君子盟 第2話 あらすじ/ネタバレ

蘭珏(らんかく)の危機

蘭珏(らんかく)は手紙を読み終えると、謝好(しゃこう)の死が自分に降りかかっている災難であることにすぐに気づきます。舞台の上で繰り広げられるすべての出来事は、入念に計画された罠なのです。黒幕は珠の入った密信を奪っただけでなく、その内容も熟知しており、蘭珏(らんかく)を直接狙っています。

この状況を踏まえ、蘭珏(らんかく)は張屏(ちょうへい)が多くのことを知っていると感じ、部下に彼を始末するよう密命を下します。

郭允(かくいん)の帰還と命案

ちょうどそのとき、礼(れい)部侍郎(じろう)の郭允(かくいん)が京に戻り、伴月楼で蘭珏(らんかく)の誕生日を祝うためにやってきます。しかし、そこで殺人事件が発生し、同僚たちは騒然となります。蘭珏(らんかく)はすぐに謝罪し、礼部尚書(しょうしょ)のキョウ頌明(きょうしょうめい)や他の役人たちと一緒に舞台を見に行きます。

間もなく、刑(けい)部侍郎の王硯(おうけん)も部下を率いて到着します。蘭珏(らんかく)と王硯(おうけん)は以前から親交があったため、蘭珏(らんかく)は自分の置かれた危険な状況を王硯(おうけん)に打ち明け、真相を隠蔽するために密かに協力してくれるよう懇願します。

張屏(ちょうへい)の登場と推理

王硯(おうけん)はすぐに動き、役人たちに屋敷に戻るように指示を出しますが、思いがけない邪魔が入ります。皇太后の朔陽李氏が聴きに来たのです。皇太后は、場にいた役人全員が事件を報告できるよう、勅旨を下します。

その頃、張屏(ちょうへい)は事件の調査のため舞台裏で動いており、不審な行動をとっていたため捕らえられてしまいます。張屏(ちょうへい)は自分が学者であることを名乗り、堂々と自分の推理を披露します。謝好(しゃこう)は最初に絞殺され、その後焼かれたこと。彼女の梳妝間の梨花油がすり替えられており、犯人が使った可能性があること。そして、燃え尽きたろうそくの底に珠の穴が残っていること。これらは事件と密接に関連している疑いがあります。

郭允(かくいん)の疑惑と蘭珏(らんかく)の提案

郭允(かくいん)は、張屏(ちょうへい)がどのようにして珠の穴に珠が隠されていることを知ったのか疑問に思います。蘭珏(らんかく)は、張屏(ちょうへい)が珠を盗んだことを暴露されるのを防ぐため、張屏(ちょうへい)に事件の調査に参加することを提案します。皇太后は蘭珏(らんかく)の提案を受け入れ、張屏(ちょうへい)に単独で調査を任せて、事件の真相が明らかになったら報告するように命じます。他の役人たちは結果を待つしかありません。

張屏(ちょうへい)と蘭珏(らんかく)の動き

張屏(ちょうへい)は命令を受け、友人の陳籌(ちんちゅう)の協力を得て、蘭珏(らんかく)が珠を盗んだ背後にある秘密を暴こうとします。一方、蘭珏(らんかく)は郭允(かくいん)が自分を陥れようとしているのではないかと疑い、真犯人を見つけ出し、密信を取り戻して、すべてを隠蔽しようと決意します。彼は王硯(おうけん)に、張屏(ちょうへい)を厳重に監視し、彼の捜査を阻止する必要があると密告します。王硯(おうけん)は命令を受け、張屏(ちょうへい)の邪魔をしながら、蘭珏(らんかく)と一緒に舞台を調べます。二人は、梁の構造に異常があることに気づき、傀儡師を追跡します。犯人は梁を使って殺人を犯し、その後、傀儡師を使って後始末をしたのではないかと推測します。

犯人の手がかり

劇団の座長は、梁の梯子は内部の人間しか知らない秘技だと明かします。王硯(おうけん)は、犯人は劇団の中にいるに違いないと推測します。張屏(ちょうへい)は油の瓶を見たいとしますが、王硯(おうけん)に邪魔されます。王硯(おうけん)が邪魔をするのは、珠の窃盗と殺人事件に関係があるのではないかと疑います。張屏(ちょうへい)が太后に謁見するのを阻止するため、王硯(おうけん)は最終的に折れ、彼に捜査を続けることを許可します。

油脂の謎

張屏(ちょうへい)と陳籌(ちんちゅう)は舞台裏をくまなく探しますが、手がかりは見つかりません。しかし、張屏(ちょうへい)はひらめきます。犯人は油を舞姫たちの油の瓶に薄めて分散させたのではないかと推測します。彼は乳酪を使って分離する方法を用いて、助燃剤である松脂油を抽出することに成功します。

一方、蘭珏(らんかく)は含煙(がんえん)の部屋で高価な琵琶を見つけ、問い詰めます。含煙(がんえん)は郭允(かくいん)との間に情が芽生えたことは認めますが、密信を持っていることは頑なに否定します。

真相に迫る

張屏(ちょうへい)は実験の結果、犯人が火珠を使って熱を集め、謝好(しゃこう)の髪に引火させたことを突き止めます。その頃、外から密書を携えた乞食がやってきて、敵に通じる密書の存在を告げます。金吾衛はすでに風聞を聞きつけており、太后ももうすぐこのことを知るでしょう。蘭珏(らんかく)は再び含煙(がんえん)を訪ね、命を盾に彼女を屈服させようとします。

一方、張屏(ちょうへい)は油脂の痕跡を頼りに、劇団の琵琶師を追跡し、含煙(がんえん)を特定します。彼は急いで太后のもとに駆けつけ、含煙(がんえん)の取り調べを要請します。太后はそれを認め、蘭珏(らんかく)にも傍聴を命じます。密書と殺人事件をめぐる真実が、まもなく明らかになろうとしています。

君子盟 第2話の感想

第2話は、蘭珏(らんかく)と張屏(ちょうへい)の対立が本格的に始まった回でした。蘭珏(らんかく)は張屏(ちょうへい)が自分の秘密を知っていることを知り、彼を始末しようとします。しかし、張屏(ちょうへい)は機転を利かせて危機を脱し、事件の真相を追い求めていきます。

蘭珏(らんかく)は、頭が切れ、冷酷な一面を持つ人物です。彼は自分の目的のためには手段を選ばず、張屏(ちょうへい)を陥れようとする様子は、彼の冷酷さを如実に表しています。しかし、その一方で、彼は正義感も持ち合わせており、真犯人を捕まえようとする姿も描かれています。

張屏(ちょうへい)は、正義感が強く、頭脳明晰な人物です。彼は蘭珏(らんかく)の策略に巻き込まれながらも、冷静に推理を続け、事件の真相に迫っていきます。彼の正義感は、蘭珏(らんかく)の冷酷さとは対照的なものであり、視聴者に強い印象を与えます。

第2話では、郭允(かくいん)と含煙(がんえん)という新たなキャラクターも登場しました。郭允(かくいん)は、蘭珏(らんかく)の友人であり、事件の真相を解き明かす重要な人物です。含煙(がんえん)は、蘭珏(らんかく)と関係を持つ謎の多い女性であり、事件の鍵を握っている可能性があります。

つづく