尚食~美味なる恋は紫禁城で~ 第3話 あらすじ/ネタバレ

朱高熾(しゅこうち)が馬に乗った瞬間、漢王(かんおう)が鞭を振るい、馬が驚いて暴走する。乗馬が苦手な朱高熾(しゅこうち)は落馬寸前となり、周囲は騒然となる。危機一髪のその時、朱瞻基(しゅせんき)が馬に乗りつけ、素早く縄で馬の頭を捕まえ、なんとか馬を止めて父を救う。

漢王は責任を逃れようと、馬の訓練をしているふりをするが、今度は馬が暴走して皇帝に向かって突進する。間一髪で錦衣衛(きんいえい)の侍衛である游一帆(ゆういっぱん)が馬を制止する。冷酷さで知られる游一帆(ゆういつはん)は、何度も皇帝を救った功績があり、皇帝の信頼を得ている。

皇帝は朱瞻基(しゅせんき)の怪我を心配する一方で、朱高熾(しゅこうち)の無能さを叱責し、側近の侍衛を厳罰に処す。さらに、朱高熾(しゅこうち)に対して肉食を禁止し、1ヶ月以内に乗馬をマスターしなければさらに厳罰を課すと言い渡す。

皇帝が去った後、游一帆(ゆういつはん)は馬を調べると、足に血痕を発見する。誰かが細工をしたのではないかと疑うが、朱瞻基(しゅせんき)は朱高熾(しゅこうち)にそのことを告げない。

一方、姚子衿(ようしきん)は朱瞻基(しゅせんき)に食事を届けに行った際に、詩箋に油が付いていることに気づく。姚子衿(ようしきん)は秘法を使って油をきれいに取り除く。

肉食を禁じられた朱高熾(しゅこうち)は、不機嫌になり、数日間断食をする。太子妃(ひしのかみ)は、太子が好む精進料理を作れる料理人を求める懸賞をかけ、嵐翠(らんすい)が料理を献上するが、游一帆(ゆういつはん)に無実の罪を着せられてしまう。殷紫萍(いんしへい)も連座して罰を受けるが、姚子衿(ようしきん)は勇敢に介入し、宮中の規則を引用して危機を回避する。

游一帆(ゆういつはん)は、尚食局(しょうしょくきょく)を厳しく監視し、食事に肉が入っていないことを確認する。蘇月華(そげっか)は、姚子衿(ようしきん)と殷紫萍(いんしへい)の助けを借りて、魚のすり身を使って精進料理のスープ麺を作り、朱高熾(しゅこうち)の気に入りる。游一帆(ゆういつはん)は疑いを抱くものの、証拠不十分のため何もできない。

孟紫ウン(もうしよううん)は、姚子衿(ようしきん)の勇気と知恵を高く評価し、試験によって嫡伝弟子を選ぶことを決める。

朱瞻基(しゅせんき)は、紙箋の油染みが消えていることに気づき、調査を進めて偽物を作り出した犯人を突き止め、ネズミの絵を残す。夜、姚子衿(ようしきん)は書斎に忍び込んで絵を完成させようとするが、物音を立ててしまう。朱瞻基(しゅせんき)はそれを察してそっと立ち去り、二人は無言のうちに意思疎通を図る。

翌日、孟紫ウン(もうしうん)は典膳の空席を発表し、選抜試験を行うことを告げる。優勝者には、自分の知識と技術をすべて伝授すると約束する。宮中の新入り侍女も試験に参加する機会が与えられ、料理対決の幕が開く。

第3話の感想

第3話は、姚子衿(ようしきん)と朱瞻基(しゅせんき)の恋の始まりと、游一帆(ゆういつはん)との対立が描かれた回でした。姚子衿(ようしきん)の勇気と知恵が光る回でもあり、今後の展開が楽しみになりました。

特に印象に残ったのは、姚子衿(ようしきん)が朱高熾(しゅこうち)の乗馬の稽古を手伝うシーンです。姚子衿(ようしきん)は馬術に精通しており、朱高熾(しゅこうち)に丁寧に指導する姿が頼もしかったです。また、朱瞻基(しゅせんき)が姚子衿(ようしきん)に惹かれ始め、姚子衿(ようしきん)も朱瞻基(しゅせんき)に特別な感情を抱き始める様子も微笑ましかったです。

一方で、游一帆(ゆういつはん)は姚子衿(ようしきん)の才能に気づき、彼女をライバル視するようになります。游一帆(ゆういつはん)は冷酷な人物として描かれていますが、姚子衿(ようしきん)に対する嫉妬心は人間味を感じさせるものでした。

孟紫ウン(もうしうん)は、姚子衿(ようしきん)が自分の後継者になることを期待するようになります。孟紫ウン(もうしうん)は姚子衿(ようしきん)の才能を高く評価しており、姚子衿(ようしきん)の成長を温かく見守っている姿が印象的でした。

つづく