼女が稼いだ大金に喜ぶ。
香堂に戻った夜曇(イエタン)は、没有情にいつ鴛鴦の契りを結ぶのかと尋ねる。没有情は彼女をからかおうとするが、夜曇(イエタン)は怒り、世間には金以外にも楽しいことがあることを伝えようとする。
そこで夜曇(イエタン)は、没有情を獣族の結婚式に連れて行く。そこで没有情は、結婚式で祝儀を集めれば金儲けになると気づき、夜曇(イエタン)との結婚を提案する。彼は獣族の新婚夫婦から中古の婚礼衣装と提灯を買い、刺客香堂の刺客全員を結婚式に招集する。
結婚式当日、夜曇(イエタン)は美しい婚礼衣装を身にまとう。刺客たちは昇給を期待して祝儀を包むが、没有情は結婚には出費がかかると言って、彼らから祝儀を集めようとする。夜曇(イエタン)は自分が金儲けの道具にされていることに腹を立て、小刀を手に没有情を追いかける。
その後、夜曇(イエタン)は神識のことで奔走しないと言い出すが、すぐに没有情を誘って火鍋を食べに行く。
一方、獣界に潜伏していた頂雲(ちょううん)は、少典有琴(ヨウチン)と夜曇(イエタン)の姿を発見し、沉淵軍を率いて彼らを包囲する。夜曇(イエタン)は沉淵軍を欺くため、没有情に金を渡して自分の言葉を繰り返させる。しかし、没有情は嘘をついてしまい、夜曇(イエタン)は焦る。幸いにも、頂雲(ちょううん)は慎重になりすぎ、攻撃をせずに撤退する。
沉淵軍はまだ神識のことは知らないが、いずれ知られることは確実であり、夜曇(イエタン)は不安を募らせる。彼女は没有情のもとを去り、人界に戻って清衡(せいこう)に少典有琴(ヨウチン)の神識を守ってもらう。
獣界に戻った夜曇(イエタン)は、没有情と夜市に出かける。夜曇(イエタン)は骨笛を気に入るが、値段が高いため購入を諦める。しかし、没有情は財布を出し、好きな骨笛を選ぶように促す。
この夜、没有情は夜曇(イエタン)のために700両以上使ったが、彼女の笑顔を見る価値があったと考える。しかし、夜曇(イエタン)は辣目(らつぼく)と没有情の真心に感謝しつつも、自分が少典有琴(ヨウチン)を復活させるために彼らに近づいたことを打ち明けるべきか悩んでいた。
第20話の感想
第20話は、夜曇(イエタン)の機転と没有情の金儲け魂が炸裂する、コミカルで楽しいエピソードでした。特に、夜曇(イエタン)が木偶衣冠術を使って悪人谷の金を奪うシーンは、彼女の頭の回転の速さと行動力がよく表れていて、見ていて爽快でした。
一方、没有情は相変わらずの守銭奴ぶりを発揮し、結婚式で祝儀を集めようとしたり、夜曇(イエタン)を金儲けの道具にしようとしたりと、笑いを誘います。しかし、そんな彼も夜曇(イエタン)の笑顔のためなら惜しみなくお金を使う一面もあり、そのギャップが魅力的です。
また、このエピソードでは夜曇(イエタン)の心情にも変化が見られました。彼女は辣目(らつぼく)と没有情の真心に触れ、自分の目的のために彼らを欺いていることに罪悪感を抱き始めます。今後の展開が気になるところです。
つづく