六扇門 第29話 あらすじ/ネタバレ
申力行(しんりこう)が武屠戸のところへ向かうと、趙無極(ちょうむきょく)に出くわします。趙無極(ちょうむきょく)は皇帝が申力行(しんりこう)を召し出したことを伝え、急いで皇宮へ向かうよう促します。
皇宮の養心殿では、皇帝が申力行(しんりこう)に事件の早期解決を命じます。
一方、小安子(しょうあんし)は皇后からの密命を趙無極(ちょうむきょく)に密告したことがバレてしまいます。趙無極は小安子(しょうあんし)を坤寧宮から連れ出し、司礼監で拷問にかけます。小安子(しょうあんし)は皇后の指示通りにすべてを白状し、趙無極は小安子を処刑します。
事件の真相が明らかになりつつあることを知った蘇溢清(すいいせい)は、単青に斉王府に身を隠すよう説得します。単青は屠殺を目撃した屠戸を殺害しようとするものの、更夫に見つかり失敗します。
苦悩する蘇溢清(すいいせい)は、単青と共に夜逃げすることを決意します。
一方、斉王は単青の行方を捜索する中で、蘇溢清(すいいせい)に単青の居場所を尋ねます。蘇溢清は知らないと装いますが、斉王は蘇溢清を尾行し、単青の隠れ家にたどり着きます。斉王は単青に会いたいと申し出ます。
同じ頃、申力行も血痕を追跡して単青の隠れ家を見つけます。偶然にも、錦衣衛の孫乾(そんけん)も部下を連れて同じ場所にやってきます。蘇溢清は急いで斉王に知らせ、蘇溢清と斉王の家臣である斉福はそれぞれ変装して申力行と孫乾(そんけん)の注意を引き、斉王の逃亡を支援します。
申力行は孫乾(そんけん)と追いかけっこをしているうちに、言亦冬(げんえきとう)と遭遇します。申力行は言亦冬(げんえきとう)に先に行くよう指示し、自身は孫乾を引き付けます。斉王は単青に逃げるよう指示しますが、言亦冬(げんえきとう)が到着したため、単青に自分を縛らせて逃走します。この作戦は言亦冬を欺くことに成功しますが、その後を追ってきた孫乾と申力行の疑念を招きます。
申力行は言亦冬から詳細を聞き出し、斉王府へ向かうことを決意します。
第29話の感想
第29話は、事件の真相が明らかになりつつあり、登場人物たちの思惑が交錯する展開となりました。特に、皇后と趙無極の権力闘争、単青と蘇溢清の苦悩、斉王と単青の関係が注目ポイントです。
皇后は、皇帝の寵愛を失い、趙無極に権力を奪われ、苦悩しています。趙無極は、権力を握るために皇后を陥れようと画策しています。単青は、自分の犯した罪を償うために苦悩しています。蘇溢清は、単青を愛するあまり、苦悩しています。斉王は、単青と過去に関係があり、単青を救いたいと思っています。
申力行は、事件の真相を突き止めるために奔走しています。言亦冬は、申力行をサポートしています。孫乾は、単青を捕らえようとします。
つづく