星花双姫~天に咲き、地に輝く恋~ 第28話 あらすじ/ネタバレ

烏玳(うたい)は青葵(チンクイ)のために厲王に情けを請うが、厉王は聞き入れない。嘲風(チャオフォン)を始末しようと考える厲王を、英招は止めるが、厉王は考え直すと言う。雪妃は嘲風(チャオフォン)を心配し、谷海潮(こくかいちょう)と共に沉淵界へ戻り厲王に会う。

権勢争いを避けてきた雪傾心(シュエ・チンシン)は、厉王が三子に争いを起こさせたのは、沉淵界を分裂させないためだと理解する。雪傾心(シュエ・チンシン)の説得により、厉王は嘲風(チャオフォン)を許すことを決意し、谷海潮(こくかいちょう)は急いで嘲風(チャオフォン)と青葵(チンクイ)に知らせに行く。

二人は喜び、雪妃は素水(そすい)に宴会の準備を命じる。嘲風(チャオフォン)と青葵(チンクイ)の結婚を祝う宴が開かれる。

濁心殿に戻ると、そこには天界の神器が多数掛けられていた。迦楼羅(かろうら)によると、これは烏玳(うたい)が天界の神兵を倒し、その法器を奪ったものだという。烏玳(うたい)は嘲風よりも強いことを証明したいらしい。青葵(チンクイ)は迦楼羅(かろうら)の言葉に酸味を感じ、烏玳(うたい)に好意があるのかと尋ねる。迦楼羅(かろうら)は照れながらも、烏玳(うたい)の純粋さに惹かれていることを認める。

玄商は上書囊を訪れ、自ら法術を教え、彼らの負担を減らすことを告げる。夜曇(イエタン)はこれを機に少典有琴(ヨウチン)に手紙を送り、天葩院で夕食後に会う約束をする。

夜曇(イエタン)の修炼に感心した少典有琴(ヨウチン)は、彼女に個別指導を行い、手取り足取りで剣術を教える。二人は親密になり、お互いに想いを寄せるようになるが、玄商は自制心を保ち、天葩院に泊まることはなかった。夜曇(イエタン)は、玄商は建木果実の力がないため、できないのではないかと考える。

翌日、天葩院で玄商を待つ夜曇(イエタン)だったが、彼は現れない。夜曇(イエタン)は星を配置している玄商のもとを訪れ、少典有琴(ヨウチン)から阵法を教わる。二人の関係はさらに深まる。

霓虹上神は、夜空の異変に気づく。少典有琴(ヨウチン)が訪ねてきて、夜曇(イエタン)との婚事を急ぐように頼むと、霓虹はすぐに天葩院へ向かう。

清衡(せいこう)は、胡荽(こすい)が自分が育てた胡荽(こすい)であることに気づく。彼は法巻と笔记を胡荽(こすい)に渡し、なぜ自分に会わないのかと尋ねる。胡荽(こすい)は苦しそうに口を閉ざす。胡荽(こすい)が去った後も、清衡(せいこう)は彼女の後ろ姿を見つめ続ける。紫芜(シュウ)は清衡(せいこう)の気持ちに気付き、清衡(せいこう)は自分が胡荽を好きだと自覚する。しかし、胡荽の気持ちはわからないため、躊躇する。

清衡(せいこう)は胡荽に告白するが、彼女は深夜に姿を消す。清衡は後を追うと、胡荽が霊璞祖師(レイホク ソシ)の玄黄境に侵入しようとしているところを発見する。法陣に触れた胡荽は命の危機に陥るが、清衡が駆けつけて救出する。三位仙師が戻ってきたため、清衡は機転を利かせて疑いを回避する。

殿に戻った後、清衡は改めて胡荽に事情を尋ねる。彼女は東丘出身であり、聚靈玄灯には亡くなった族人の魂があると明かす。清衡は驚く。東丘は地脈紫芝を使って帰墟を開こうとしたため、四界に誅殺されたという噂があったからだ。

胡荽は、東丘に地脈紫芝があったため、四界が恐れて滅ぼしたのだと話す。もし彼女が魂を胡荽に移していなければ、東丘と共に滅んでいたという。清衡は父である天帝に説明すると申し出るが、胡荽は天帝の性格を知っており、清衡が真実を明かせば、自分の命が危うくなると言う。

第28話の感想

第28話は、様々なキャラクターの心情が描かれ、物語が大きく進展した回でした。

まず、嘲風と青葵(チンクイ)の結婚が実現し、二人は幸せな未来を歩み始めました。また、烏玳の純粋さや、迦楼羅(かろうら)の恋心など、新しい一面が明らかになり、キャラクターへの理解が深まりました。

一方、夜曇(イエタン)と少典有琴(ヨウチン)の関係はさらに進展し、玄商の複雑な想いが描かれました。また、清衡と胡荽の過去が明らかになり、二人の切ない恋模様に心を揺さぶられました。

つづく