尚食~美味なる恋は紫禁城で~ 第14話 あらすじ/ネタバレ

永楽二十二年八月、朱高熾(しゅこうち)は帝位に就き、朱瞻基(しゅせんき)は太子に、予安は太子妃(ひしのかみ)に昇格した。太子妃(ひしのかみ)の体調が優れないため、尚食局は姚子衿(ようしきん)に滋養強壮の料理を作るよう命じる。姚子衿(ようしきん)は蓮の花粥と桂花芋乳を作り、太子妃(ひしのかみ)のもとへ届ける。

予安は料理を賞賛し、姚子衿(ようしきん)の腕前と気遣いを褒め、太子にも同じものを用意するよう命じる。その時、胡司膳と荘妃の侍女が現れ、姚子衿(ようしきん)が荘妃を宮外へ逃がし、皇后の証である鳳佩を贈ったと告発する。鳳佩は先帝の遺物であり、予安は姚子衿(ようしきん)の正体を疑い、問い詰める。

一方、朝廷では朱高熾(しゅこうち)が減税令を公布し、朱瞻基(しゅせんき)は南京遷都に反対する。朱瞻基(しゅせんき)は遷都は国を不安定にし、辺境の脅威にも対応できないと主張する。父子の意見は対立し、朱高熾(しゅこうち)は朱瞻基(しゅせんき)を叱責する。

その頃、朱瞻基(しゅせんき)は北安門からの急報を受け、玉佩を見て太子妃(ひしのかみ)のもとへ急ぐ。姚子衿(ようしきん)は先帝が自分を太子妃(ひしのかみ)に指名していたことを認め、様々な理由で実現しなかったと語る。胡司膳は姚子衿(ようしきん)を陥れようと企むが、朱瞻基(しゅせんき)が駆けつけて姚子衿(ようしきん)を救う。

姚子衿(ようしきん)は目を覚まし、朱瞻基(しゅせんき)に自分が太孫妃候補だったこと、様々な事情で叶わなかったこと、母親が自分の名声を守るために自殺したこと、養母が病に伏しており、自分が幸せになることを願っていることを打ち明ける。朱瞻基(しゅせんき)は姚子衿(ようしきん)の話を聞き、彼女を守ることを誓う。

胡尚食は姚子衿(ようしきん)の訴えにより罪を免れるが、予安に姚子衿(ようしきん)を警戒するよう警告する。先帝の遺訓により東宮は厳重に監視されており、朱高熾(しゅこうち)は即位後に旧記録を調べ、游一帆(ゆういつはん)は機転を利かせて危機を脱し、錦衣衛(きんいえい)の統領に昇進する。

姚子衿(ようしきん)は鳳佩を受け取らず、心が晴れないため、胡司膳によって降格させられる。殷紫萍(いんしへい)が心配する中、孟紫ウン(もうしうん)が戻り、姚子衿(ようしきん)の尚食局残留を強く主張する。尚食局は双尚食となり、殷紫萍(いんしへい)は喜びを隠せない。

王司膳は胡司膳が井大人と結託し、食材の質を落としていることに気づくが、忠告は聞き入れられない。朱瞻基(しゅせんき)は姚子衿(ようしきん)を妃に迎えようとするが、姚子衿(ようしきん)は拒否し、出家するか死ぬとまで言い切る。朱瞻基(しゅせんき)は仕方なく姚子衿(ようしきん)を解放し、心のわだかまりを解く方法を尋ねるが、姚子衿(ようしきん)は答えない。

太子宮を出た姚子衿(ようしきん)は游一帆(ゆういつはん)と出会う。游一帆(ゆういつはん)は姚子衿(ようしきん)の意図を理解し、太子との距離を置くのは賢明ではないと忠告し、協力関係を提案するが、姚子衿(ようしきん)は拒否する。姚子衿(ようしきん)は自分の考えがあり、宮中で生き抜くために闘い続ける。

第14話「真実と決意」感想

第14話は、姚子衿(ようしきん)の過去が明らかになり、彼女の決意が描かれた重要な回でした。先帝が指名した太子妃(ひしのかみ)候補であった姚子衿(ようしきん)は、様々な理由でその座を逃し、苦難の道を歩んできたことが明らかになりました。母親の死、養母の病、そして宮中の陰謀。姚子衿(ようしきん)は強い意志で困難を乗り越え、尚食局で腕を磨き、太子妃(ひしのかみ)?予安の信頼を得ていきます。

しかし、胡司膳の策略によって姚子衿(ようしきん)は窮地に立たされます。鳳佩の件で予安から疑いをかけられ、朱瞻基(しゅせんき)との関係も揺らぎます。それでも姚子衿(ようしきん)は諦めず、自分の信念を貫き通そうとする姿が印象的でした。

朱瞻基(しゅせんき)は、姚子衿(ようしきん)の過去を知り、彼女を守ろうとします。しかし、姚子衿(ようしきん)は朱瞻基(しゅせんき)の好意を拒否し、自分の道を歩む決意を固めます。二人の関係は、今後どのように変化していくのでしょうか。

つづく