寧安如夢~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第17話 あらすじ/ネタバレ

燕父と燕臨は、清白を証明するために薛国公と共に去らざるを得ませんでした。別れ際、二人は賓客に感謝の意を表し、燕臨は姜雪寧を見つめ、多くの未練を残しました。燕父は謝危(シエ・ウェイ)に送別の曲を奏でてもらい、琴の音色が響く中、燕臨は姜雪寧に剥いた松の実の袋を贈り、去っていきました。

燕(エン)家が調査を受けると、謝危(シエ・ウェイ)は密かに計画を立てます。実は燕父は、家族の印鑑を謝危(シエ・ウェイ)に託しており、燕(エン)家の未来を彼の手に委ねていました。姜雪寧は今後のことを尋ねると、謝危(シエ・ウェイ)は彼女に世事に巻き込まれないように、宮殿に戻ったら大人しくすることを勧めます。薛(シュエ)家は策略を練っていますが、自分たちもまた策略にはまっていることに気づいていません。

姜(ジャン)父は燕臨の冠礼の変故を嘆き、孟(モウ)氏は姜(ジャン)父が出席させなかったことを喜んでいます。朝廷の動きは予測不可能であり、姜(キョウ)家は中立を保つべきだと考えているからです。姜(ジャン)父は恐れていないと言っていますが、内心では燕(エン)家への情誼に申し訳なく思っています。孟(モウ)氏は姜(キョウ)家には頼れる名家がないことを指摘し、今後の混乱に備える必要があると忠告します。

燕(エン)家の捜索は失敗に終わり、聖上は激怒します。大臣が薛国公を弾劾したことを理由に圧力をかけ、証拠を早く見つけるように命じましたが、拷問は禁止しました。そのとき、謝危(シエ・ウェイ)が現れ、巧みに聖上の注意を燕(エン)家の印鑑に向けさせます。聖上は疑念を抱き、謝危(シエ・ウェイ)に牢獄を調べるように命じます。沈玠(シェン・ジェ)は太后に燕(エン)家のために情けをかけてくれるように懇願し、薛殊への嫌悪感を募らせます。

太后は秦貴妃が妊娠していることを聞いて殺意を抱きます。聖上には長い間子供がいないため、この子は必ず太子となり、秦貴妃と太后は長年不仲だったからです。薛殊は策略を献策し、陰謀を企てます。謝危(シエ・ウェイ)が牢獄に到着すると、周寅之(ジョウ・インズ)はすでに密かに計画を立てていました。謝危(シエ・ウェイ)は燕父に金蝉脱殻の計を提案し、軍営を聖上に献上して薛(シュエ)家を誘い出し、罪を犯させることを提案します。燕父は承諾し、自筆の手紙を書きます。

姜雪寧は燕(エン)家のことを心配していると、姚惜はそれを嘲笑します。姜雪寧は反論し、沈芷衣(シェン・ズーイー)は彼女を支持します。太后は皆を呼び寄せます。姜雪寧と姜雪慧は不吉な予感がして、互いに注意し合います。宴会の席で、秦貴妃は妃選びのことを話題に出しますが、太后はそれを避けて姜雪寧に花を摘むように命じます。姜雪寧は陰謀に気づき、薛殊を同行させます。薛殊は断ることができず、伴読を同行させるように要求します。沈芷衣(シェン・ズーイー)は太后に引き止められます。

姜雪寧は陰謀が秦貴妃をターゲットにしていることを察知し、腹痛を理由に席を離れます。姚惜はそれを利用して讒言します。しかし、道中でネズミが現れ、秦貴妃は驚き、薛殊は姚惜が貴妃を突き飛ばしたように見せかけて香囊を盗みます。秦貴妃は腹痛を起こし、姜雪慧は彼女を動かすのを止め、少しだけ医術を知っていると主張し、太医が来るまでは動かせないと主張します。秦貴妃の妊娠が聖上の耳に届くと、太后は激怒し、姜雪慧と姜雪寧を憎みます。

姜雪慧の行動は意外なものでしたが、姜雪寧はそれが沈玠(シェン・ジェ)の仕業であることを知っており、彼女に注意するように伝えます。姜雪寧は、秦貴妃が無事に出産し、男の子であれば、状況は一変し、燕(エン)家に一縷の望みがあると推測します。謝危(シエ・ウェイ)は燕(エン)家の安全を守るために印鑑を渡すことを決意します。聖上は謝危(シエ・ウェイ)を呼び、大赦について話し合います。謝危(シエ・ウェイ)はそれを機に燕(エン)家の印鑑を献上します。張遮(チョウ·シャ)はそれを半信半疑で受け取ります。

第17話の感想

第17話は、緊張感と衝撃が満載の展開でした。燕(エン)家への迫害、秦貴妃の妊娠、そして太后の陰謀など、物語は大きく動き始めました。

燕父の潔白を証明するために、燕父と燕臨は薛国公と共に去らざるを得ませんでした。二人の別れは切なく、特に燕臨が姜雪寧に贈った剥いた松の実の袋は、二人の絆の深さを物語っていました。

一方、燕(エン)家の捜索は失敗に終わり、聖上は激怒します。謝危(シエ・ウェイ)は巧みに聖上の注意を燕(エン)家の印鑑に向けさせ、燕父を救うための策を練ります。

秦貴妃の妊娠は、物語に大きな波紋を投げかけます。太后は秦貴妃を憎んでおり、陰謀を企てます。薛殊はそれに加担し、秦貴妃を陥れようとします。

姜雪寧と姜雪慧は、太后の陰謀に巻き込まれます。姜雪寧は機転を利かせて難を逃れますが、姜雪慧は秦貴妃を助けるために危険な行動に出ます。

つづく