六扇門 第30話 あらすじ/ネタバレ

齊王と赵无極の密談

斉王は趙無極(ちょうむきょく)の招きに応じて司礼監を訪れ、密室で重々しい議題について話し合います。趙無極(ちょうむきょく)は松侍医の死により焦溪(しょうけい)の治療が難航していることを指摘し、後任の医師をどうするか尋ねます。斉王はまずは劉吉(りゅうきつ)の勢力を排除することが先決だと答えます。そして、焦溪(しょうけい)の治療のためにも名医を捜索する必要があると述べ、江陵(こうりょう)を早急に宮殿に招き入れるよう趙無極(ちょうむきょく)に指示します。

申力行(しんりこう)の疑念

申力行(しんりこう)は斉王と趙無極の会話を聞いて、万柳(ばんりゅう)に対する二人の異常な執着に疑問を抱きます。そこには何か隠された目的があるのではないかと推測します。

劉吉(りゅうきつ)の策略

劉吉(りゅうきつ)は申力行(しんりこう)と小栓子(しょう せんし)が万柳(ばんりゅう)を尋問しようとしていることを知り、万柳(ばんりゅう)を抹殺するよう徐蔚(じょい)に命じます。しかし、陳大人は徐蔚(じょい)に策を授け、万柳の兄弟を毒殺させます。申力行はそれを目撃し、政治闘争の残酷さを痛感します。

復讐の提案

帰路、申力行は劉吉と遭遇します。劉吉は申力行に協力関係を提案します。両者には共通の復讐相手がおり、それは劉吉の政敵であり、申力行の父を殺した人物です。さらに衝撃的なことに、その人物は斉王府に潜伏していることを劉吉は明かします。この会話は斉王の側近である斉福の耳にも入ります。

謎の別邸

その後、申力行は蘇溢清(すいいせい)が厳重に警備された斉王府の別邸に向かう姿を目撃します。申力行は別邸に侵入するのは困難と判断し、江陵(こうりょう)夫妻に協力を求めます。江陵(こうりょう)は言葉を濁しながらも、申力行が真相を自力で探るべきだと示唆します。しかし、斉王は申力行の動きを察知しており、別邸への関心を強めます。

真相への挑戦

数々の謎に直面した申力行は、江陵の助言に従い、真相を明らかにすることを決意します。彼は言亦冬(げんえきとう)と共に別邸に潜入しますが、斉王が女性を鑑賞している場面に遭遇します。言亦冬(げんえきとう)の叫び声で斉王に気づかれ、二人は王府の侍衛に捕らえられます。斉王は申力行を安心させるために嘘をつき、真相を隠そうとします。しかし、申力行はもはや斉王を盲目的に信頼することはなく、疑念を深めていきます。

今後の展開

権謀術数と信頼が交錯する中で、申力行は正義を守り、無実の人々を救うためには自らの力で真実を解き明かす必要があると悟ります。斉王、劉吉との戦いは始まったばかりです。

第30話の感想

第30話は、緊張感と謎が交錯するスリリングな展開で、視聴者を釘付けにしました。特に、申力行が劉吉と協力関係を結ぶという衝撃的な展開は、今後のストーリーを大きく左右する重要なポイントとなりました。

斉王と劉吉の思惑が交錯する中で、申力行は真実を追い求める難題に直面します。徐蔚(じょい)の策略により、無辜の万柳兄弟が犠牲になったことは、政治闘争の残酷さを改めて浮き彫りにしました。

一方、申力行と江陵夫妻の関係にも変化が見られます。江陵は申力行を暗に応援する姿勢を見せ、真実を明らかにするよう促します。しかし、斉王は申力行の動きを察知し、警戒を強めています。

つづく