繁城の殺人 ~大明に蠢く闇~ 第8話 あらすじ/ネタバレ

陸忠(ルー・ジョン)の暗躍と夏(ナツ)捕頭の転落

陸忠(ルー・ジョン)は、柳十七(リュウ・シーチー)を匿う張貴(ジャン・グイ)を発見すると、鲍勝に柳十七(リュウ・シーチー)の監視を厳命する。そして、趙亮(ジャオ・リャン)が単独行動をしている隙をついて、彼を殺害する。張貴(ジャン・グイ)は、陸忠(ルー・ジョン)の企みを察知し、鮑勝(バオ・ション)を始末する。この一連の出来事は、陸直(ルー・ジー)によって冷ややかに観察され、心に刻まれる。

程逸致の殺害事件は、府台を震撼させた。夏(ナツ)捕頭は、事件を猿の仕業として片付けようとしたが、その企みは暴かれ、聶台大人によって捕快の地位を剥奪され、蠹県に送還されることになった。かつての同僚たちは、夏(ナツ)捕頭を恨み、武器を手に襲いかかるが、呂三(りょ さん)の必死の説得によって阻止される。曲三更(クワ·サンコウ)は、冷静な対応を呼びかけ、衝動的な行動を避けるべきだと提案する。そして、罰として課せられた杖刑を銀銭に換えることで、体面を保ちつつ争いを収めることを提案する。夏(ナツ)捕頭は、仕方なく承諾するが、自分がすでに曲三更(クワ·サンコウ)の策略に嵌められていたことに気づき、複雑な心境に陥る。宋辰(ソン・チェン)は、夏(ナツ)捕頭に自分と一緒に是非の地を離れることを提案し、呂三(りょ さん)に張継祖(チョウ・コウソ)の監視を密かに命じる。

謎が深まる事件と新たな手がかり

程逸致の死によって、事件の手がかりは途絶えてしまう。事件が陸家滅門事件に関連していることはわかっているが、陸家の財産と行方は依然として謎に包まれている。冷桂児(レン・グイアル)は、陸直(ルー・ジー)、張貴(ジャン・グイ)、尤二(ヨウ・アル)の3人がまだ蠹県に潜伏している可能性があると分析する。手がかりを得るため、彼女は情報を求める懸賞金をかけることを決意する。

鳳可追(ホウ·カツイ)は、無類齋で懸賞金を発表すると、大勢の民衆が押し寄せる。高士聡(ガオ・シーチョン)の父も懸賞金目当てに参加し、尤二(ヨウ・アル)が翡翠楼の主人?牛不厭(ニュー・ブヤン)に変装しているという重要な情報を提供する。張継祖(チョウ・コウソ)は、謎の人物と釣りをしながら密談を交わし、その後、翡翠楼を訪ねて牛不厭(ニュー・ブヤン)に会うが、彼はすでに姿を消していた。呂三(りょ さん)は、張継祖(チョウ・コウソ)の後を追う。

牛不厭(ニュー・ブヤン)と林四娘(リン・スーニャン)の会話から、20年前に発生した陸家火災によって利益を得ていたことが明らかになる。しかし、火災の背後にある真相は謎に包まれている。牛不厭(ニュー・ブヤン)は、林四娘(リン・スーニャン)に冷無疾(レン・ウージー)、王夫子(ワン・フーヅ)らの死が陸家と関係があり、彼らも次の標的になる可能性があると警告する。冷桂児(レン・グイアル)の懸賞金は、一般の民衆だけでなく、事件の真相を知る岳半仙(ユエ・バンシェン)も引き寄せ、彼は4人目の犯人に関する情報を提供し、多額の報酬を要求する。

呂三(りょ さん)は、張継祖(チョウ・コウソ)を追跡して薛(せつ)挙人の屋敷に到着し、牛不厭(ニュー・ブヤン)が屋敷に連れ込まれるのを目撃する。冷桂児(レン・グイアル)は、薛(せつ)挙人が陸直(ルー・ジー)であると推測する。翌日、牛不厭(ニュー・ブヤン)が外出中に黒ずくめの男に襲われるが、張継祖(チョウ・コウソ)と柳十七(リュウ・シーチー)が現れて彼を保護し、黒ずくめの男は負傷して逃走する。牛不厭(ニュー・ブヤン)は県衙に連れ戻され、襲撃犯の顔の特徴を曖昧にしか覚えていないが、斗笠と大きなひげがあったと証言する。宋辰(ソン・チェン)は、この男が冷無疾(レン・ウージー)事件で砥石を購入した男と同じ人物ではないかと推測する。牛不厭(ニュー・ブヤン)は、巧妙に話題をすり替え、珍しい食材について話し、魏(ギ)知県を興味津々にさせる。

県衙の門前に匿名の紙切れが置かれ、牛不厭(ニュー・ブヤン)が脱走する予定であることが示唆されるが、これは巧妙に仕組まれた罠である。宋辰(ソン・チェン)と曲三更(クワ·サンコウ)は、県衙内部に内通者がいるのではないかと疑う。牛不厭(ニュー・ブヤン)は薛府に戻り、過去の秘密が多く、慎重に対処する必要があることを示唆する。一方、岳半仙(ユエ・バンシェン)の謎かけ詩による人探しは街中に広まり、曲三更(クワ·サンコウ)たちは陸家生存者の出現を待ち構える。しかし、翠華楼では、美しい女性が喉を切られて殺害されるという血なまぐさい事件が発生し、事件はさらに謎を深めていく。

第8話の感想

第8話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。陸忠(ルー・ジョン)の暗躍により、趙亮(ジャオ・リャン)が殺害され、程逸致の死の真相も闇に葬られようとしています。夏(ナツ)捕頭は、事件の真相を暴こうとしたために地位を剥奪され、失意のどん底に突き落とされます。

一方、冷桂児(レン・グイアル)は、事件解決の糸口を求めて懸賞金をかけます。その結果、尤二(ヨウ・アル)が翡翠楼の主人?牛不厭(ニュー・ブヤン)に変装しているという情報が明らかになり、事件は新たな展開を迎えます。牛不厭(ニュー・ブヤン)と林四娘(リン・スーニャン)の会話から、20年前に発生した陸家火災の真相が少しずつ明らかになってきますが、依然として謎に包まれています。

第8話のラストでは、翠華楼で女性が殺害されるという衝撃的な事件が発生し、物語はさらなる謎へと深まっていきます。今後の展開が気になるところです。

つづく