尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ 最終回結末 第40話 あらすじ/ネタバレ

乾清宮で危機が迫る中、形勢は一転します。襄王が錦衣衛(きんいえい)を率いて包囲し、朱瞻基(しゅせんき)も援軍を率いて到着、謀反を企てた漢王を捕らえて乾清宮へと連行します。朱瞻基(しゅせんき)は、漢王と趙王を操り権謀術数を巡らせていた游一帆(ゆういつはん)の真実を明らかにし、陳蕪(ちんぶ)は游一帆(ゆういつはん)に捕らえられていた太后を救出します。敗北を認めた游一帆(ゆういつはん)は、国家の危機を理由に自分の行動を正当化しようとしますが、朱瞻基(しゅせんき)は国家の未来を優先し、游一帆(ゆういつはん)の命を奪わず、大明の繁栄を目の当たりにさせることを決意します。游一帆(ゆういつはん)は羞恥と絶望の中で自害し、反乱軍は降伏します。

災害からの復興作業が進む中、方典膳は被災者への食料配布に尽力し、その勤勉な働きぶりは人々の尊敬を集めます。ある日、陳蕪(ちんぶ)の訪問が彼女の穏やかな生活に彩りを添えます。方典膳は勇気を振り絞り、陳蕪(ちんぶ)に長年秘めていた想いを伝えます。彼女は責任を果たすため、ずっと想いを内に秘めていましたが、ついに気持ちを伝えることができました。陳蕪(ちんぶ)もまた、方典膳に想いを寄せており、二人は結ばれます。紫萍は二人の幸せを祝福します。

太后は孟尚食(もうしょうしょく)に、漢王に毒酒を届けるよう命じます。孟尚食(もうしょうしょく)はかつての恋人である漢王のために、毒酒と共に小食を用意し、太后が自分の地位を回復したことをほのめかします。漢王は苦笑し、権謀術数に明け暮れた人生の末路を嘆きます。孟尚食(もうしょうしょく)は涙を流しながら毒酒を飲み、漢王への恩を返すために命を絶ち、二人は共に黄泉へと旅立ちます。

月華は孟尚食(もうしょうしょく)の遺言により解放され、終身刑を宣告されますが、孟尚食(もうしょうしょく)と最後の対面が許されます。月華は泣き崩れ、ついに「母さん」と呼びかけます。母娘の情は感動的です。一方、紫萍は努力と才能が認められ、大明尚食に任命されます。この知らせは尚食局全体を喜びに包みます。しかし、紫萍は名誉に満足せず、宮廷を離れて民間で真の料理と人間味を探求し、姚子衿(ようしきん)の夢を叶えるために世の中の繁栄を目の当たりにすることを決意します。

朱瞻基(しゅせんき)は政務を処理する傍ら、仁君としての風格を示し、趙王を赦免して命を救います。趙王は感謝し、改心することを誓います。皇后の胡氏は宮廷の陰謀に嫌気がさし、鶴頂紅で自害しようとしますが、姚子衿(ようしきん)が阻止し、朱瞻基(しゅせんき)に情けを請います。最終的に皇后は長楽宮に移され、平穏な生活を送ることができます。

月華は尚食局で新たな役割を見つけ、毎日料理を運ぶ傍ら、尚食局の調和と繁栄を見守ります。姚子衿(ようしきん)と朱瞻基(しゅせんき)は協力して国を治め、余暇には書画を楽しむなど、温かく幸せな生活を送ります。呉昭儀(ごしょうぎ)は赦免され、家族と再会します。姚子衿(ようしきん)は遠く離れた紫萍と、彼女が追い求める広大な世界を常に気にかけています。朱瞻基(しゅせんき)は姚子衿(ようしきん)を優しく慰め、二人は寄り添い、得難い安らぎと幸福を享受します。窓の外では花が咲き誇り、大明の未来の美しさと希望を予感させます。

第40話の感想

第40話は、長きにわたる物語の幕を閉じるにふさわしい、感動的な最終回でした。権謀術数に翻弄された登場人物たちが、それぞれに決着を迎える様子は、胸を打つものがありました。

特に印象に残ったのは、方典膳と陳蕪(ちんぶ)の恋の成就です。責任感の強い方典膳は、ずっと陳蕪(ちんぶ)への想いを内に秘めていましたが、ついに自分の気持ちを伝えることができました。陳蕪(ちんぶ)もまた、方典膳に想いを寄せており、二人は結ばれます。このシーンは、長い道のりを経てようやく結ばれた二人の幸せを祝福せずにはいられません。

一方、孟尚食(もうしょうしょく)と漢王の最期は、切ないながらも美しいものでした。かつての恋人同士であった二人は、運命に翻弄されながらも、最後はお互いへの思いを胸に抱きながら黄泉へと旅立ちます。このシーンは、愛の力と悲劇性を同時に表現しており、視聴者に深い感動を与えてくれました。

また、紫萍が民間で真の料理と人間味を探求する旅に出るという展開も、今後の彼女の成長が楽しみなものでした。宮廷を離れて新たな世界に飛び込む彼女の姿は、勇気と希望に満ちています。

そして、朱瞻基(しゅせんき)と姚子衿(ようしきん)の夫婦愛は、物語の最後まで揺るぎませんでした。二人は協力して国を治め、余暇には書画を楽しむなど、温かく幸せな生活を送ります。このシーンは、困難を乗り越えて得られた幸せの尊さを改めて教えてくれました。

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