寧安如夢 第22話 あらすじ/ネタバレ

薛定非は城内への侵入を主張するが、馮明宇は姜雪寧と張遮(チョウ·シャ)を分断する作戦を提案する。姜雪寧は納得できないが、従うしかない。姜雪寧は小宝と共に三娘子達と入城し、道中、張遮(チョウ·シャ)の情報を聞き出そうとする。姜雪寧は張遮(チョウ·シャ)との恋仲を理由に、任務に加えて駆け落ちをしたと説明する。薛定非と張遮(チョウ·シャ)は馮明宇と共に城内に入るが、馮明宇は通州を支配したいという野心を隠さない。馮明宇は道中、張遮(チョウ·シャ)を何度も試す。張遮(チョウ·シャ)は姜雪寧に何が起こったのか尋ねると、姜雪寧は駆け落ちだと答える。張遮(チョウ·シャ)は驚き、姜雪寧の口を塞いでしまう。姜雪寧は張遮(チョウ·シャ)の服を引っ張り、間違っていたと伝える。張遮(チョウ·シャ)は自分の名声ではなく、姜雪寧を心配していた。

姜雪寧の危機

姜雪寧の腹痛が始まり、三娘子は毒だと判断する。小宝は姜雪寧を謝大夫に連れて行くことを提案する。張遮(チョウ·シャ)は心配するが、小宝の意図を理解する。小宝は姜雪寧を乗せた馬車を真剣な表情で見送る。道中、小宝は馬車を止めて車夫を殺害し、姜雪寧に解毒剤を渡す。小宝は姜雪寧を救うためにこの策を講じたことを伝え、張遮(チョウ·シャ)も謝危(シエ・ウェイ)の計画の一員であることを告げる。

上清観

姜雪寧が救出された後、薛定非は馮明宇が夜明け前に姜雪寧を上清観に連れて行ったと報告する。刀琴は謝危(シエ・ウェイ)に、この機会に張遮(チョウ·シャ)を排除するよう促す。姜雪寧もそれを察し、謝危(シエ・ウェイ)が張遮(チョウ·シャ)を疑って逆党と関連があると考えるのではないかと心配する。姜雪寧は小宝が教えてくれた薬屋に向かい、謝危(シエ・ウェイ)が張遮(チョウ·シャ)を生きて通州から出さないことを確信する。

張遮(チョウ·シャ)は馮明宇と共に上清観に到着する。ここは馮明宇が仕掛けた爆薬の拠点だった。馮明宇は薛国公が兵を率いて到着し、依然として張遮(チョウ·シャ)の身元を疑っていると告げる。張遮(チョウ·シャ)は巧みな話術で馮明宇を疑わせることに成功し、三娘子や黄潜までもが馮明宇に疑念を抱くようになる。薛定非は状況を見て、張遮(チョウ·シャ)を連れて逃げ出す。姜雪寧は燕(エン)家軍の兵営に向かい、知らせを受けた謝危(シエ・ウェイ)はさらに心配し、再び薬を服用する。馮明宇と黄潜は、薛定非と張遮(チョウ·シャ)の姿が見えないことに気づく。その頃、興武衛が山上に向かってきた。

絶体絶命の危機

張遮(チョウ·シャ)は逃げようとするが、薛国公のもとに戻ることを主張する。薛燁は功績を立てることに必死で、張遮(チョウ·シャ)の制止を聞こうとしない。しかし、薛燁は待ち伏せに遭い、張遮(チョウ·シャ)の身元も明らかになってしまう。薛燁は張遮(チョウ·シャ)の忠告を無視して信号弾を発射し、薛定非は燕(エン)家軍に発見されてしまう。薛定非は姜雪寧に張遮(チョウ·シャ)の居場所を伝える。馮明宇は下山道を爆破し、薛国公と薛燁は中計に気づき、血路を切り開くしかない。謝危(シエ・ウェイ)は山上の混乱に気づくが、姜雪寧のために急いで山を登る。馮明宇は狂気に陥り、全員を山の上で爆死させようとする。黄潜と三娘子は命を守るために再び馮明宇に刃を向ける。張遮(チョウ·シャ)は薛国公に燕(エン)家軍を支援するよう懇願するが、薛国公は興武衛を連れて逃亡する。張遮(チョウ·シャ)と姜雪寧は孤立無援となるが、謝危(シエ・ウェイ)が兵を率いて駆けつける。謝危(シエ・ウェイ)は剣を抜き、姜雪寧は張遮(チョウ·シャ)を守るために謝危(シエ・ウェイ)の前に立つ。しかし、謝危(シエ・ウェイ)の剣は馮明宇を貫き、すべての逆党を殺すよう命じる。

第22話 感想

第22話は、緊張感とハラハラドキドキの展開が続く、見応えのある回でした。特に、姜雪寧の毒と小宝の救出劇、そして山の上での大乱闘は、手に汗握るシーンでした。

姜雪寧の毒は、彼女の命を危険にさらすだけでなく、張遮(チョウ·シャ)と謝危(シエ・ウェイ)の運命にも大きな影響を与えそうな展開です。小宝の機転と謝危(シエ・ウェイ)の計画がどう絡み合っていくのか、今後の展開が気になります。

山の上での大乱闘は、それぞれの思惑が交錯し、誰が敵で誰が味方なのか分かりづらい複雑な状況でした。薛国公の功名心や馮明宇の狂気、そして謝危(シエ・ウェイ)の葛藤が描かれており、人間ドラマとしても見応えがありました。

特に印象に残ったのは、姜雪寧が張遮(チョウ·シャ)を守るために謝危(シエ・ウェイ)の前に立ったシーンです。姜雪寧の強い意志と、謝危(シエ・ウェイ)と張遮(チョウ·シャ)に対する複雑な想いが伝わってくる、感動的なシーンでした。

つづく