六扇門 第26話 あらすじ/ネタバレ

孫乾(そんけん)は劉吉(りゅうきつ)の屋敷を訪れ、調査結果と推測を報告する。老夫婦が斉王にとって重要な存在であることを突き止めたのだ。劉吉(りゅうきつ)は復讐を果たすべく、曹懿恩(そういえん)に指示を出す。

やがて、万花楼で殺人事件が発生。捕快の申力行(しんりこう)言亦冬(げんえきとう)は現場に急行し、犯人である曹懿恩(そういえん)を捕らえる。曹懿恩(そういえん)は潔く罪を認め、黒幕が斉王であると主張する。明らかな濡れ衣だが、斉王側には反論する証拠がなく、曹懿恩の汚名を着せられる。これは狡猾な陽謀だった。

その後、錦衣衛の孫乾(そんけん)が曹懿恩を連行し、刑部での取り調べに向かう。申力行(しんりこう)は、曹懿恩が刑部に入れば、劉吉(りゅうきつ)が有利になると悟る。そうなれば、劉吉の言い分がすべて通ってしまうだろう。事態を重く見た斉王は、江陵(こうりょう)に皇帝への謁見を再度要請するが、江陵(こうりょう)は自身の安全を考慮し、承諾を拒否する。他に手段のない斉王は、蘇溢清(すいいせい)に劉吉の監視を命じる。

互いに信頼を深めた蘇溢清(すいいせい)と申力行(しんりこう)は、万花楼事件の解決を図る。

一方、単青を人質にした劉進(りゅうしん)は、万花楼を訪れ、信頼する月秀(げっしゅう)に隠れ家を用意してもらう。劉進(りゅうしん)は、2人で駆け落ちするための手段を手に入れたと告げる。

京に戻った申梓木(しんしぼく)は、申力行との確執を乗り越え、父子の絆を深める。申梓木(しんしぼく)は、自身の誕生日に蘇溢清(すいいせい)を招待することを決意する。

劉進(りゅうしん)は劉吉に接触し、5万両の銀と引き換えに有利な情報を提供する密約を結ぶ。2人は利害が一致し、共謀する。様子を伺っていた蘇溢清は劉進(リュウ・ジン)を発見し、尾行するが、武術の腕が劣り、捕らえられてしまう。劉進(リュウ・ジン)は自身の安全を考慮し、蘇溢清を解放する。

劉進(リュウ・ジン)の裏切りを知った斉王と趙無極(ちょうむきょく)は驚きを隠せない。趙無極(ちょうむきょく)は怒りを露わにし、劉進を必ず捕らえて処罰すると宣言する。一方、劉進の寝返りによって優位に立った劉吉は、勝利を確信する。

第26話の感想

第26話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。曹懿恩の濡れ衣事件や劉進の裏切りなど、衝撃的な展開が続きました。

特に印象に残ったのは、曹懿恩の潔さです。彼女は罪を認め、斉王を告発することで、自らの命を危険にさらしました。しかし、彼女は復讐のために命を投げ出す覚悟を決めていたのでしょう。彼女の強い意志と忠誠心には感動させられました。

また、劉進の裏切りも大きな驚きでした。彼はこれまで劉吉に忠誠を誓っていましたが、5万両の銀と引き換えに情報を売ってしまいました。彼の行動は、金銭欲に目がくらんだ結果なのか、それとも別の理由があるのか、今後の展開が気になります。

一方、蘇溢清と申力行は互いの信頼を深め、万花楼事件の解決に動き出しました。2人の協力関係は、今後の物語の鍵を握るでしょう。

つづく