尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ 第7話 あらすじ/ネタバレ

皇帝の教えと錦衣衛(きんいえい)の動き

皇帝は朱瞻基(しゅせんき)に、錦衣衛(きんいえい)を重用する真意を説きます。それは、官僚の腐敗を監視し、民衆を守るためです。朱瞻基(しゅせんき)は、女性は脅威ではないと主張しますが、皇帝は後宮と朝廷の微妙な関係を理解しており、柔弱な女性の中に危険が潜んでいることを懸念しています。そして、朱瞻基(しゅせんき)に学問に専念し、瑣事に関わらないようにと諭します。

錦衣衛(きんいえい)はすぐに動き出し、容疑者たちに厳しい拷問を加えます。喻美人は苦しめられますが、太子が黒幕であると主張し続けます。姚子衿(ようしきん)と殷紫萍(いんしへい)は、荘妃の安否を心配し、夜に寝宮を訪れます。彼女たちは食べ物と水を与え、荘妃は無実を訴え、過去の情に涙します。姚子衿(ようしきん)は、緊急時に備えて炒米を渡し、急いで去ります。

尚食局に戻った二人は、食料の保存期間を延ばすためのレシピを研究します。朱瞻基(しゅせんき)は皇帝の決定に不満を持ち、姚子衿(ようしきん)が作った軽食にも満足せず、作り直して持って来るように命じます。彼が書物を読んでいると、召集の知らせが届きます。盛装を求められ、姚子衿(ようしきん)は疑問を抱きながらも準備します。しかし、書斎に行くと、朱瞻基(しゅせんき)はすでに姿を消していました。

朱高熾(しゅこうち)の危機と朱瞻基(しゅせんき)の決意

朱高熾(しゅこうち)は、皇帝が錦衣衛(きんいえい)を信頼していることを知り、絶望します。朱瞻基(しゅせんき)が駆けつけると、父が首を吊ろうとしているところでした。彼は悲しみながら慰め、自殺を思いとどまらせます。そして、朱瞻基(しゅせんき)はすぐに部署を編成し、喻貴人の最近の行動を調査します。

書斎に残された「喻」という字の紙切れは、朱瞻基(しゅせんき)に重要なヒントを与えます。彼は喻貴人を厳重に監視する必要があると悟ります。一方、錦衣衛(きんいえい)は尚食局を襲撃し、孟紫ウン(もうしうん)などが捕らえられます。王掌膳は尚食局を守るために奮闘します。姚子衿(ようしきん)は機転を利かせ、錦衣衛(きんいえい)に酒を飲ませて酔わせ、荘妃の宮殿に潜入します。しかし、游一帆(ゆういつはん)に捕らえられ、鎮撫司獄に連行されます。幸いなことに、彼女は驚いただけですみます。

真実の究明と游一帆(ゆういつはん)の目的

翌日、游一帆(ゆういつはん)は喻貴人と姚子衿(ようしきん)を連れて皇帝の前に現れ、太子が放火をしたと告発します。姚子衿(ようしきん)は冷静に否定し、喻貴人は重病で余命がないため、共謀することは不可能だと指摘します。皇帝は御医を呼び、姚子衿(ようしきん)の言葉が正しいことを確認します。喻貴人は病状が悪化しており、もはや助かりません。太子は反論し、朱瞻基(しゅせんき)は証拠を提出します。それは、喻貴人が最近、漢王の侍衛から金を受け取っていたことを示すものでした。

漢王は言い逃れできず、跪いて罪を認めます。しかし、彼は自分が陥れられたことを知っています。夜、游一帆(ゆういつはん)は鄭氏の墓を訪れます。漢王は彼の本名が「瞻礼」であることを明かし、彼が鄭氏の息子であり、悲惨な子供時代を送ったことを告げます。游一帆(ゆういつはん)は幼い頃に母親が冤罪で殺されたのを目の当たりにし、復讐を決意して家出をしていました。漢王は彼を息子として迎え入れたいと願います。

游一帆(ゆういつはん)は夜に大牢を訪れ、喻貴人との約束を果たします。彼は弟妹が安全な場所に保護されていることを示す手紙を見せます。喻貴人は安心し、ついに解放されます。游一帆(ゆういつはん)の行動は、漢王の元に帰るための手段であり、彼はさらなる計画を立てています。朱瞻基(しゅせんき)は、この事件の背後には複雑な事情があり、誰かが策略を巡らせていると感じています。彼は真相を明らかにする時を待ちます。

第7話の感想

第7話は、緊迫感のある展開と複雑な人間模様が見どころでした。特に、朱瞻基(しゅせんき)と姚子衿(ようしきん)の絆が深まり、朱高熾(しゅこうち)の苦悩が描かれたシーンは印象的です。

姚子衿(ようしきん)は、機転を利かせて危険な状況を切り抜けたり、荘妃を助けるために奮闘したりするなど、勇敢で聡明な女性として描かれています。一方、朱瞻基(しゅせんき)は、父である朱高熾(しゅこうち)を救うために奔走し、真実を明らかにするために尽力するなど、責任感の強い人物として描かれています。

また、游一帆(ゆういつはん)の過去が明らかになり、彼の復讐心に駆り立てられた行動が描かれました。彼の複雑な心情は、視聴者に強い印象を与えたことでしょう。

第7話は、今後の展開が気になる終わり方でした。朱瞻基(しゅせんき)は事件の真相を明らかにすることができるのか、游一帆(ゆういつはん)の本当の目的は何なのか、漢王はどのように動くのかなど、見どころ満載です。

つづく