六扇門 第18話 あらすじ/ネタバレ

焦溪(しょうけい)は、宮中の秘話を明かします。20年前、皇后が亡くなり、後宮の安定を図るため、皇帝は先に皇子を産んだ者を皇后にするとのお触れを出しました。薛貴妃は皇后の座を手に入れるため、密かに催促薬を服用し、万貴妃と同時に皇子を産みます。薛貴妃は権力を利用して、尚宮局の江陵公公に林蓉(現在の焦溪(しょうけい))に特別な簪を贈り、万貴妃の息子を暗殺するように命じます。皇室の血筋が絶えるのを忍びない焦溪(しょうけい)は、万貴妃の息子を宮外に連れ出し、死んだ赤ちゃんとすり替え、万貴妃の息子が亡くなったと偽ります。薛貴妃は皇后の座に就きます。

そのとき、錦衣衛が小院を急襲し、矢が雨のように降り注ぎます。東廠の護衛は必死に抵抗し、申力行(しんりこう)と蘇溢清(すいいせい)は言亦冬(げんえきとう)に焦溪たちを連れて安全に京城に戻るよう指示し、自分たちは追っ手を引き付けます。東廠は大きな損害を受け、孫乾(そんけん)は申力行(しんりこう)たちを追って後山に向かいます。言亦冬(げんえきとう)は焦溪と彼女の従兄弟を連れて逃げようとしますが、2人は密かに共謀して言亦冬(げんえきとう)を気絶させ、申力行(しんりこう)たちへの不信感を露わにします。その後、行方不明になります。

申力行と蘇溢清(すいいせい)は崖っぷちに追い詰められ、選択肢がなくなり崖から飛び降り、藤蔓を使って崖壁のくぼみに隠れます。孫乾(そんけん)は2人を発見できず、死亡したと思い込み、撤退します。危機が去った後、2人は崖を登り、申力行は気を失ったふりをして、蘇溢清(すいいせい)は彼を背負って歩きます。長い道のりを歩いた後、蘇溢清は申力行を下ろします。2人の間に微妙な感情が芽生えます。

曹懿恩(そういえん)は劉吉(りゅうきつ)の屋敷に逃げ込みます。劉吉(りゅうきつ)は表面上は彼女を温かく迎えますが、実は曹懿恩(そういえん)を騙して、自分を善人だと思わせ、斉王派との戦いへの意志をさらに強めます。

皇帝が皇后の私室を訪れると、皇后は劉吉(りゅうきつ)の密書を読んでおり、顔色が変わります。皇帝が到着すると、皇后は慌てふためきます。皇帝は皇后の態度に不快感を募らせ、彼女の罪を列挙し、横暴だと非難します。皇后は恐れて跪いて許しを請いますが、皇帝は趙無極(ちょうむきょく)に皇后を厳重に監視し、坤寧宮から一歩も出ないように命じます。

第18話の感想

第18話は、衝撃の展開が続く見応えのあるエピソードでした。特に、焦溪が明かした20年前の宮中の秘密は、物語の核心に触れる重要なものでした。薛貴妃の冷酷さや、焦溪の葛藤が描かれ、登場人物たちの複雑な人間模様が浮き彫りになりました。

また、アクションシーンも迫力満点でした。錦衣衛との戦闘シーンや、申力行と蘇溢清が崖から飛び降りるシーンなどは、手に汗握る展開で目が離せませんでした。

そして、ラストシーンで皇帝が皇后を厳しく叱責する場面は、今後の展開を予感させるものでした。皇后の運命や、申力行と蘇溢清の関係など、気になる点が山積みです。次回の展開が待ちきれません。

つづく