寧安如夢~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ 第21話 あらすじ/ネタバレ

謝危(シエ・ウェイ)は周寅之(ジョウ・インズ)に、姜雪寧のことは誰にも話すなと警告する。もし話せば命はない。周寅之(ジョウ・インズ)は薛国公に疑われていることを打ち明け、姜雪寧を使って謝危(シエ・ウェイ)に今夜の処理を頼もうとする。謝危(シエ・ウェイ)は姜雪寧への誠意があれば承諾する。姜雪寧は危険な状態にあり、謝危(シエ・ウェイ)は通州へ向かう準備をする。

張遮(チョウ·シャ)と姜雪寧は黄に連れられ、三娘子の元へ行く。そこは平南王の逆党が集結している場所だった。張遮(チョウ·シャ)は度均山人だと名乗るが、三娘子は姜雪寧が女性であることに気づく。張遮(チョウ·シャ)は妹だと説明するが、疑いは晴れない。

姜(ジャン)父は姜雪寧が逆党に連れ去られたことを知り、心配する。謝危(シエ・ウェイ)は真実を伝え、姜雪寧の安全は自分が責任を持つと約束する。消息を隠すため、姜(ジャン)父は姜雪寧が寺で母親の祈願をしていると嘘をつくことにする。

姜雪寧と張遮(チョウ·シャ)は平南王の逆党のもとで一夜を過ごすことになる。張遮(チョウ·シャ)の言動は、姜雪寧に前世の記憶を呼び起こす。前世では、暗殺者に襲われた際、張遮(チョウ·シャ)は姜雪寧が飲んだ水ですら拒否したのに、今回は自然に飲んでいた。

三娘子は二人に別室を用意するが、疑いを晴らせず、外で盗み聞きをする。張遮(チョウ·シャ)と姜雪寧は手書きで会話し、張遮(チョウ·シャ)は姜雪寧を逃がす方法を考える。姜雪寧はどんな時でも張遮(チョウ·シャ)を信じると告げる。前世の因縁と曖昧な思いがよみがえり、張遮(チョウ·シャ)は喉を鳴らしながら部屋を出ようとするが、姜雪寧は疑われるからやめ、一人では怖いからと引き止める。

謝危(シエ・ウェイ)は皇帝に謁見し、燕(エン)家の印鑑を預けて通州に向かいたいと願い出る。薛国公は昨夜の出来事が策略だったと知り、不快感をあらわにする。皇帝は謝危(シエ・ウェイ)に全権を委任せず、まずは一人で向かい、数日後に薛国公が興武衛を率いて援軍に向かうように命じる。

翌朝、姜雪寧は張遮(チョウ·シャ)の肩に寄りかかり眠っている。馮明宇が張遮(チョウ·シャ)に会いたいとやってくる。度均山人の正体は誰も見たことがない。馮明宇が二人に危害を加えようとすると、姜雪寧は張遮(チョウ·シャ)の手を握り、馮明宇を罵倒する。しかし、馮明宇は張遮(チョウ·シャ)の正体がわからず、納得しない。そのとき、薛定非が現れる。姜雪寧は驚く。前世の薛定非も、平南王の指示で宮殿に戻ってきたのだろうか?薛定非は相変わらずの遊び人だが、彼も張遮(チョウ·シャ)の正体を認めたため、馮明宇は何も言えなくなる。

薛国公は興武衛を率いて通州に向かうよう命じられるが、謝危(シエ・ウェイ)を警戒する。謝危(シエ・ウェイ)は張遮(チョウ·シャ)たちの昨夜の宿に到着し、小宝が残した手がかりを見つけ、急いで通州へ向かう。薛定非は小宝と密かに情報を交換し、張遮(チョウ·シャ)は馬車に硝石を発見する。薛定非は馬車に乗り込むが、張遮(チョウ·シャ)に逆に脅される。薛定非は自分の任務を明かすも、張遮(チョウ·シャ)は鋭く、彼を謝危(シエ・ウェイ)の人間だと見抜く。薛定非は不満を漏らす。張遮(チョウ·シャ)は謝危(シエ・ウェイ)が逆党と深く関わっていると考えるが、姜雪寧は謝危(シエ・ウェイ)は善人だと信じる。張遮(チョウ·シャ)は「間違っていることは間違っている」と言い、姜雪寧をさらに傷つける。

謝危(シエ・ウェイ)は通州の軍営に到着するが、燕(エン)家の軍は彼を信用しない。燕父が残した手紙を見た後、ようやく謝危(シエ・ウェイ)の言葉が通じるようになる。

第21話の感想

まず、姜雪寧が逆党に連れ去られたシーンは非常にハラハラしました。張遮(チョウ·シャ)との会話や、三娘子たちの様子など、緊迫感が伝わってきました。また、姜(ジャン)父の心配する様子や、謝危(シエ・ウェイ)の決意も印象的でした。

前世の記憶が蘇るシーンは、切なさを感じました。特に、張遮(チョウ·シャ)が水を飲んだシーンは、二人の関係の変化を象徴しているように感じました。また、薛定非の登場も意外性があり、今後の展開が気になります。

謝危(シエ・ウェイ)と薛国公の対立も、見どころの一つでした。薛国公の警戒心や、謝危(シエ・ウェイ)の決意など、二人の駆け引きがスリリングでした。また、薛定非が謝危(シエ・ウェイ)の人間であることが明らかになったのも、今後の展開に影響を与えそうです。

通州の軍営でのシーンは、今後の展開への期待が高まりました。燕(エン)家の軍が謝危(シエ・ウェイ)を信用しない様子や、謝危(シエ・ウェイ)が燕父の手紙を見せるシーンは、今後の戦況を左右する重要な場面だったと思います。

つづく