尚食~美味なる恋は紫禁城で~ 第5話 あらすじ/ネタバレ

游一帆(ゆういつはん)の捜査

游一帆(ゆういつはん)は錦衣衛(きんいえい)を率いて尚食局を捜査し、宮女の中に罪人の娘が潜んでいると告発します。証拠として、罪人の娘は左手のひらに黒い痣があると言います。姚子衿(ようしきん)は左手を見せ、自分が罪人の娘ではないことを証明します。孟紫ウン(もうしうん)も尚食局の潔白を主張します。游一帆(ゆういつはん)は証拠不十分として、捜査を中止します。

殷紫萍(いんしへい)の秘密

姚子衿(ようしきん)は殷紫萍(いんしへい)を別室に呼び出し、左手を無理やり開かせます。すると、左手のひらに黒い痣があることがわかります。殷紫萍(いんしへい)は涙ながらに、自分の身の上を打ち明けます。両親は賤籍を脱するために危険を冒してコオロギを探しに行き、不幸にも一家全員が亡くなりました。殷紫萍(いんしへい)だけが生き延び、その後、料理を学び、身分を偽って宮廷に入りました。姚子衿(ようしきん)は殷紫萍(いんしへい)を憐れみ、彼女を抱きしめ、二度と命を絶たないように誓います。

蘇月華(そげつか)の密告

この出来事は蘇月華(そげつか)に聞かれてしまい、孟紫ウン(もうしうん)に告発されます。一方、胡善圍は予安に、私欲のために家族を危険にさらさないようにと警告します。予安は以前、誤診をしたことで自分を責めていましたが、実はそれは家族の陰謀でした。そして、今度は皇太子を毒殺しようとして騒ぎを起こしました。幸いなことに、皇太子への影響はありませんでした。

真実の究明

朱瞻基(しゅせんき)は、予安が皇太子を毒殺しようとしたのは事実ではないことを突き止めます。過去の情もあり、朱瞻基(しゅせんき)は予安を追求しませんでした。殷紫萍(いんしへい)は小さな厨房に左遷され、蘇月華(そげつか)は姚子衿(ようしきん)に告発したことを白状し、品行の悪い人間と一緒に仕事をするべきではないと言います。姚子衿(ようしきん)は、自分の乳母を例に挙げ、逆境に負けないように殷紫萍(いんしへい)を励まします。殷紫萍(いんしへい)は姚子衿(ようしきん)に感謝し、決意を新たにします。

姚子衿(ようしきん)の恋心

ある日、姚子衿(ようしきん)は偶然朱瞻基(しゅせんき)に出会い、心はときめきます。夜、姚子衿(ようしきん)は殷紫萍(いんしへい)にそのことを話すと、からかわれます。姚子衿(ようしきん)は幼い頃から朱瞻基(しゅせんき)に憧れており、今、彼の姿を見て、以前にも増して彼に惹かれていることに気づきます。

孟紫ウン(もうしうん)と漢王

孟紫ウン(もうしうん)は夜に漢王の寝宮を訪れます。二人は複雑な関係にあり、それは何年も前に孟紫ウン(もうしうん)が漢王に庇護されたことから始まります。それ以来、孟紫ウン(もうしうん)は漢王の駒となっています。朱高熾(しゅこうち)は漢王を巡る上奏をしたことで皇帝から叱責を受け、不満を抱きます。朱瞻基(しゅせんき)は朱高熾(しゅこうち)を慰め、漢王が寵愛されている理由を分析します。

太子妃(ひしのかみ)の気づき

太子妃(ひしのかみ)は皇帝の怒りの原因を探り、昼食に出された特別な点心を発見します。その点心は孟紫ウン(もうしうん)が作ったものでした。孟紫ウン(もうしうん)は呼び出され、この行動は漢王の意図を探るためだったと説明します。宮廷には暗流が渦巻いており、様々な勢力が絡み合っています。姚子衿(ようしきん)と殷紫萍(いんしへい)は尚食局の中で、自分たちを守り、突破口を見つけるために、一歩一歩進んでいく必要があります。

第5話の感想

第5話は、尚食局に潜む罪人の娘をめぐる謎が明らかになり、姚子衿(ようしきん)と殷紫萍(いんしへい)の絆が深まるエピソードでした。

特に印象的だったのは、姚子衿(ようしきん)が殷紫萍(いんしへい)の左手の痣を見て、彼女の辛い過去を知ったシーンです。姚子衿(ようしきん)は、殷紫萍(いんしへい)を励まし、二度と命を絶たないように誓う姿に、彼女の優しさと強さを感じました。

また、朱瞻基(しゅせんき)と姚子衿(ようしきん)の恋心が芽生えるシーンも印象的でした。姚子衿(ようしきん)は幼い頃から朱瞻基(しゅせんき)に憧れており、彼の姿を見て、以前にも増して彼に惹かれていることに気づきます。二人の恋の行方が気になります。

一方、宮廷では暗流が渦巻いており、漢王と孟紫ウン(もうしうん)の関係、太子妃(ひしのかみ)の気づきなど、様々な謎が明らかになってきました。

つづく