尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ 第38話 あらすじ/ネタバレ

袁琦(えんき)が調査結果を朱瞻基(しゅせんき)に報告

袁琦(えんき)は調査結果を朱瞻基(しゅせんき)に報告し、呉昭儀(ごしょうぎ)の宮殿から香料の材料として使われる曼陀羅の花が発見されたことを確認した。突然の告発に驚いた呉昭儀(ごしょうぎ)は、皇帝がいつから自分を疑っていたのかと尋ねる。朱瞻基(しゅせんき)は人証を呼び寄せ、その中には廃后に強く反対する姿勢を見せていたが、実は皇帝の密偵であった英国公も含まれていた。

英国公は、漢王の残党が昨夜、謀反への参加を呼びかけに来たこと、宮殿に潜むスパイや謀反を企てた役人のリストを詳細に報告した。その人数はなんと2,000人を超えていた。皇后はこの報告を聞いて、皇帝が廃后という名目で、実際には反乱分子や謀逆者を一掃しようとしていることに気づいた。

呉昭儀(ごしょうぎ)の逮捕と姚子衿(ようしきん)との会話

呉昭儀(ごしょうぎ)は法の裁きを逃れることができず、裁判を受けることになった。姚子衿(ようしきん)は彼女を追いかけ、誰かに強要されたのかと尋ねる。呉昭儀(ごしょうぎ)は涙ながらに、自分の家族が長い間漢王に人質にされており、自分と家族の安全のために、やむを得ず後宮と朝廷の争いに巻き込まれ、廃后を企てたと告白する。しかし、結局は朱瞻基(しゅせんき)に見破られてしまった。姚子衿(ようしきん)は、なぜ罪のない皇后を犠牲にしたのかと理解できず、呉昭儀(ごしょうぎ)は自分が一生孤独で、本当の愛情を受けたことがないため、姚子衿(ようしきん)に昔の恩返しをしたいと訴え、自分の命と引き換えに家族を助けてくれるよう懇願する。

月華の自傷と紫萍の叱責

一方、罪が露見した月華は投獄され、紫萍が面会に訪れる。紫萍は、月華のすべての行動が皇帝の掌握下にあり、あの「毒殺」事件も実際には虚偽だったことを明かす。紫萍は、月華が孟尚食(もうしょうしょく)と王司膳の育成に値するのかと問いただす。月華は絶望のあまり右手を切り落とし、悔悟の意を示すが、同時に典膳としてのキャリアの終わりを告げることになった。

姚子衿(ようしきん)の嘆願と鄭王の失職

姚子衿(ようしきん)は呉昭儀(ごしょうぎ)のために情状酌量を訴えようとするが、朱瞻基(しゅせんき)は漢王などの反乱分子を討伐してから検討するとだけ答える。大军が出征した後、宮殿には鄭王と襄王が残って政務を執ることになったが、鄭王は職務を怠り、城門を封鎖して難民を締め出し、太后の怒りを買った。太后は姚子衿(ようしきん)の面前で鄭王を厳罰に処し、自ら救済活動を主導し、功績のあった者を励ました。

宮中の混乱と姚子衿(ようしきん)の決意

宮中が混乱する中、游一帆(ゆういつはん)は病気を理由に宮殿に残り、密かに漢王と結託して攻城を企てる。太后は姚子衿(ようしきん)と皇后を連れて被災地を視察するが、予想以上に深刻な状況で、被災者は多く、物資は不足しており、子供たちが毒物を誤食する事件が頻発していた。太后は過労で倒れてしまうが、依然として大局を心配しており、皇后に指揮を託す。皇后が躊躇していると、姚子衿(ようしきん)は立ち上がり、被災者を救済し、災害を抑制するという重責を積極的に引き受けた。

胡皇后的の決意と孟尚食(もうしょうしょく)の功績

胡皇后は宮殿に戻ると、医療器具を整えるだけでなく、自ら被災地に行って患者の治療にあたる決意をする。一人の少女が毒虫に咬まれたとき、胡皇后は汚れを気にせず、自ら治療にあたった。その仁愛の精神に、姚子衿(ようしきん)は深い敬意を抱いた。太后は心配のあまり食欲がなくなり、尚食局はさまざまな方法を試しても太后に食事をさせることができなかった。そんな時、姚子衿(ようしきん)は玄米雑穀を献上し、ついに太后の食欲を回復させた。方典膳は、孟尚宮が以前から食料の無駄遣いを予測し、余った食料を巧みに保存して食糧レンガを作り、いざという時のために備えていたことを明かした。この行動は、差し迫った問題を解決しただけでなく、孟尚食(もうしょうしょく)の深い思慮と慈悲の心を示し、多くの命を危機から救った。

第38話 感想記事

第38話は、衝撃の展開が続く回だった。呉昭儀(ごしょうぎ)の逮捕と月華の自傷は、どちらも予想外であり、物語の緊張感を高めた。また、姚子衿(ようしきん)の成長と胡皇后的の決意は、物語に希望の光を与えた。

特に印象的だったのは、姚子衿(ようしきん)の決意のシーンである。皇后が躊躇している中、姚子衿(ようしきん)は立ち上がり、被災者を救済し、災害を抑制するという重責を積極的に引き受けた。このシーンは、姚子衿(ようしきん)の成長と責任感の強さを示しており、今後の展開がますます楽しみになった。

一方、胡皇后的の決意も感動的だった。一人の少女が毒虫に咬まれたとき、胡皇后は汚れを気にせず、自ら治療にあたった。その仁愛の精神は、姚子衿(ようしきん)に深い敬意を抱かせた。胡皇后的の決意は、物語に希望と慈悲の心を示しており、今後の展開がますます楽しみになった。

つづく