星花双姫~天に咲き、地に輝く恋~第6話 あらすじ/ネタバレ

豪華な料理が並ぶ食卓

目の前に並ぶ美味しそうな料理。しかし、一品十万霊珠という高額な値段に、空腹がぐうぐう鳴っている夜曇(イエタン)も思わず躊躇。しかし、その硬さも束の間、すぐに席に着き、むしゃむしゃと食べ始める。

少典有琴(ヨウチン)は彼女のあまり上品とは言えない食べ方に驚き、思わず口にした言葉で夜曇(イエタン)の正体がバレそうになる。しかし、夜曇(イエタン)は上手く嘘をついて切り抜ける。さらに、夜曇(イエタン)が天妃の称号のせいで満足に食事ができていないのではないかと考えた少典有琴(ヨウチン)は、自ら焼売を手に取って食べさせようとする。

しかし、夜曇(イエタン)は自分が焼売を取られると思ったのか、慌てて奪い返し、口の中の食べ物を少典有琴(ヨウチン)に吹きかけてしまう。潔癖症の少典有琴(ヨウチン)は怒りを堪え、何も言わずにその場を去る。

数日後

夜曇(イエタン)と慢慢(まんまん)はすぐに食料を食い尽くし、少典有琴(ヨウチン)は食堂を閉鎖。夜曇(イエタン)が上書囊に行くことを条件に、毎日の食事を提供すると約束する。もし行かなければ、空腹のまま過ごすしかない。

少典有琴は夜曇(イエタン)の食の好みを把握し、わざわざ錦帛に書き留めるなど、細やかな気遣いを見せる。嘲風(チャオフォン)は裁判にかけられ、九陰殺害の罪は事実と判明。九陰は頂雲(ちょううん)の配下の将軍だったため、頂雲(ちょううん)と王妃は当然黙っていない。

王妃は嘲風(チャオフォン)の処刑を要求し、厲王もそれに同意。嘲風(チャオフォン)が殺されそうになったその時、烏玳(うたい)が軍を率いて辺境から帰還する。

烏玳(うたい)の帰還

烏玳(うたい)は頂雲(ちょううん)が辺境にスパイを送り込み、沉淵軍を離反させようとしていると主張。九陰はスパイのリーダーであり、頂雲(ちょううん)の命令を受けていたことは明白だった。

烏玳(うたい)の性格は厲王に似ており、厲王は彼が嘘をつくような人物ではないと判断。怒りに駆られた厲王は、頂雲(ちょううん)の幕僚や親族を皆殺しにするよう命じる。嘲風(チャオフォン)は九陰を誤って殺害したことで功績を認められ、厲王から監察将の権限を授与される。

騒ぎが大きくなり、落微洞の雪妃がこの事件を知ると、嘲風(チャオフォン)を呼び出す。丹霞上神は娘の碧穹仙子に龍霞芝を届けるように命じ、碧穹仙子は翌日上書囊に行くことになる。しかし、彼女は玄商の側にいたいと願う。

玄商は彼女の気持ちを理解し、わざと弟子にすることで彼女の私情を断ち切ろうとする。

夜曇(イエタン)の学堂夢

幼い頃から学堂に憧れていた夜曇(イエタン)。天界に昇った後、玄商から上書囊への入学を勧められ、子供の頃の夢が叶うと大喜びで上書囊へ向かう。

上書囊では、五辛族の胡荽(こすい)が掃除を担当していた。彼女は不注意で碧穹仙子にぶつかってしまい、碧穹仙子はしつこく文句を言い続ける。夜曇(イエタン)は、かつて出身を理由にいじめられた経験を思い出し、怒りに駆られて碧穹仙子を踏みつける。

騒ぎは青藜星君のもとにまで届き、青藜星君は事情を聞かずに夜曇(イエタン)を叱責する。夜曇(イエタン)は何も言い訳せず、怒ってその場を去る。

この出来事は玄商の耳にも入り、彼は激怒して夜曇(イエタン)を叱りつけようとする。しかし、胡荽(こすい)が夜曇(イエタン)を庇い、事情を説明すると、玄商はようやく真相を知る。殿の外にいた清衡(せいこう)も、胡荽(こすい)の説明を聞いていた。

少典有琴の計らい

その後、少典有琴は青藜星君に掛け合い、夜曇(イエタン)のために試験を受ける権利を勝ち取る。三日後に霊力試験に合格すれば、上書囊で学ぶことができるようになる。

一方、胡荽(こすい)は掃除中に上書囊の法巻を見つけ、夢中で仙術の練習を始める。清衡(せいこう)は、自分がかつて瑶池の甘露をかけた胡荽(こすい)の化身ではないかと考えるが、胡荽はなぜかそれを否定する。それでも、清衡(せいこう)は彼女と友達になりたいと思う。

嘲風と谷海潮(こくかいちょう)は雪妃に罰せられ、雪妃は嘲風が才能をひけらかすことを許さない。

星花双姫~天に咲き、地に輝く恋~』第6話 感想

第6話は、夜曇(イエタン)と少典有琴の奇妙な関係がさらに発展する回だった。夜曇(イエタン)は相変わらず奔放で、少典有琴は彼女の行動に振り回されながらも、徐々に彼女に惹かれていく様子が描かれていた。

特に印象的だったのは、夜曇(イエタン)が少典有琴に食事を吹きかけてしまうシーン。潔癖症の少典有琴が怒りを堪える姿は、彼の忍耐強さを物語っていた。また、少典有琴が夜曇(イエタン)の食の好みを錦帛に書き留めるなど、細やかな気遣いを見せるシーンも微笑ましかった。

一方、嘲風は誤って九陰を殺害したことで窮地に陥るが、烏玳(うたい)の帰還によって救われる。烏玳の登場は、今後の展開に大きな影響を与えそうだ。

また、碧穹仙子の登場も注目すべき点だ。玄商に弟子入りを希望する碧穹仙子は、夜曇(イエタン)と玄商の関係にどのような影響を与えるのだろうか。

つづく