尚食～美味なる恋は紫禁城で～ 第24話 あらすじ/ネタバレ
上元節の刺客事件が新たな展開を迎える。捕らえられた刺客は死士であり、口を割らなかった。太子・朱瞻基(しゅせんき)は、信頼する二人の王が疑わしいと感じるが、判断に苦しむ。
そんな中、尚食局から料理が届けられる。朱瞻基(しゅせんき)は姚子衿(ようしきん)と少淵が楽しそうに話している姿を見て、複雑な心境になる。
少淵が訪ねてくると、朱瞻基(しゅせんき)は不機嫌な様子。碁を打ちながら、朱瞻基(しゅせんき)は少淵の結婚についてそれとなく尋ねる。
朱瞻基(しゅせんき)は、護衛の怪我を気遣う侍衛に、他人のために自分を犠牲にする価値があると語る。その後、游一帆(ゆういつはん)の住まいを訪ね、その質素さや豊富な蔵書に感銘を受ける。
游一帆(ゆういつはん)は、護衛の功績により皇帝から免死金牌を授与される。月華が料理を届けると、游一帆(ゆういつはん)は献立を預け、皇室の料理を任せる。月華が子供の頃の寂しさを打ち明けると、游一帆(ゆういつはん)は姚子衿(ようしきん)に命を救われた過去を語り、彼女への感謝を伝える。
朱瞻基(しゅせんき)は、少淵を食事に誘う。少淵の好きな料理が並ぶ席で、二人は楽しく語り合う。朱瞻基(しゅせんき)は複雑な心境を隠せないが、少淵は察して席を立つ。
姚子衿(ようしきん)は朱瞻基(しゅせんき)の気持ちを理解できず、陳蕪(ちんぶ)も答えられない。朱瞻基(しゅせんき)は、盛太医に姚子衿(ようしきん)の怪我を治療するよう命じる。
帰路、少淵は紫萍と遭遇する。紫萍は蝗虫丸子のことで逃げるが、少淵に呼び止められる。少淵は、酒楼で働いていた時に預かっていた紫萍の財布を返し、彼女の成長を喜ぶ。
上元節の刺客事件の真相が明らかになる。刺客は、朱瞻基(しゅせんき)の恩師だった。皇帝は激怒し、朱瞻基(しゅせんき)を南京に左遷する。朱瞻基(しゅせんき)は、この陰謀が父子を離間させるための策略だと理解する。
姚子衿(ようしきん)は、朱瞻基(しゅせんき)に宮廷を出て自由になるように勧めるが、朱瞻基(しゅせんき)はそれを拒否し、姚子衿(ようしきん)の助言で京に残る策を立てる。月華は、郭貴妃が危険を避けたことを乾清宮の前で漏らし、皇帝は郭貴妃の冷淡さに気づく。
朱瞻基(しゅせんき)は、皇帝が校場を訪れることを予測し、そこで待つ。皇帝は最初は朱瞻基(しゅせんき)を避けようとするが、烤肉の香りに誘われて足を止める。二人は一緒に食事をし、微妙な感情の変化が訪れる。
第24話感想
第24話は、上元節の刺客事件が新たな展開を迎えるとともに、朱瞻基(しゅせんき)と姚子衿(ようしきん)、少淵の関係に大きな変化が訪れる重要な回だった。
刺客が死士だったという事実、そしてそれが朱瞻基(しゅせんき)の恩師だったという衝撃の真実が明らかになった。皇帝の激怒は当然であり、朱瞻基(しゅせんき)の左遷という厳しい処分は、父子の絆を断ち切るための策略としてあまりにも残酷だ。
一方、朱瞻基(しゅせんき)と姚子衿(ようしきん)、少淵の関係は、複雑さを増している。朱瞻基(しゅせんき)は姚子衿(ようしきん)への想いを自覚しつつも、少淵との友情も大切にしている。姚子衿(ようしきん)もまた、朱瞻基(しゅせんき)への特別な感情を抱きつつも、自分の道を歩みたいという気持ちがある。少淵は、朱瞻基(しゅせんき)と姚子衿(ようしきん)の想いを察しながらも、二人の幸せを願っている。
そんな中、皇帝と朱瞻基(しゅせんき)の間に微妙な変化が訪れる。烤肉の香りに誘われて朱瞻基(しゅせんき)との食事に応じた皇帝は、冷淡だった郭貴妃とは対照的に、朱瞻基(しゅせんき)の真心を感じ取ったようだ。父子の絆が修復される兆しが見えるだけに、今後の展開が気になるところだ。
つづく
