六扇門 第16話 あらすじ/ネタバレ
齊王と趙無極(ちょうむきょく)の密談
深夜、齊王と趙無極(ちょうむきょく)は皇位を巡る密談を行う。優柔不断で面子を気にする齊王に対し、趙無極(ちょうむきょく)は仁慈が時には毒薬になると忠告する。皇子党を倒すには、密折事件を利用して徹底的に叩くしかない。齊王も皇位を望んではいるが、親王である自分が皇子と競うのは正統性に欠けると躊躇していた。
齊王、動き出す
皇位を巡る争いで、齊王は動き始める。蘇溢清(すいいせい)と申力行(しんりこう)に河間へ江公公の残した手がかりを調査させ、皇子党の秘密を暴き、致命的な一撃を与えようとする。また、申力行(しんりこう)の後顧の憂いを払拭するため、3日後に申梓木(しんしぼく)を刑部から釈放することを告げる。
劉吉(りゅうきつ)の策略
劉吉(りゅうきつ)は皇子に皇帝の尋問への対応を指導する。皇帝は皇子を気に入っているため、宣武総兵に会ったことを正直に話すように助言する。この率直な態度が皇帝の疑いを晴らす唯一の方法だと考える。皇子は劉吉(りゅうきつ)の助言に従い、皇帝の怒りが爆発した際に責任を亡き皇子の師である曹淵に転嫁する。皇帝は怒りの矛先を曹家に向け、無実の曹家は権力闘争の犠牲となり、理不尽な災難に見舞われる。
曹家の悲劇
皇帝の怒りによる曹家の抄家は、皇后の心を不安にさせる。息子の安全を心配し、皇后は皇帝に謁見を懇願する。皇帝は渋々承諾する。もはや夫婦の情は失われている二人。皇后は息子のために皇帝に謝罪し、息子の軽率な行動の責任をすべて自分に負うと申し出る。
申梓木(しんしぼく)の出獄と決意
申梓木(しんしぼく)は刑期を終えて出獄し、齊王の宴に招かれる。齊王に忠誠を誓う申梓木(しん しぼく)。
李威からの情報と新たな決意
李威から関外で事件に関わる致命的な鋼針を使用した武術者がいることを知った申梓木(しん しぼく)は、真相を確かめるため関外へと旅立つことを決意する。
第16話の感想
皇位を巡る争いが激化し、様々な思惑が交錯する様子が描かれました。
第16話は、権力闘争の激化とそれぞれのキャラクターの思惑が交錯する展開となりました。今後、申力行(しんりこう)と申梓木(しん しぼく)の兄弟がどのように関わっていくのか、曹懿恩(そういえん)が劉吉の策略にどう立ち向かうのか、注目です。
つづく