君子盟 第12話 あらすじ/ネタバレ

工地で真実を暴く

張屏(ちょうへい)は工地に潜入し、工人たちに直接話しかけます。彼は凤凰頭が実は銅に金メッキを施したものであり、宝石も本物ではないと断言し、偽物であると告発します。しかし、彼の言葉は誤解され、工人たちは官兵に報告し、張屏(ちょうへい)は太后への名誉毀損で告発されてしまいます。

張屏(ちょうへい)は工(こう)部将作大匠である王大匠(おうだいしょう)の前に連行され、大理寺の役人であることがバレてしまいます。さらに、禁地への侵入と噂を広めたことで嫌疑が深まります。王大匠(おうだいしょう)は張屏(ちょうへい)を厳しく叱責し、柴房に閉じ込め、公正な裁きを求めるために大理寺に報告します。

聖上との出会い

大理寺主簿が駆けつけ、張屏(ちょうへい)を救出します。主簿は、凤凰頭の件は太后的名誉に関わるため、発言には注意するよう忠告します。

家に帰る途中、張屏(ちょうへい)は祁朱(実は微服私訪中の聖上)に招かれ、皇家猟場を訪れます。聖上は烤羊肉でもてなし、国事や個人の志について語り合います。聖上は張屏(ちょうへい)に厚い期待を寄せ、探案の道を歩み続けるよう励まします。

凤凰頭失踪事件

街では凤凰頭の失踪事件が噂となり、太后が偽物を本物としていたという噂が広まり、張屏(ちょうへい)は再び世間の渦中に巻き込まれます。王大匠(おうだいしょう)は圧力に屈し、張屏(ちょうへい)を再び拘束し、私刑に処して噂を晴らそうとします。

蘭珏(らんかく)の登場

危機一髪のところで、蘭珏(らんかく)が現れ、張屏(ちょうへい)を救出します。太后は事件の徹底的な調査を命じ、蘭珏(らんかく)と張屏(ちょうへい)に2日以内に凤凰頭と犯人を見つけ出すように命じます。

真相を追う

蘭珏(らんかく)は張屏(ちょうへい)に厳しくも愛情を込めて、世渡り術を教えます。真実は重要だが、言動には注意が必要だと忠告します。2人は再び千秋儀(せんしゅうぎ)の工地に戻り、凤凰頭盗難事件の謎を徹底的に調べます。

王大匠(おうだいしょう)は、事件当夜、凤凰頭が忽然と消えたように見え、多くの謎が残されていると語ります。張屏(ちょうへい)は現場で焼かれた虫の死骸に気づき、犯人が火攻を使用したのではないかと推測します。蘭珏(らんかく)の協力のもと、彼らは工地の資材記録から4つの桐油漆がなくなっていることに気づきます。

孔明灯の謎

張屏(ちょうへい)は夜も眠れず、ひらめきます。彼は熱気上昇の原理を思い出し、犯人が足場と布を使って巨大な孔明灯を作り、夜と熱気を使って凤凰頭を現場から持ち去ったのではないかと推測します。彼はすぐに蘭珏(らんかく)に報告し、犯人が雲霄(うんしょう)山の方向に逃げた可能性があると推測します。

蘭珏(らんかく)はすぐに人手を集めて追跡に向かおうとします。

王硯(おうけん)の懸念

その頃、王硯(おうけん)が駆けつけ、蘭珏(らんかく)の危険な行動を心配します。この行動は彼のキャリアだけでなく、蘭家の長年の努力を水の泡にしてしまうのではないかと懸念します。しかし、蘭珏(らんかく)は揺るぎない信念を持ち、結果がどうであれ、真相を究明し、父の名誉を回復すると宣言します。

正義と信念

白と黒、文と武、張屏(ちょうへい)と蘭珏(らんかく)は手を携えて犯人を追跡し、凤凰頭失踪事件の謎を解き明かし、朝廷に清明な世界を取り戻そうと決意します。2日という期限は、彼らの能力を試すだけでなく、正義と信念を守るための試練でもあります。

第12話の感想

第12話は、緊迫感と謎解きが融合した見応えのあるエピソードでした。張屏(ちょうへい)が凤凰頭の真実を暴こうとする姿は勇ましく、蘭珏(らんかく)との協力関係も深まりました。しかし、事件はさらに複雑さを増し、真相は依然として謎に包まれています。

特に印象に残ったのは、張屏(ちょうへい)が王大匠(おうだいしょう)から私刑を受けそうになるシーンです。蘭珏(らんかく)の登場によって救出されましたが、張屏(ちょうへい)の命が危険にさらされた瞬間はハラハラしました。また、聖上との出会いは意外な展開でした。聖上が張屏(ちょうへい)に厚い期待を寄せていることが明らかになり、今後のストーリー展開が気になります。

つづく