寧安如夢 第34話 あらすじ/ネタバレ

薛国公の告発

薛国公は皇帝に謁見し、謝危(シエ・ウェイ)が偽の勅命を出し、燕(エン)家と謀反を企てていると告発します。しかし、皇帝は事の重大さを理由に、薛国公に退下を命じます。

姜雪寧と沈芷衣(シェン・ズーイー)

姜雪寧は沈芷衣(シェン・ズーイー)の傷を癒し、辺境での経験が沈芷衣(シェン・ズーイー)に宮廷の外の世界を見せたと語ります。謝危(シエ・ウェイ)は薛定非が平南王に捕らわれていると推測し、姜雪寧はそれを沈芷衣(シェン・ズーイー)に伝えます。沈芷衣(シェン・ズーイー)は感謝しつつも、謝危(シエ・ウェイ)が姜雪寧に何か企みがあるのではないかと疑い、姜雪寧の真心と未来を心配します。

姜雪寧と謝危(シエ・ウェイ)の対峙

心穏やかでない姜雪寧は、謝危(シエ・ウェイ)の住居の外を徘徊し、沈芷衣(シェン・ズーイー)を救ったことに感謝し、自分がもうすぐ去ることを告げます。謝危(シエ・ウェイ)は強く反対し、姜雪寧の心の中の自分の位置を問い詰め、彼女の感情を避けている真実を暴きます。姜雪寧は謝危(シエ・ウェイ)の質問に答えられず、ついに謝危(シエ・ウェイ)に手首を握られ、庭に引きずり込まれ、自分の心に正直になるように要求されます。謝危(シエ・ウェイ)は鉄漿を例に、現実に向き合うようにと姜雪寧を励まします。感情が高ぶった謝危(シエ・ウェイ)は、姜雪寧に刀を渡して選択を迫りますが、姜雪寧は恐怖のあまり手を出すことができず、謝危(シエ・ウェイ)を狂人と呼びます。

平南王の企み

姜雪寧は平南王の手下によって昏倒させられ、目を覚ますと媚薬を盛られ、小宝が殺されるのを目の当たりにして心を痛めます。平南王は姜雪寧を利用して謝危(シエ・ウェイ)を屈服させようと企み、謝危(シエ・ウェイ)は姜雪寧を救うために単身平南王のもとを訪れます。鞭打ちの拷問を受けながらも、謝危(シエ・ウェイ)は屈しません。姜雪寧は駆けつけ、平南王に謝罪し、彼の要求に従うと偽ります。住居に戻った姜雪寧は謝危(シエ・ウェイ)の傷を癒し、2人は協力してまず平南王を排除し、京城的混乱を鎮めることを決意します。

薛定非と燕(エン)家の決意

薛定非について話し合う中で、姜雪寧は彼を哀れみ、小宝の死を知った謝危(シエ・ウェイ)は怒りに燃えます。謝危(シエ・ウェイ)は薛定非に復讐計画を提案し、協力を求めます。薛定非は死を恐れますが、自由も強く望んでいます。謝危(シエ・ウェイ)は燕(エン)家に手紙を送り、南下を促します。この行動は謀反とみなされますが、呂顕(リュウ・シエン)は姜雪寧が危機を解決できると信じています。燕父はついに決意し、謝危(シエ・ウェイ)の計画に従うことにします。京城に嵐が近づいています。

34話の感想

薛国公の告発により、謝危(シエ・ウェイ)と燕(エン)家は窮地に立たされます。姜雪寧と謝危(シエ・ウェイ)の対峙は、お互いの複雑な感情が露わになり、見応えがありました。姜雪寧が平南王の策略に巻き込まれるシーンはハラハラドキドキさせられ、謝危(シエ・ウェイ)の彼女を救う決意には胸を打たれました。

また、薛定非と燕(エン)家の決意も重要なポイントでした。薛定非は死を恐れながらも復讐に協力することを決意し、燕父は謝危(シエ・ウェイ)の計画に従うことにします。京城に迫る嵐の予兆を感じさせる終わり方は、今後の展開がますます楽しみです。

特に印象に残ったのは、謝危(シエ・ウェイ)と姜雪寧の対峙シーンです。謝危(シエ・ウェイ)が姜雪寧の心を理解しようとする姿や、姜雪寧が自分の感情に戸惑う姿がリアルに描かれていて、共感できました。また、謝危(シエ・ウェイ)が鉄漿を例に姜雪寧を励ますシーンは、心に響くものでした。

つづく