繁城殺人事件 ~大明に蠢く闇~ 第3話 あらすじ/ネタバレ
曲三更(クワ·サンコウ)と冷無疾(レン・ウージー)の対照的な考え方
曲三更(クワ·サンコウ)は冷無疾(レン・ウージー)のもとで断案を学びながら、江湖の訪行打行に対して強い嫌悪感を抱き、厳罰を主張します。一方、冷無疾(レン・ウージー)は老練な姿勢で、彼らを違法者としながらも、彼らの存在意義を認め、特に快班の捜査においては重要な手がかりを提供してくれると教えます。そして、曲三更(クワ·サンコウ)がどうしても許せない場合は、密かに彼らの違法行為の証拠、特に経済的な不正所得を集め、機が熟したら一網打尽にするようアドバイスします。
王老先生(おうろうせんせい)の不可解な死
秀才?鳳可追(ホウ·カツイ)は、舅父である王老先生(おうろうせんせい)を無類斎の庭に葬り、哀悼の意を込めて梅の木を植えます。しかし、仵作の検死の結果、王老先生(おうろうせんせい)の死は不自然なものであり、後頭部に強い打撃を受け、口には無頭の雛鳥が詰め込まれていたことが判明します。
魏(ギ)知県の消極的な対応と高士聡(ガオ・シーチョン)の推測
魏(ギ)知県は、2つの事件の手口が似ていることから、同一犯によるものと疑いながらも、府台への報告だけで消極的な対応を取ります。無類斎に残された古文の謎を前に、曲三更(クワ·サンコウ)と鳳可追(ホウ·カツイ)は苦戦します。そんな中、高士聡(ガオ・シーチョン)は、犯人は王老先生(おうろうせんせい)と何らかの因縁があったか、冷無疾(レン・ウージー)が扱った冤罪事件への復讐の可能性があると推測します。この推測は憶測に過ぎませんが、曲三更(クワ·サンコウ)は新たな犠牲者が出ることを恐れます。
鳳可追(ホウ·カツイ)の捜査と宋辰(ソン・チェン)の謎
鳳可追(ホウ·カツイ)は、舅父の事件を解決するため、自ら捜査に乗り出します。一方、宋辰(ソン・チェン)は翠華楼で春杏(しゅん きょう)と過ごした後、会計がすでに支払われていることに気づきます。支払い主は薛(せつ)挙人の執事?張継祖(チョウ・コウソ)でした。張継祖(チョウ・コウソ)は翠華楼の裏にある庭に興味を示し、商人が購入したことを知っていても諦めず、庭に異変があったことを明かします。その後、張継祖(チョウ・コウソ)は謎の蓑衣の人物と密会し、誰かの失踪について自信を持って語る様子が怪しまれます。
曲三更(クワ·サンコウ)の捜査と易有靠(えきゆうこう)との取引
曲三更(クワ·サンコウ)は、冷無疾(レン・ウージー)が殺害された場所で手がかりを発見し、犯人を特定できずとも事件の概要を把握します。訪行打行に対抗するため、彼は彼らから集めた不正蓄財の証拠を巧みに利用し、易有靠(えきゆうこう)と取引をして、高士聡(ガオ・シーチョン)を快班に復帰させます。易有靠(えきゆうこう)はこれらの証拠を元に、訪行打行を脅し、曲三更(クワ·サンコウ)に助けを求めさせます。
曲三更(クワ·サンコウ)の策略と宋辰(ソン・チェン)の決断
曲三更(クワ·サンコウ)は、この機会を利用して、「五候府」と手を組み、易有靠(えきゆうこう)を通じて宋辰(ソン・チェン)に賄賂を贈り、両者の関係を強化しようとします。しかし、宋辰(ソン・チェン)は賄賂を受け取らず、逆に易有靠(えきゆうこう)を厳罰に処し、快班統領の職を解任します。曲三更(クワ·サンコウ)は諦めずに、翠華楼に新しく追加された臼を手がかりに売り主を追跡し、長髪の斗笠をかぶった謎の買い主を特定します。
曲三更(クワ·サンコウ)の告白と宋辰(ソン・チェン)の決断
確たる証拠を前に、曲三更(クワ·サンコウ)は宋辰(ソン・チェン)にすべての計画を告白し、訪行打行の解散を要求します。宋辰(ソン・チェン)は曲三更(クワ·サンコウ)の知略と勇気を認め、彼の要求を認め、自分の右腕になるよう誘います。
鳳可追(ホウ·カツイ)の調査と王老先生(おうろうせんせい)の真実
一方、鳳可追(ホウ·カツイ)は舅父の死因を明らかにするため、学堂を再開し、生徒たちに一人一人質問します。そして、ある生徒から王老先生(おうろうせんせい)がかつて戒尺で自罰していた厳しい指導方法を目の当たりにします。この教育方法は厳格ではありますが、貧しい学生に対する王老先生(おうろうせんせい)の深い愛情と期待を物語っています。鳳可追(ホウ·カツイ)は、曲三更(クワ·サンコウ)とこの件について話し、たとえ親しい人であっても、知らない一面があることを痛感します。
第3話感想
第3話は、曲三更(クワ·サンコウ)と冷無疾(レン・ウージー)の対照的な考え方や、王老先生(おうろうせんせい)の不可解な死、鳳可追(ホウ·カツイ)の捜査と宋辰(ソン・チェン)の謎など、見どころ満載のエピソードでした。特に、曲三更(クワ·サンコウ)と易有靠(えきゆうこう)の取引や、宋辰(ソン・チェン)の決断など、ハラハラドキドキする展開に目が離せませんでした。
また、王老先生(おうろうせんせい)の死の真相や、鳳可追(ホウ·カツイ)の舅父への思いなど、人間ドラマにも深く感動しました。特に、王老先生(おうろうせんせい)の厳格な教育方法には、貧しい学生に対する深い愛情と期待が感じられ、胸を打たれました。
つづく