君子盟 第13話 あらすじ/ネタバレ
張屏(ちょうへい)は、窃盗犯が孔明灯と南風の風向きを利用して、雲霄(うんしょう)山で犯行に使用した道具を回収しているのではないかと推測し、王硯(おうけん)に雲霄(うんしょう)山を捜索するよう指示します。その結果、後山で足場の跡が発見され、張屏(ちょうへい)の推測が正しかったことが証明されます。
一方、蘭珏(らんかく)は窃盗犯が千秋儀(せんしゅうぎ)の正確な計時機能を利用し、火折帽と歯車の巧妙な組み合わせによって、鳳凰(ほうおう)頭の運送と点火を自動化していたことを推理します。この過程で、鳳凰(ほうおう)頭は吊り上げられ、南風の力によって雲霄(うんしょう)山に落下し、その後、窃盗犯によって弩機で回収されたと考えられます。
さらに調査を進めると、このような複雑な計画を実行できるのは、千秋儀(せんしゅうぎ)の工事現場の職人であることが判明します。王大匠(おうだいしょう)は現場に残された木製の滑車の技術から、常魏だけがこの犯行を実行できる人物であると指摘します。
しかし、張屏(ちょうへい)と王硯(おうけん)が常魏の家を訪れると、そこには人影はなく、孔明灯を曳航した跡だけが密林の奥へと続いていました。追跡した先で、彼らは服毒自殺した常魏を発見します。その傍らには、母親の骨壺と燃え尽きなかった孔明灯が置かれていました。
常魏の遺言には、母親の病気を理由に犯行に誘われたこと、そして最終的には家族を失い、自身も命を落とすことになった悲惨な結末が記されていました。
この状況下、王硯(おうけん)は柳太傅(たいふ)に罪をなすりつけることで、太皇太后の怒りを鎮め、蘭珏(らんかく)の命を救うことを提案します。しかし、蘭珏(らんかく)と張屏(ちょうへい)は、無実の人間に罪を着せることに反対し、真相を究明することを主張します。
しかし、太皇太后の怒りは収まらず、二人は刑獄に投獄され、蘭珏(らんかく)は斬首刑を宣告されます。
クライマックス
その時、皇帝が「失われた」鳳凰(ほうおう)頭を持って現れ、これが誤解であったことを明らかにします。鳳凰(ほうおう)頭は盗まれたのではなく、自力で飛び去ったのです。皇帝は天の瑞兆としてこの危機を回避し、柳太傅(たいふ)の冤罪を晴らし、黒幕を処罰することを約束します。
このことで張屏(ちょうへい)と蘭珏(らんかく)は解放されますが、事件の背後にある謎はまだ解明されていません。
新たな謎
王硯(おうけん)の新たな発見は、摩羅(摩ラまら)村と蘭珏(らんかく)の父親の旧事件、常魏と玄機(げんき)との手紙のやり取り、そしてそれらが摩羅(摩ラまら)村の血塗られた事件との関連性を示唆しており、事件はさらに複雑化します。
しかし、蘭珏(らんかく)と張屏(ちょうへい)が真相を確認しようとした矢先、玄機(げんき)は亡くなり、残された唯一の手がかりは普通の動悸の薬であることが判明し、事件は再び行き詰まってしまいます。
決意
数々の困難と挫折に直面した蘭珏(らんかく)は、胃病が悪化したにもかかわらず、どんなに困難な道であっても、真相を究明することを決意します。彼は、それが父親の遺志を継ぐことであると同時に、正義と真実を追求することであることを深く理解しています。
そして、彼の親友でありパートナーである張屏(ちょうへい)も、揺るぎない決意で蘭珏(らんかく)の側に立ち、共にこの謎を解き明かし、世間に真実を明らかにすることを誓います。
第13話:衝撃と謎の連続
第13話は、衝撃の展開と新たな謎が次々と登場し、視聴者を釘付けにした回でした。
まずは、常魏の悲劇的な結末に心が痛みました。彼は母親の病気を治すため、やむを得ず盗みに手を染めたものの、最終的には家族を失い、自身も命を落とすことになりました。彼の無念さは計り知れません。
また、柳太傅(たいふ)への濡れ衣を着せようとする王硯(おうけん)の提案は、彼の冷酷さを改めて感じさせました。しかし、蘭珏(らんかく)と張屏(ちょうへい)が真実を追求する姿には、正義への強い意志が感じられ、感動を覚えました。
そして、皇帝の登場によって事件は大きく動き始めます。鳳凰(ほうおう)頭が盗まれたのではなく、自力で飛び去ったという事実が明らかになり、柳太傅(たいふ)の冤罪も晴れることとなりました。しかし、事件の背後にはまだ多くの謎が残されており、今後の展開が気になります。
特に気になるのが、摩羅(摩ラまら)村と蘭珏(らんかく)の父親の旧事件、常魏と玄機(げんき)との手紙のやり取り、そしてそれらが摩羅(摩ラまら)村の血塗られた事件との関連性です。これらの謎が明らかになることで、事件の真相に迫っていくのでしょう。
蘭珏(らんかく)と張屏(ちょうへい)は、胃病や様々な困難に直面しながらも、真相を究明する強い決意を表明しました。彼らの活躍に期待が高まります。
つづく