尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ 第36話 あらすじ/ネタバレ

皇后と姚子衿(ようしきん)の対立を煽る呉昭儀(ごしょうぎ)

皇后が乾清宮に入ると、袁琦(えんき)は溺れる人が浮き木をつかむように、必死に皇后に助けを求めます。しかし、朱瞻基(しゅせんき)は皇后的言葉を聞き入れず、皇后を「あまりにも慈悲深く、是非がわからない」と厳しく叱責します。皇后は涙を浮かべて退下します。

姚子衿(ようしきん)は、朱瞻基(しゅせんき)が体調を崩していることを知り、乾清宮を訪れます。朱瞻基(しゅせんき)は姚子衿(ようしきん)に、皇帝の苦悩を打ち明けます。姚子衿(ようしきん)は、皇帝の額が熱いことに気づき、すぐに盛太医を呼びます。

一方、呉昭儀(ごしょうぎ)は太后に、姚子衿(ようしきん)が皇帝の寵愛を受けていることや、皇后を陥れようとしていることを告げます。太后は姚子衿(ようしきん)を呼び出し、事情を聞きます。

姚子衿(ようしきん)は、まず皇帝の病状を伝え、皇后が六宮を管理する必要性と、宮中の権限が不明確であることを指摘します。そして、旧制を復活させ、権限を分散することで紛争を減らすことを提案します。姚子衿(ようしきん)の言葉に感銘を受けた太后は、呉昭儀(ごしょうぎ)を罰します。

月華と呉昭儀(ごしょうぎ)の共謀

月華は、悪夢に悩まされ、冷宮で悲惨な境遇にある母の姿を見て、絶望を感じます。游一帆(ゆういつはん)に助けを求めますが、拒否されます。月華は呉昭儀(ごしょうぎ)と手を組み、姚子衿(ようしきん)を倒すことを決意します。

袁琦(えんき)は、自分が広東から物資を密輸していたことが発覚し、呉昭儀(ごしょうぎ)に助けを求めます。呉昭儀(ごしょうぎ)は証拠を握っており、袁琦(えんき)は呉昭儀(ごしょうぎ)に感謝します。この様子を游一帆(ゆういつはん)が目撃します。

朱瞻基(しゅせんき)は病を押して政務を執り行います。袁琦(えんき)は毒を盛ろうとしますが、失敗します。姚子衿(ようしきん)は朱瞻基(しゅせんき)の側に付き、献身的に看病します。

呉昭儀(ごしょうぎ)は、姚子衿(ようしきん)を殺害するために毒薬を調合します。月華は、皇后が愛玩している硯台に塗られた薬を姚子衿(ようしきん)の食事に混ぜます。姚子衿(ようしきん)は血を吐いて倒れ、命の危機に陥ります。

皇后の潔白と姚子衿(ようしきん)の危機

皇后は乾清宮に挨拶に行きますが、朱瞻基(しゅせんき)に冷たくあしらわれ、宮中に閉じ込められます。姚子衿(ようしきん)の容態が急変し、朱瞻基(しゅせんき)は太医を呼びます。呉昭儀(ごしょうぎ)は、姚子衿(ようしきん)と紫萍が共謀して皇后を陥れたと太后に告げます。太后は紫萍を呼び出し、事情を聞きます。

紫萍は、薬が盗まれたことと、皇后は何も知らないことを主張します。紫萍の誠実な態度に感銘を受けた太后は、紫萍を信じます。

果たして、姚子衿(ようしきん)は助かるのか?皇后と朱瞻基(しゅせんき)の関係は修復されるのか?次回の展開にご期待ください。

第36話の感想

第36話は、陰謀と裏切りが渦巻く回でした。皇后は袁琦(えんき)を助けようとしたことで朱瞻基(しゅせんき)の怒りを買い、姚子衿(ようしきん)は呉昭儀(ごしょうぎ)の策略によって命の危機に陥ります。

呉昭儀(ごしょうぎ)は、皇后と姚子衿(ようしきん)の仲を裂き、自分への寵愛を強めようと画策します。姚子衿(ようしきん)の献身的な看病にもかかわらず、呉昭儀(ごしょうぎ)は毒を盛ろうとします。月華もまた、皇后への復讐のために呉昭儀(ごしょうぎ)と手を組みます。

一方、皇后は袁琦(えんき)を庇ったことで朱瞻基(しゅせんき)の叱責を受け、心身ともに疲弊します。姚子衿(ようしきん)の危機に際しても、朱瞻基(しゅせんき)は皇后を冷たくあしらいます。

この回は、登場人物の複雑な思惑が交錯し、緊迫感あふれる展開となっています。皇后と姚子衿(ようしきん)の友情、朱瞻基(しゅせんき)と姚子衿(ようしきん)の愛、そして呉昭儀(ごしょうぎ)の野心など、さまざまな要素が絡み合い、目が離せないストーリーです。

つづく