繁城の殺人 ~大明に蠢く闇~ 第7話 あらすじ/ネタバレ
張継祖(チョウ・コウソ)は神秘の男と事件について話し合い、猿の妖怪が真犯人かもしれないと考える。しかし、男は猿の妖怪は単なる陽動作戦かもしれないと反論し、張継祖(チョウ・コウソ)はすでに危険な状態にあると警告する。犯人は暗闇に潜み、張継祖(チョウ・コウソ)の行動をすべて把握しているため、彼は不安を募らせる。
夏(ナツ)捕頭は猿の妖怪を連れて聶台衙門に戻り、宋辰(ソン・チェン)はすでに尋問を終えて供述書を用意していた。しかし、夏(ナツ)捕頭は自分に有利な供述を引き出すために別の方法を探すと宋辰(ソン・チェン)は予測する。宋辰(ソン・チェン)は猿の妖怪が盗んだ骨董品のリストを曲三更(クワ·サンコウ)に見せ、骨董品売りが猿の妖怪を罠にかけ、盗みを働かせたことを明らかにする。
翌日、程逸致が自宅の薬壺で溺死しているのが発見される。そばには薬の処方箋と薬が散らばっており、過剰摂取による自殺の可能性が疑われる。傍らには「斯人也而有斯疾也」という嘲讽の言葉が書き残されていた。曲三更(クワ·サンコウ)は冷無疾(レン・ウージー)の地下室に隠されていた薬の処方箋を提示し、薬剤師の鑑定によると、陸遠暴(ルー・ユエンバオ)には有害だが陳旺(チェン・ワン)には無害な薬が混ざっていたことが判明する。
過去を振り返ると、程逸致が陸遠暴(ルー・ユエンバオ)の治療をしている間に、陸直(ルー・ジー)は彼が窃盗癖があることに気づき、密かに記録していた。また、陸直(ルー・ジー)は小宝子(シャオ・バオズ)から喬狗児の死を聞き、その後、彼の頭蓋骨が無類斎に隠されていることを発見する。陸直(ルー・ジー)は冷無疾(レン・ウージー)に報告しようとしたが失敗し、陸忠(ルー・ジョン)に打ち明ける。
陸遠暴(ルー・ユエンバオ)は趙(ヂャオ)挙人と共同で鴻順織局を経営していたが、趙(ヂャオ)挙人は横領をしていた。陸遠暴(ルー・ユエンバオ)はそれを知っていたが、あえて黙認し、陸直(ルー・ジー)を鍛える機会として利用した。ある宴会の席で、陸遠暴(ルー・ユエンバオ)は鳩を捕まえることを条件に趙(ヂャオ)挙人を脅し、言うことを聞かせた。この任務を遂行したのは、張継祖(チョウ・コウソ)の前身である張貴(ジャン・グイ)だった。彼は鮑勝(バオ・ション)、趙亮(ジャオ・リャン)と共に陸家のトップの護衛を務めていた。張貴(ジャン・グイ)は怪我をした師匠の柳十七(リュウ・シーチー)を匿っていたが、そのことが陸直(ルー・ジー)に知られ、秘密にしていた。しかし、最終的に陸忠(ルー・ジョン)に知られてしまう。
権力闘争、家族の確執、江湖の抗争が複雑に絡み合い、事件は謎に包まれていく。
第7話の感想
第7話は、権力闘争、家族の確執、江湖の抗争が複雑に絡み合い、物語がさらに深みを増しました。
特に印象的だったのは、程逸致の死です。一見自殺のように見えますが、薬の処方箋と薬が散らばっていることから、他殺の可能性も否定できません。また、彼の死は陸家と冷無疾(レン・ウージー)との関係にも影響を与えそうです。
また、張継祖(チョウ・コウソ)と神秘の男の会話も興味深いものでした。神秘の男は、猿の妖怪は真犯人ではないかもしれないと主張し、張継祖(チョウ・コウソ)はすでに危険な状態にあると警告します。張継祖(チョウ・コウソ)が事件にどのように関わっているのか、気になるところです。
さらに、陸遠暴(ルー・ユエンバオ)と趙(ヂャオ)挙人の関係も明らかになりました。陸遠暴(ルー・ユエンバオ)は趙(ヂャオ)挙人の横領を知っていながら黙認していたことがわかり、彼の思惑が気になります。
第7話は、多くの謎を残したまま終わりました。今後の展開が楽しみです。
つづく