君子盟 第27話 あらすじ/ネタバレ

張屏(ちょうへい)が捕らえられた後、辜青章はすべて計画通りに進んでいると述べ、自分のものを取り戻し、その後は皇位を譲位して、有能な者が天下を競い合うようにしたいと語ります。しかし、蘭珏(らんかく)はそれが朝野を混乱に陥れると懸念しますが、辜青章は意に介しません。

柳太傅(たいふ)は大臣たちを宮殿に召集し、帝系玉牒を取り寄せます。20年前、彼は皇子玉牒が完成するのを目の当たりにしていましたが、現在の帝系玉牒は空白でした。彼は辜青章の言葉が真実であると確信します。宮殿に号角が鳴り響き、柳太傅(たいふ)は太后が容体が悪化し急死したと発表します。彼は大臣たちに太后的葬儀の準備を命じ、千秋儀(せんしゅうぎ)と太后的葬儀を同時に行うことを提案し、太后的功績を称えます。

その後、柳太傅(たいふ)は蘭珏(らんかく)を呼び止め、真の龍が太后的葬儀で即位することになり、儀式の手配はすべて蘭珏(らんかく)に一任すると告げます。蘭珏(らんかく)は、辜青章が柳太傅(たいふ)を利用して太后的葬儀で即位した後、皇位を譲位して天下の有能な者たちに競争させようとしていることに気づきます。この時、藩王たちは千秋儀(せんしゅうぎ)に参加するために京に集結しており、朝廷の軍隊は南方の戦いで膠着状態に陥っているため、京の守備は手薄です。藩王たちが皇位を巡って争い始めれば、天下の人々が塗炭の苦しみを味わうことになります。

蘭珏(らんかく)は考えをめぐらせ、曹将軍に密かに会い、すべての真相を打ち明けます。曹将軍は蘭珏(らんかく)の言葉と張屏(ちょうへい)の言葉が一致していることを確認し、張屏(ちょうへい)が隠している秘密があることを指摘します。彼は張屏(ちょうへい)を連れてきてさらに尋問し、張屏(ちょうへい)は辜青章が今日太后を殺害したことが異常であると推測します。彼は辜青章が伴月楼で太后を連れ去った後、すり替えたのではないかと考えます。宮殿で焼死した太后は偽物であり、今日刺殺されたのも偽物であるため、本当の太后は生きているはずです。

曹将軍は応熹公公に死んだ太後の遺体を調べて真偽を確認させようとしますが、応熹公公は遺体に近づくことができません。蘭珏(らんかく)は、辜青章は太後の行方を隠すだけでなく、太後に昭德殿で起こったすべてを見せたいと考えているため、千秋儀(せんしゅうぎ)が最適な場所だと推測します。しかし、千秋儀(せんしゅうぎ)はすでに封鎖されており、地下には修復用の通路があります。この通路は老朽化している可能性があり、一部は崩落しているかもしれません。情報が漏れるのを防ぐため、張屏(ちょうへい)は熊将軍を連れて通路を探す決意をします。

張屏(ちょうへい)は熊将軍を連れて皇宮の主水路の入り口に入りますが、そこには陳籌(ちんちゅう)も現れます。彼は蘭珏(らんかく)から張屏(ちょうへい)に物資を届けるように頼まれ、張屏(ちょうへい)の安全を心配して護衛することにしました。

蘭珏(らんかく)は太后的葬儀を取り仕切っていますが、張屏(ちょうへい)の安否を心配しています。張屏(ちょうへい)は陳籌(ちんちゅう)と熊将軍を連れて地下通路で手がかりを見つけますが、すぐに包囲されて連れ去られてしまいます。彼らは辜青章の前に連れて行かれ、辜青章は張屏(ちょうへい)が常に自分に逆らっていると非難します。張屏(ちょうへい)は熊将軍に突破して蘭珏(らんかく)に知らせようと考えますが、熊将軍に刺されてしまいます。張屏(ちょうへい)は自分のしてきたことに後悔はなく、この世は危険な場所ではあるものの、母のように優しい人もいると語ります。辜青章は陳籌(ちんちゅう)の命を助け、張屏(ちょうへい)の遺体を埋葬するよう命じます。

太后的葬儀の最後、柳太傅(たいふ)は太后的実の息子を迎え、太后を見送ることを提案します。この時、辜青章が現れ、柳太傅(たいふ)は大臣たちに辜青章こそ先帝が封じた太子であると告げます。大臣たちは一様に信じようとせず、子時が訪れ、鐘の音が響き渡ります。その直後、門の外から悲痛な叫び声が聞こえてきます。

君子盟 第27話の感想

第27話は緊迫感と衝撃が満載の回でした。張屏(ちょうへい)の逮捕から始まり、辜青章の真の目的が明らかになるにつれて、緊張感が高まっていきました。

辜青章の計画は、大胆かつ冷酷です。彼は柳太傅(たいふ)を利用して即位し、その後は皇位を譲位して天下を混乱に陥れようとしています。蘭珏(らんかく)は辜青章の真意を理解し、阻止しようとしますが、状況は悪化する一方です。

張屏(ちょうへい)は辜青章の計画を阻止するために奔走しますが、ついに熊将軍に裏切られ、命を落としてしまいます。彼の死は、この物語の大きな転換点となるでしょう。

太后的葬儀の最後には、衝撃的な展開が待っています。辜青章が先帝の太子であることが明らかになり、物語はさらに複雑な方向へと進んでいきます。

つづく