六扇門 第33話 あらすじ/ネタバレ

蘇溢清(すいいせい)は申力行(しんりこう)に、申梓木(しんしぼく)の死は自分とは無関係だと誓う。その様子を、京に戻った単青(たんせい)が目撃する。

曹懿恩(そういえん)は申力行(しんりこう)に近づくため、酒場で芝居を打つ。彼女は強者に迫られているふりをして、騒ぎを起こす。隣の部屋で一人酒を飲んでいた言亦冬(げんえきとう)は、騒ぎを聞いて駆けつけ、暴漢たちを退ける。曹懿恩(そういえん)の美しい容姿に、言亦冬(げんえきとう)は一目惚れする。その後、言亦冬(げんえきとう)が自分の部屋に戻ると、申力行(しんりこう)も戻ってくる。そこに曹懿恩(そういえん)が現れ、先ほどの騒動は劉吉(りゅうきつ)の指示によるものだったと説明する。しかし、申力行(しんりこう)は曹懿恩(そういえん)を信用しておらず、彼女は潔白を証明するために死のうとする。曹懿恩(そういえん)を愛するようになった言亦冬(げんえきとう)は、彼女を止めようとする。申力行(しんりこう)は、曹懿恩が絡みついてくるのを避けるため、銀を渡して彼女を追い払い、言亦冬(げんえきとう)に騙されないように忠告する。

申力行が聞く耳を持たないため、曹懿恩は別の策を講じる。夕方、曹懿恩は偶然を装って言亦冬の前に現れ、銀を奪われたため行き場がないと訴える。言亦冬は曹懿恩を家に連れ帰り、一晩中外で過ごす。翌朝、曹懿恩は朝食を用意し、言亦冬は家庭的な雰囲気に心が温まる。

曹懿恩が家にいるようになってから、言亦冬は別人になったように振る舞う。申力行は、言亦冬が曹懿恩に魅了されているのではないかと疑う。その夜、申力行は言亦冬の家を訪れる。曹懿恩は申力行に媚びを売るが、彼は相手にしない。一方、言亦冬は愛する女性が惨めな姿をしていること、そして兄弟が横暴な態度をとっていることに腹を立て、申力行と口論になる。二人は不仲のまま別れる。申力行が去った後、言亦冬と曹懿恩は燭台の灯のもとで寄り添う。

翌日、曹懿恩に金簪をプレゼントした言亦冬は、家に帰ると曹懿恩が姿を消していることに気づく。彼は申力行が曹懿恩を捕らえたと思い、六扇門に駆け込んで釈放を要求する。そのとき、捕快が駆けつけて曹懿恩が万花楼に連れ去られたことを伝える。言亦冬はすぐに万花楼に向かい、心配した申力行も後を追う。

曹懿恩を救出したい言亦冬は、万花楼で暴れる。駆けつけた六扇門の捕快が、なんとか言亦冬を制止する。万花楼の女将はすぐに官に訴える。

刑部で審理が行われるが、女将は理不尽な要求を繰り返し、徐大人も面倒に感じて申力行に金銭で解決するように促す。しかし、女将は法外な金額を要求し、申力行は700両もの銀を用意することができない。彼は、言亦冬が連れ去られるのを見守るしかない。

仕方なく、申力行は徐大人の指示に従い、首輔の劉吉(りゅうきつ)に助けを求める。しかし、それも劉吉(りゅうきつ)の策略だった。狡猾な劉吉(りゅうきつ)は、申力行のために問題を解決する一方で、趙無極(ちょうむきょく)と斉王を自宅に招いていた。趙無極(ちょうむきょく)と斉王は、申力行が深夜に劉府を訪れる様子を目撃し、疑念を抱く。

斉王は、蘇溢清(すいいせい)に申力行との関係修復を依頼する。蘇溢清(すいいせい)は申力行に会い、斉王の意図を伝える。申力行は、劉府を訪れたのは言亦冬を救出するためだったと蘇溢清(すいいせい)に告げる。彼の冷淡な態度に、蘇溢清(すいいせい)は心を痛める。

申力行は、蘇溢清の後をこっそり追いかけ、単青(たんせい)の姿を目撃する。

第33話の感想

以下は、第33話の感想です。

曹懿恩は狡猾な女性ですが、同時に強い意志を持った女性でもあります。

言亦冬は曹懿恩に一目惚れし、彼女のために身を挺して行動します。

申力行は曹懿恩を信用しておらず、また言亦冬が曹懿恩に魅了されているのではないかと疑っています。

蘇溢清は申力行のことを大切に思っており、彼のことを心配しています。

単青(たんせい)は謎の多い人物であり、今後の展開に注目が集まります。

第33話は、複雑な人間関係と緊迫した展開が描かれた回でした。今後の展開が楽しみです。

つづく