寧安如夢 第29話 あらすじ/ネタバレ
雪宁の懇願と謝危(シエ・ウェイ)の決意
姜雪宁(キョウ·セツレイ)は沈芷衣(シェン・ズーイー)を救うため、謝危(シエ・ウェイ)に懇願する。しかし、和親はすでに決まっており、謝危(シエ・ウェイ)は沈芷衣(シェン・ズーイー)を助けることはできないと告げる。姜雪宁(キョウ·セツレイ)は唯一恩情を使って跪き、恩を返して互いに何も負わないようにしてほしいと訴える。謝危(シエ・ウェイ)は激怒し、二度とそんな言葉を言うなと姜雪宁(キョウ·セツレイ)を叱責する。そして、沈芷衣(シェン・ズーイー)は自分が守ると約束する。
沈玠(シェン・ジェ)の苦悩と太后の決意
聖旨が下され、沈玠(シェン・ジェ)は太后に助けを求める。しかし、太后は聖旨を覆すことはできないと答える。沈芷衣(シェン・ズーイー)は心を痛め、太后は皇帝と沈玠(シェン・ジェ)のためには何でもするのに、自分のためには何もしてくれないと失望する。沈芷衣(シェン・ズーイー)は心を閉ざして去り、沈玠(シェン・ジェ)は姜雪慧に何も借りを作らないためにはどうすればいいのか考える。
謝危(シエ・ウェイ)の計画と姜雪慧の決意
謝危(シエ・ウェイ)は和親を阻止することはできないが、途中で沈芷衣(シェン・ズーイー)が火事で亡くなったように見せかけることで、自分の計画を進めることができる。姜雪慧は孟(モウ)氏と口論した後、祠堂で跪き続ける。孟(モウ)氏は心配するが、何もできない。選妃の日がやってきて、姜雪慧は決意を固める。
選妃の儀と沈玠(シェン・ジェ)の選択
選妃の儀当日、姜雪慧は落ち着かない様子で、薛姝(シュエ・シュー)も様子を見に来る。沈玠(シェン・ジェ)は心を決めることができず、太后の言葉を思い出す。太后は妥協して、姜雪慧を側妃にすることを提案する。皇帝も、正妃と側妃はそれほど重要ではないと言い、もし姜雪慧を正妃に選んだら毒酒を賜るだろうと告げる。沈玠(シェン・ジェ)は姜雪慧を裏切り、側妃を表す月季の花を贈る。姜雪慧は驚き、その後は花を受け取って謝恩するしかない。沈玠(シェン・ジェ)は心を乱し、蘇妙を正妃に選ぶ。
姜雪宁(キョウ·セツレイ)の決意と沈芷衣(シェン・ズーイー)の覚悟
王府に嫁ぐことになった姜雪慧は、婉娘(ワン・ニャン)の灯を屋敷に持ち帰る。姜雪宁(キョウ·セツレイ)は、姜雪慧は婉娘(ワン・ニャン)とは全く違うと言う。彼女たちは田舎に住んでいた頃、追い出されたためにいつもいじめられていたが、婉娘(ワン・ニャン)は言い返していた。その頃、婉娘(ワン・ニャン)は姜雪宁(キョウ·セツレイ)が見た中で最も特別な女性だった。しかし、姜雪寧を見る目は、いつも別の人物を見ているかのようだった。後に姜雪宁(キョウ·セツレイ)は自分の身世を知り、彼女の喜怒哀楽を理解する。婉娘(ワン・ニャン)は亡くなる前に、姜雪宁(キョウ·セツレイ)に腕輪を姜雪慧に渡すように頼んだ。姜雪宁(キョウ·セツレイ)は最初はそうするつもりはなかったが、今は渡すことにした。側妃になったとしても、彼女たちのように身份を入れ替えた状況よりも辛いことがあるだろうか? 姜雪慧の状況は大きく異なるが、姜雪宁(キョウ·セツレイ)は沈芷衣(シェン・ズーイー)が挽回する方法があると信じている。
薛姝(シュエ・シュー)の策略と沈芷衣(シェン・ズーイー)の決意
沈芷衣(シェン・ズーイー)を護送する兵士が禁軍から興武衛に変わってしまった。これは薛姝(シュエ・シュー)の策略だった。謝危(シエ・ウェイ)は計画を変更せざるを得ない。薛姝(シュエ・シュー)は沈芷衣(シェン・ズーイー)の前に現れて冷やかす。沈芷衣(シェン・ズーイー)は我慢できずに薛姝(シュエ・シュー)を平手打ちする。薛姝(シュエ・シュー)は表情を変えず、姜雪宁(キョウ·セツレイ)が来たらすぐに報告するように部下に命じる。伴読たちは皆お別れに来たが、姜雪宁(キョウ·セツレイ)はまだ現れていない。しかし、沈芷衣(シェン・ズーイー)は姜雪宁(キョウ·セツレイ)が必ず来ると信じている。
姜雪宁(キョウ·セツレイ)はついに現れ、沈芷衣(シェン・ズーイー)に身分を変えて宮廷を去るように説得しようとする。しかし、沈芷衣(シェン・ズーイー)はそれを拒否する。彼女は一国の王女であり、もし彼女がいなくなれば戦いが勃発し、多くの人が苦しむことになる。姜雪宁(キョウ·セツレイ)は沈芷衣(シェン・ズーイー)がそんな決意をすると予想していなかった。沈芷衣(シェン・ズーイー)は死に行くことを承知の上で、燕臨が乾の鉄蹄で月を踏破した暁には、この故郷の土を持って迎えに来てくれると言った。姜雪宁(キョウ·セツレイ)は沈芷衣(シェン・ズーイー)に再び落桜妆を施し、二人は別れを惜しむ。これからは、沈芷衣(シェン・ズーイー)は姜雪宁(キョウ·セツレイ)を守ることができない。
薛姝(シュエ・シュー)の復讐
姜雪宁(キョウ·セツレイ)が来たことを知った薛姝(シュエ・シュー)は、すぐに部下を連れて会いに行く。しかし、姜雪宁(キョウ·セツレイ)は何もしなかったことに驚く。薛姝(シュエ・シュー)は姜雪宁(キョウ·セツレイ)を殴り、すべての恨みを晴らすと言う。
第29話の感想
まず、姜雪宁(キョウ·セツレイ)の謝危(シエ・ウェイ)への懇願シーンは、彼女の切実な思いが伝わってきて胸が痛みました。恩を返して互いに何も負わないようにしてほしいという彼女の言葉は、彼女が沈芷衣(シェン・ズーイー)を救うために、自分自身を犠牲にする覚悟を持っていることを示しています。
一方、沈玠(シェン・ジェ)の苦悩も見ていて辛かったです。彼は姜雪慧を愛しているものの、太后の言葉を無視して正妃に選ぶことはできませんでした。側妃という選択は、姜雪慧にとって屈辱的なものであり、沈玠(シェン・ジェ)の優柔不断さがもどかしく感じられました。
また、薛姝(シュエ・シュー)の策略によって、沈芷衣(シェン・ズーイー)の護送が興武衛に変わってしまったことも、今後の展開を不安にさせる要素です。薛姝(シュエ・シュー)は姜雪宁(キョウ·セツレイ)への復讐心を燃やしており、沈芷衣(シェン・ズーイー)の命が危険にさらされる可能性があります。
そして、沈芷衣(シェン・ズーイー)の決意には、彼女の強い意志を感じました。彼女は一国の王女として、自分の命よりも国の安寧を優先することを選びました。姜雪宁(キョウ·セツレイ)との別れは、とても切ないシーンでしたが、沈芷衣(シェン・ズーイー)の覚悟には感動させられました。
つづく