星花双姫~天に咲き、地に輝く恋~ 第31話 あらすじ/ネタバレ

烏玳(うたい)と嘲風(チャオフォン)が沉淵の喜服を着て焚淵殿に入ると、架られてきた暾帝(とんてい)は、花嫁が夜曇(イエタン)ではなく青葵(チンクイ)であることに気づく。 彼は青葵(チンクイ)に理由を問うが、青葵(チンクイ)は目だけで真相を隠すように合図する。 英招(えいしょう)はすでにこの展開を予想しており、暾帝(とんてい)に少し前に届いた画像を開いて見せ、厉王は画像の離光夜曇(リコウイエタン)は目の前の青葵(チンクイ)ではないと気づく。 嘲風(チャオフォン)が認めようとした瞬間、青葵(チンクイ)が先に口を開き、輿入れのすり替えはすでに死んだ頂雲(ちょううん)の仕業だと主張する。 雪妃(ゆきひ)がたたみかけ、暾帝(とんてい)も頂雲(ちょううん)が花轎の近くで怪しい様子だったと証言したため、厉王は頂雲(ちょううん)が烏玳(うたい)暗殺を企てた際に夜曇(イエタン)に発見され、故意に輿入れをすり替えたと信じる。

怒った英招(えいしょう)が術を放つと、暾帝(とんてい)は足をくじいてしまう。 厉王が再び術を放とうとしたところ、今度は烏玳(うたい)が英招(えいしょう)の術を防ぐ。 青葵はかつて天妃であったため、厉王は彼女を殺そうとするが、烏玳(うたい)は命を賭して彼女たちを沉淵界から逃がす。 重傷を負った少典有琴(ヨウチン)は夜曇(イエタン)と共に外からの会話を聞き、三殿下と青葵が駆け落ちしたことを知る。 霓虹上神と清衡(せいこう)はそれぞれ紫芜(シュウ)に小さな箱を渡し、中には靈藥と清氣が入っており、彼女に下界で少典有琴(ヨウチン)を探すように指示する。 帝嵐絕(テイランゼツ)は天帝に追放され、紫芜(シュウ)と共に下界へ探しに行く。 清衡(せいこう)は彼らを南天門まで送り届けると、胡荽(こすい)と灮兲(こうてん)将軍が言い争っているのを見て、灮兲(こうてん)将軍に胡荽(こすい)を下界に解放させる。

青葵は人界に戻り、夜曇(イエタン)と再会する。 彼女は暾帝(とんてい)も連れてきた。 今となっては姉妹の入れ替わりは既成事実であり、暾帝は事態を収拾するために二人を皇宮に連れ戻し、神族と沉淵に婚約破棄を申し出る。 しかし四人は誰も同意せず、困り果てた暾帝に雪妃(ゆきひ)は嘲風(チャオフォン)に機転を利かせるよう促す。 嘲風(チャオフォン)は谷海潮(こくかいちょう)と共に足をくじいた暾帝を支えながら、「岳父」と連呼する。 暾帝は皇宮の門に到着するまで彼を罵り続け、声は枯れ果ててしまう。 彼らは皇宮に戻り、夜曇(イエタン)と青葵はそれぞれ玄商(げんしょう)と嘲風(チャオフォン)を自分の寝殿に連れて行く。 少典有琴(ヨウチン)は夜曇(イエタン)の住む朝露殿が荒れ果て、机には埃が積もっているのを見て驚く。 烏玳(うたい)の肖像画を飾っている理由を尋ねると、夜曇(イエタン)は正直に答える。 少典有琴(ヨウチン)は烏玳を妬いてしまう。

青葵と嘲風が殿内で話していると、夜曇(イエタン)が半日経っても帰ってこないため、少典有琴(ヨウチン)は心配して青葵に尋ねる。 その際、誤って嘲風の邪魔をしてしまう。 青葵は嘲風と共に夜曇(イエタン)を探しに行こうとしたところ、夜曇(イエタン)は望月草を持って帰ってくる。 望月草には少量の清氣が含まれており、玄商(げんしょう)の傷を癒すことができるが、苦いため飲み込みにくい。 青葵は望月草で青団を作ることを提案する。 姉妹は青団を作りながら会話をし、青葵は父皇の気持ちについて触れる。 彼女は父皇は夜曇(イエタン)のことを気にかけており、夜曇(イエタン)が彫った象棋を大切に保管していることからそれが分かるという。 暾帝は少典有琴を呼び出して象棋を指す。 少典有琴は嘲風とは異なり、暾帝を「岳父」と呼ばず、丁寧ながらも距離を置き、鋭い棋風で夜曇(イエタン)の鬱憤を晴らす。

二人は多くの話をし、少典有琴は夜曇(イエタン)を殺そうとする奏請書を読み、暾帝の説明を聞いて、夜曇(イエタン)を沉淵に嫁がせたのは彼女の命を守るためであったことを理解する。 長年、暾帝は夜曇(イエタン)に冷たく接し、朝露殿に幽閉し、多くの白眼と不公正な扱いを受けさせ、夜曇(イエタン)は反抗的になっていった。 暾帝は人々に夜曇(イエタン)への優しさを悟られないようにするため、また夜曇(イエタン)が本当に凶星であることを恐れていたためである。 夜曇(イエタン)は青団を届けに来た際に、偶然父皇の言葉を聞いてしまう。

第31話 感想

第31話は、波乱に満ちた展開で、視聴者を釘付けにするストーリーでした。

まず、青葵が夜曇(イエタン)の代わりに嫁いだことに驚かされました。 英招(えいしょう)の策略により、事態は思わぬ方向へと進み、青葵と嘲風の駆け落ちという結末を迎えます。

一方、人界では少典有琴と夜曇(イエタン)の再会が描かれました。 二人の関係は少しずつ進展しており、今後の展開が気になるところです。

また、暾帝の夜曇(イエタン)に対する複雑な想いが明らかになりました。 彼は夜曇(イエタン)を愛しているにもかかわらず、彼女を遠ざけてきた過去があります。 しかし、今回の一件を通して、彼の本当の気持ちに気づいたのではないでしょうか。

つづく