星花双姫~天に咲き、地に輝く恋~ 第7話 あらすじ/ネタバレ
嘲風(チャオフォン)は風流を装い、烏玳(うたい)と頂雲(ちょううん)の間に不和を招こうとする。母妃は嘲風(チャオフォン)の策略を見抜き、厲王妃も彼の真意に気づいているかもしれない。雪妃は嘲風(チャオフォン)が誰かを愛し、平穏に暮らせることを願っているが、嘲風は厲王妃の仕打ちを忘れられず、復讐を決意している。雪妃は彼の行動が破滅を招くのではないかと心配するが、嘲風は決意を曲げない。厲王妃は嘲風の策略を察知し、頂雲(ちょううん)にに対策を伝えている。
少典有琴(ヨウチン)は夜曇(イエタン)に仙術を教える。最初の術は逢春術だが、彼は上書囊の試験には出題されないだろうと考えて、簡単な木偶衣冠の術だけを教える。夜曇(イエタン)は熱心に練習するが、誤って少典有琴(ヨウチン)の頭に術をかけてしまい、彼の髪を爆発させてしまう。少典有琴(ヨウチン)は怒り、夜曇(イエタン)は笑いながら謝って逃げ出す。
帝嵐絕(テイランゼツ)はようやく風を呼び寄せ、天界に飛ぶ。しかし、強風で神殿に墜落し、足を怪我してしまう。紫芜(シュウ)が近づいてきたため、帝嵐絕(テイランゼツ)は急いで子犬の姿に変身する。紫芜(シュウ)は帝嵐絕(テイランゼツ)を拾い、弄晴閣に連れて帰る。帝嵐絕は狼であることを伝えたいが、子犬の姿では言葉が通じない。
夜曇(イエタン)は仙術の練習に励むが、上達しない。少典有琴は彼女の試験を心配し、自ら審査に立ち会う。上書囊の青藜星君は試験問題を発表する前に、夜曇(イエタン)は木偶衣冠の術が出題されるように祈る。しかし、出題されたのは逢春術だった。夜曇(イエタン)は少典有琴を睨みつけるが、彼は視線をそらす。
試験開始前に、青藜星君は術の効果を無効にする法術を施す。術をかけられた者は門を通ると元の姿に戻る。夜曇(イエタン)は生まれつき美しいので、門を通っても姿は変わらない。周囲の人々は彼女の美しさに感嘆する。試験が始まり、一炷香の時間が半分経過するが、夜曇(イエタン)の枯木は変化しない。彼女は心を落ち着かせ、少典有琴の術を思い出す。
努力の結果、枯木はついに芽を出す。さらに、夜曇(イエタン)は逢春術と木偶衣冠の術を組み合わせ、草木を鳥に変えるという驚きの技を披露する。青藜星君は彼女に甲等を与えようとするが、夜曇(イエタン)の態度が悪いため、一等に下げる。夜曇(イエタン)は等級を気にせず、上書囊に入学できればそれでいいと思っている。
厲王妃の策略により、沉渊軍では儲妃と嘲風の関係が噂されるようになる。嘲風は儲君を自称しているのではないかと疑う烏玳(うたい)は激怒し、嘲風に詰め寄る。青葵(チンクイ)は嘲風に治療を施し、彼の病気を癒している。嘲風は青葵(チンクイ)に近づきたいと思い、わざと病気を装っている。
青葵(チンクイ)は嘲風に野菜の饼を差し入れする。嘲風はかつて野菜しか食べられなかった苦しい日々を思い出す。烏玳(うたい)は青葵が嘲風を治療しているのを見て、さらに怒りを募らせる。青葵は医術で烏玳に挑戦し、沉渊界の諱医の風習は間違っていることを証明したいと思っている。挑戦の前に、青葵は烏玳に数本の針を刺す。彼女の小さな体では烏玳の一撃にも耐えられないだろうと誰もが思う。
第7話の感想
第7話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。嘲風と厲王妃の策略が明らかになり、烏玳と頂雲(ちょううん)の不和が深まります。また、夜曇(イエタン)の仙術の試験や青葵の挑戦など、見どころが多い回でした。
特に印象に残ったのは、夜曇(イエタン)の逢春術のシーンです。最初は全くうまくいかなかった夜曇(イエタン)が、少典有琴の教えを思い出し、見事な術を披露する姿は感動的でした。また、青葵の烏玳への挑戦も、彼女の勇気と信念を感じさせるものでした。
つづく