尚食~美味なる恋は紫禁城で~ 第31話 あらすじ/ネタバレ

姚子衿(ようしきん)は、朱瞻基(しゅせんき)の落ち込んだ様子を見て、操り人形で気を紛らわせようとします。しかし、郭貴妃を隠し持っていたことで朱瞻基(しゅせんき)はわだかまりを感じていました。姚子衿(ようしきん)は宮中では真心を見つけることが難しいと打ち明け、過去の自由な日々を思い出し、朱瞻基(しゅせんき)に書院内外で自分らしくいることを応援してほしいと訴えます。その真摯な言葉は、2人の間の隔たりを解消しました。

一方、胡皇后は突然、夜中に人形を抱いて子供のように振る舞い、異常な行動が目立つようになります。宮人たちの噂が飛び交い、太后も不審に思います。姚子衿(ようしきん)は皇貴妃に昇進し、華やかな衣装を身にまとって姿は人々を魅了します。尚食(しょうしょく)局は羨望と嫉妬の入り混じった視線を向け、特に月華の嫉妬は強まります。

かつて姚子衿(ようしきん)と不仲だった呉才人は、姚子衿(ようしきん)の権力を目の当たりにして慌てて許しを請います。姚子衿(ようしきん)は寛大に許し、宮人は寛容をもって接することで真心を得られると教えます。胡皇後の奇行に関する噂は姚子衿(ようしきん)に向けられ、殷紫萍(いんしへい)は連座して捕らえられてしまいます。姚子衿(ようしきん)は先手を打って太后に真相を説明し、危機を回避します。犯人は最終的に捕らえられます。

事後、姚子衿(ようしきん)は孟尚宮の助けに感謝しますが、尚食局の混乱は内部に原因があると指摘します。紫萍は投獄されてしまいましたが、月華は皇帝に接近する機会を得ます。月華は料理を献上しながら、皇后の病は姚子衿(ようしきん)が原因であると暗に示し、姚子衿(ようしきん)に罪を着せようとします。朱瞻基(しゅせんき)は激怒し、姚子衿(ようしきん)に説明を求めますが、姚子衿(ようしきん)は皇后を気遣うようにとだけ答えます。

真相を明らかにするため、朱瞻基(しゅせんき)は厳重な調査を命じます。深夜、孟尚宮は戒尺で月華を罰し、月華が皇后の奇行の黒幕であることを暴きます。月華は反省するどころか、母娘の関係を持ち出して孟尚宮を脅迫し、過去の冷酷さを責めます。孟尚宮は心を痛め、1人去っていきます。

第31話の感想

第31話は、姚子衿(ようしきん)と朱瞻基(しゅせんき)の心の交流が描かれた回でした。姚子衿(ようしきん)の真摯な言葉は朱瞻基(しゅせんき)のわだかまりを解き、2人の関係はより深まりました。一方、胡皇後の奇行は宮廷を騒然とさせ、姚子衿(ようしきん)は陰謀に巻き込まれていきます。

姚子衿(ようしきん)の寛容さと強さは、多くの人々を魅了します。呉才人の許しや、陥れられた際にも冷静に対処する姿は、彼女の心の強さを示しています。しかし、月華の陰謀によって窮地に立たされる姚子衿(ようしきん)。真相究明のために奔走する姿は、ハラハラドキドキさせられます。

また、孟尚宮と月華の関係にも注目が集まります。月華の冷酷な本性が明らかになり、孟尚宮の苦悩が描かれます。2人の複雑な関係は、今後の展開を予感させます。

つづく