寧安如夢 第20話 あらすじ/ネタバレ

謝危(シエ・ウェイ)入宮

謝危(シエ・ウェイ)が宮中に入った時、皇帝は幼い息子のために虎頭鞋を選んでいました。この光景は、かつて困窮していた謝危(シエ・ウェイ)が皇帝を励ますためにこの靴を贈ったことを思い出させます。しかし、皇帝はすでにそのことを忘れており、謝危(シエ・ウェイ)の結婚を心配していました。

通州での計画はすでに準備されており、大局を成すためには皇帝のいくつかの命令が必要です。

張遮(チョウ·シャ)の逮捕

計画通り、張遮(チョウ·シャ)は逮捕されました。彼の母親は涙ながらに見送り、街頭には公儀丞への懸賞金が掲示されました。黄潜は焦り、薛定非は金陵へ戻ろうとします。黄潜は京に残って公儀丞を救出し、馮明宇を支援することを誓います。馮明宇は火薬を持って通州の関所を攻撃しようとしています。

謝危(シエ・ウェイ)の決断

薛定非は急いで謝危(シエ・ウェイ)に知らせます。謝危(シエ・ウェイ)は馮明宇が並外れた人物であることを心配し、張遮(チョウ·シャ)が度均山人を装って破綻なく演じられるかどうかを懸念しています。大局のため、謝危(シエ・ウェイ)は危険を冒して度均山人の情報を張遮(チョウ·シャ)に漏らします。もし張遮(チョウ·シャ)がうまくいったとしても、京に戻った後、謝危(シエ・ウェイ)は刑部の追及を免れることはできません。

万策尽きた謝危(シエ・ウェイ)は、必要であれば馮明宇の手に掛かって張遮(チョウ·シャ)を殺し、通州での大局を保全することを決意します。呂顕(リュウ・シエン)はこれを聞いて驚愕します。馮明宇が火薬を持ち込むことは、多くの人々の命を断つことと同じであり、謝危(シエ・ウェイ)は薛国公を殺そうとさえ考えます。しかし、親子であることを思い出し、結局手は出しませんでした。

燕臨の流放

周寅之(ジョウ・インズ)から燕臨が今夜流刑になるという知らせを受け、姜雪寧は急いで面会の手配をします。燕臨は全身傷だらけで、姜雪寧は彼の璜州への道のりが過酷であることを心配します。燕臨は気丈に振る舞いますが、心の中では姜雪寧がなぜ自分の気持ちを拒絶したのか理解できません。

姜雪寧は夢の中で皇后と燕臨が争っている様子を見て、目が覚めると本当にそうなってしまい、幽閉されてしまいました。燕臨は冗談交じりに姜雪寧の好きな人が誰か尋ね、暗に張遮(チョウ·シャ)のことをほのめかします。姜雪寧は涙を流し、燕臨は早く嫁ぐようにと笑って勧めます。

姜雪寧は銀票を燕臨に渡し、気をつけるように言いますが、燕臨は拒否します。家族の基盤はまだ倒れていないので、絶望する必要はないと言います。別れ際に燕臨は必ず無事に帰ると約束し、姜雪寧は後姿を見送ります。

護送隊は大きく、姜雪寧は仕方なく身を隠します。夜、燕(エン)家父子は京を出発し、謝危(シエ・ウェイ)は琴の音色で送り出します。二人は感動し、必ず帰ると誓います。

獄乱

姜雪寧は立ち去る前に、脱獄の合図を聞きます。周寅之(ジョウ・インズ)は姜雪寧を空牢房に避難させます。獄中は混乱状態となり、張遮(チョウ·シャ)は姜雪寧を安全な場所に救い出し、衣服と髪型を変えます。危険な状況でしたが、姜雪寧は喜びを感じます。

薛国公が兵を率いて到着し、反乱者を殺害します。周寅之(ジョウ・インズ)は殺意を抱いています。張遮(チョウ·シャ)は現れて朝廷の陰謀を暴露し、自分は平南王の使者だと名乗ります。周寅之(ジョウ・インズ)は一か八か賭けに出ますが、最終的に薛国公に認められます。

張遮(チョウ·シャ)は黄潜に心を打ち明け、度均山人の正体を明かします。姜雪寧は静かに聞き、心の中で考えを巡らせます。謝危(シエ・ウェイ)と張遮(チョウ·シャ)は深い計画を立てており、黄潜は徐々にその網にかかってきます。謝危(シエ・ウェイ)は逆党の内部事情を知っており、張遮(チョウ·シャ)は疑問を持ちながらも多くを聞くことができず、逆に謝危(シエ・ウェイ)から注意を受けます。

獄乱が鎮圧された後、周寅之(ジョウ・インズ)は姜雪寧を探しますが、見つかりません。張遮(チョウ·シャ)の牢房で姜雪寧のマントを発見します。張遮(チョウ·シャ)は黄潜を連れて城門に向かい、黄潜は疑いを抱き、姜雪寧を人質にします。周寅之(ジョウ・インズ)は謝危(シエ・ウェイ)に報告し、謝危(シエ・ウェイ)は姜雪寧の行方を絶対に秘密にするように命じます。

感想

第20話は、緊張感と感動が入り混じった素晴らしいエピソードでした。

まず、謝危(シエ・ウェイ)の決断には胸を打たれました。彼は大局のために、危険を冒して張遮(チョウ·シャ)に度均山人の情報を漏らします。これは、彼の命を危険にさらす行為であり、彼の勇気と責任感に感銘を受けました。

また、燕臨と姜雪寧の別れも感動的でした。燕臨は気丈に振る舞いますが、心の中では姜雪寧を愛していることが伝わってきました。姜雪寧もまた、燕臨を愛していることがわかります。二人が離ればなれになってしまうのは、とても悲しいことです。

さらに、獄乱のシーンも迫力がありました。周寅之(ジョウ・インズ)の殺意と張遮(チョウ·シャ)の機転が、緊迫感のある場面を作り上げていました。そして、張遮(チョウ·シャ)が平南王の使者であることを明かしたことで、物語はさらなる展開を迎えることになりました。

つづく