星花双姫~天に咲き、地に輝く恋~ 第9話 あらすじ/ネタバレ

嘲風(チャオフォン)は青葵(チンクイ)に謝罪し、美食とプレゼントを用意しました。しかし、青葵(チンクイ)は烏玳(うたい)殿下に謝罪すべきだと考えます。谷海潮(こくかいちょう)は嘲風(チャオフォン)の味方になり、青葵(チンクイ)に彼の言い分を聞いてほしいと頼みます。胡荽(こすい)は流れ星を見て、清衡(せいこう)の懐に飛び込もうとしますが、清衡(せいこう)に流れ星は体に当たらないと教えてもらいます。紫芜(シュウ)は帝嵐絕(テイランゼツ)を抱きしめながら流れ星を見ますが、帝嵐絕(テイランゼツ)は苦しみます。紫芜(シュウ)は彼がトイレに行きたいと思って、おむつを当てようとします。帝嵐絕(テイランゼツ)は心の中で悲鳴を上げます。

この時、嘲風(チャオフォン)も青葵(チンクイ)を連れて流れ星を見に行きます。彼は青葵(チンクイ)が寒くないように傘をさし、自分の半身は傘の外に出して、青葵の名誉を傷つけないようにします。青葵は感動して、彼の側に近づきます。

嘲風(チャオフォン)は青葵にこの星の観測地の由来を話します。ここは元々夫諸族の領地でしたが、厲王に支配され、夫諸族は滅亡しました。夫諸族には容姿端麗な女性が一人だけ残っており、それが彼の母妃である雪傾心(シュエ・チンシン)です。雪傾心(シュエ・チンシン)は沉淵族に疎まれ、嘲風(チャオフォン)が1000歳の時に落微洞に幽閉されました。彼女の生活は乞食以下でした。彼はある冬の日、母妃に防寒着を届けに行きましたが、犬の穴に一晩中挟まってしまいました。彼は感動的に話し、青葵は同情します。

少し離れたところにいる谷海潮(こくかいちょう)は、素水(そすい)に嘲風の悲惨な話をします。素水(そすい)は驚きます。彼女の知る限り、嘲風が犬の穴に一晩中挟まった理由は、防寒着を届けに行ったからではなく、侍女をからかったからです。

少典有琴(ヨウチン)は夜曇(イエタン)の願いを叶えることができますが、夜曇(イエタン)の願いはあまりにも大げさなので、少典有琴(ヨウチン)は承諾しません。夜曇(イエタン)は自分がついていないと思い、少典有琴(ヨウチン)の本命は星なので、夜曇(イエタン)の願いを叶えるのは難しくないはずです。彼は危月燕という星を夜曇(イエタン)にプレゼントし、彼女が星のように輝いてほしいと願います。星を見た後、少典有琴(ヨウチン)は自分の服を夜曇(イエタン)に着せ、彼女を下へ連れて行きます。

嘲風は母妃の遺品を青葵にプレゼントし、烏玳(うたい)をいじめたいきさつを話します。彼が話し終わると、青葵は気を失ってしまいました。清衡(せいこう)は夜が涼しく、風が強いことに気づき、自分のマントを胡荽(こすい)にかけます。

殿内に戻ると、少典有琴(ヨウチン)は夜曇(イエタン)に温かいお茶を注ぎます。夜曇(イエタン)の心と体は温まりました。

青葵は心優しく、雪妃の境遇を知って、彼女を治療しに行こうと提案します。嘲風は理由をつけて少し時間を稼ぎ、谷海潮(こくかいちょう)に母妃に連絡して準備をしてもらうように頼みます。雪妃は息子が妃を迎えて平穏に暮らすことを決意したと思い、落微洞を荒れ果てたように飾り付け、自分もベッドに横になり、重病を演じます。間もなく、嘲風は青葵を連れて落微洞にやってきます。

息を呑むような美貌を持つこの女性が沉淵族の储妃であると知った雪妃は、嘲風が储位争いを諦めていないことを理解します。しかし、息子のために、雪妃はしぶしぶ彼と芝居を打ちます。青葵は本当に雪妃を治療したいと思っており、この頭痛は長く続いているものの、根治できないわけではないと述べています。

慢慢(まんまん)は夜曇(イエタン)が石に向かって笑っていることに気づき、嫌な予感がします。夜曇(イエタン)が少典有琴を好きになったのではないかと問い詰めると、夜曇(イエタン)は目をそらし、嘘をついて否定します。

帝嵐絕(テイランゼツ)はなんとか紫芜(シュウ)の手から逃れ、夜曇(イエタン)の天葩院に逃げ込み、彼女を連れて行こうとしますが、夜曇(イエタン)は彼と一生涯の兄弟でありたいだけだと知ります。天界の天象が突然異常をきたし、帝嵐絕(テイランゼツ)は帰墟に問題が発生したことに気づきます。夜曇(イエタン)の紅光宝睛にも異常が見られます。

第9話の感想

第9話は、星花双姫の物語が大きく動き出す回でした。嘲風と青葵の仲が深まり、少典有琴と夜曇(イエタン)の関係にも進展が見られました。また、帝嵐絕の正体も明らかになり、物語は新たな展開を迎えます。

特に印象的だったのは、嘲風と青葵のシーンです。嘲風は青葵に謝罪し、プレゼントを用意するなど、積極的にアプローチします。青葵も嘲風の気持ちを受け入れ、二人は距離を縮めていきます。

一方、少典有琴と夜曇(イエタン)の関係も進展しました。少典有琴は夜曇(イエタン)の願いを叶えるために星をプレゼントし、夜曇(イエタン)は少典有琴に感謝します。二人は互いに惹かれ合っていることが感じられ、今後の展開が楽しみです。

また、帝嵐絕の正体が明らかになったことも大きな驚きでした。彼は実は帰墟の王であり、夜曇(イエタン)の兄であることが判明します。この事実が物語にどのような影響を与えるのか、今後の展開が気になります。

つづく