君子盟 第7話 あらすじ/ネタバレ
張屏(ちょうへい) は、屋敷を去ろうとする キョウ毓貞(きょういくてい) を引き止め、誰が共謀して 楚啓児(そけいじ) を殺したのかと問い詰める。キョウ毓貞(きょういくてい)は、故意に殺したのではなく、楚啓児(そけいじ)が度を越した行為をしたためだと告白する。かつて、二人は入画の資格を争い、楚啓児(そけいじ)はキョウ毓貞(きょういくてい)を辞退させるため、彼女を辱めた。貞操を奪われたキョウ毓貞(きょういくてい)は毎日涙に暮れ、楚啓児(そけいじ)はさらにこのことで彼女の評判を落とそうとし、キョウ毓貞(きょういくてい)を屈服させて伴奏させようとした。絶望の中、キョウ毓貞(きょういくてい)は黒衣の男に出会い、復讐を手伝う代わりに、試合当日に胭脂盒を暗渠(あんきょ)に投げて合図をするように言われた。
張屏(ちょうへい)は、キョウ毓貞(きょういくてい)に自首するよう説得しようとするが、そこに 蘭珏(らんかく) が現れ、楚啓児(そけいじ)が先に悪行を働いたため、自業自得だと考える。また、キョウ頌明(きょうしょうめい)尚書の評判を気遣い、晩年に恥をかかせたくないという思いもあった。張屏(ちょうへい)は蘭珏(らんかく)の動機を疑い、罪人を庇うのは役人の道に反すると責める。蘭珏(らんかく)は何も言わず、夜に龔府を訪れ、胭脂盒を差し出し、キョウ毓貞(きょういくてい)の保護を強化することを約束する。実際には、キョウ頌明(きょうしょうめい)に礼部尚書(しょうしょ)の地位を支持してもらうためだった。
キョウ頌明(きょうしょうめい)は蘭珏(らんかく)の思惑を見抜き、罪を隠蔽するのは君子らしくないと告げる。孫娘を守れなかったことを自責し、蘭珏(らんかく)の提案を受け入れず、罪を共にする覚悟を見せる。そして、獄中で忠義を貫いた蘭珏(らんかく)の父のことを語り、友との約束を守れなかったことを悔やみ、今後は自分で道を切り開いていくように諭す。
手紙を受け取った後、キョウ毓貞(きょういくてい)は姿を消す。蘭珏(らんかく)は急いで 王硯(おうけん) に助けを求め、張屏(ちょうへい)も刑(けい)部を訪れ、孫神医が楚啓児(そけいじ)と似た状況で殺害されたことを報告し、蘭珏(らんかく)が捜査を誤導したと責める。蘭珏(らんかく)は謝罪し、事件の解決を急ぎ、毒の源を突き止めることにする。彼らは、犯人が印泥を使って毒を盛っており、『辨症集』の印章を通じて広めていることを発見する。張屏(ちょうへい)は、楚啓児(そけいじ)が持っていた蓮の花の中に「因吉天」という手がかりを見つける。
張屏(ちょうへい)と蘭珏(らんかく)はさらに調べを進め、「因吉天」が古代の六聖賢伝説に関連していることを発見し、犯人がこの順番で殺人を犯しているのではないかと推測する。医聖と舞聖がすでに殺害されており、知恵の聖人が疑わしい。蘭珏(らんかく)は、無名閣の封(ほう)家四賢がこの人物である可能性があると推測し、急いで無名閣に向かうが、四人はすでに毒殺されていた。事件はますます謎が深まり、犯人の姿は見え隠れする。六聖賢にまつわる連続殺人が静かに始まっていた。
君子盟 第7話 感想
第7話は、衝撃的な展開が続く回でした。キョウ毓貞(きょういくてい)の過去が明らかになり、楚啓児(そけいじ)の非道な行為に同情を禁じえません。一方、蘭珏(らんかく)は罪を隠蔽しようとする姿勢を見せ、張屏(ちょうへい)との対立が深まります。キョウ頌明(きょうしょうめい)の潔い態度には感銘を受けましたが、孫神医の死など、事件はますます複雑になっていきます。
- キョウ毓貞(きょういくてい)の過去と復讐: キョウ毓貞(きょういくてい)が楚啓児(そけいじ)にひどい仕打ちを受け、復讐を決意したことが明らかになりました。彼女の苦悩と葛藤が描かれ、同情を誘います。
- 蘭珏(らんかく)の葛藤: 蘭珏(らんかく)は、キョウ毓貞(きょういくてい)を庇うために罪を隠蔽しようとする姿勢を見せます。正義感の強い張屏(ちょうへい)との対立が深まり、蘭珏(らんかく)の真意が気になります。
- 事件の複雑化: 孫神医の死など、事件はますます複雑になっていきます。六聖賢伝説に関連する謎も浮上し、今後の展開が楽しみです。