六扇門 第5話 あらすじ/ネタバレ

夜が更けていく中、申梓木(しんしぼく)一行は森の中へ。彼は信号弾を打ち上げ、夜空に一筋の光が走る。その後、黒衣の2人が江湖の大盗・啞巴胡万を連行してきた。これは申梓木(しんしぼく)が騒動を鎮めるために、彼を身代わりに捕らえたのだ。

申力行(しんりこう)が戻り、父の行動を見て激怒する。彼は言亦冬(げんえきとう)に、六扇門がなぜ冤罪を作る場所になってしまったのかと問いただす。彼は真っ直ぐ父のもとへ行き、銀を返し、事件について話し合おうとする。申梓木(しんしぼく)は息子に、この事件は斉王と皇子党が絡んでおり、複雑で妥協するしかない、六扇門の安全を守るためだと忠告する。

三司会審で、刑部の徐大人 が胡万を尋問する。申梓木(しんしぼく)が代わりに答えると、胡万は頷いて同意する。民衆は冤罪だと叫ぶが、徐大人は動じない。胡万が署名しようとしたその時、申力行(しんりこう)は訟師?辛不平に扮して乱入し、胡万の無実を訴える。民衆もそれに呼応する。徐大人は仕方なく、申梓木(しんしぼく)に質問することを許可する。申力行(しんりこう)は確たる証拠を元に次々と質問をぶつけるが、申梓木(しんしぼく)は答えられない。胡万はそれを察知して自白を翻そうとするが、申梓木(しんしぼく)は激昂し、息子の偽装を暴き、立ち去るように命じる。しかし、この騒動により、胡万は罪を否認し続ける。徐大人は仕方なく、事件を六扇門に差し戻して再審理することになる。

趙無極(ちょうむきょく)は六扇門が劉吉(りゅうきつ)に操られ、斉王に不利になると心配する。斉王も孤立無援を感じ、蘇溢清(すいいせい)に頼るしかないと思う。

六扇門内は暗い雲に覆われ、申梓木(しんしぼく)は怒りに震える。申力行(しんりこう)が戻ってきて、謝罪した後も事件の徹底的な調査を主張する。申梓木(しんしぼく)は激怒し、棍棒で追いかける。申力行(しんりこう)は逃げながら事件の分析を続け、父子で激しい口論となる。申力行(しんりこう)は頭を下げた後、憤慨して立ち去る。最終的に、申梓木(しんしぼく)は折れて、捕快に息子の言う通りに行動するように命じる。

申力行(しんりこう)と言亦冬(げんえきとう)は鬼市で調査を進める。一方、蘇溢清(すいいせい)も変装して潜入し、手がかりを探していた。彼女は李記当鋪で太監が質入れした品物について尋ねるが、店主の万柳は否定する。申力行(しんりこう)は万柳を疑い、密かに監視する。万柳が出かけると、2人は後を追うが、見失ってしまう。

申力行(しんりこう)は言亦冬(げんえきとう)を煙館に連れて行き、煙草を吸うふりをして情報を集める。そこで万柳が河間人?高士奇と関係があり、趙先生の宝物が関係していることを知る。翌日、2人は高士奇を探すが逃げられてしまう。幸い、蘇溢清(すいいせい)の助けで彼を捕まえることができた。

高士奇を通じて、万柳の罪が明らかになる。事件はすぐに解決し、万柳は重刑を宣告される。六扇門はこの機会に、六部の前で威信を回復する。

第5話の感想

第5話は、六扇門の内部闘争と、事件の真相を追う展開がスリリングな回でした。特に、申力行(しんりこう)と申梓木(しんしぼく)の親子対立がドラマチックに描かれており、見応えがありました。

申力行(しんりこう)は正義感が強く、冤罪を許さない性格です。一方、申梓木(しんしぼく)は六扇門を守るために、時には妥協することも必要だと考えています。二人の対立は、正義と現実の狭間で揺れる人間の葛藤を浮き彫りにしています。

また、事件の真相を追う展開もハラハラドキドキさせられました。特に、申力行(しんりこう)が偽装して三司会審に乱入するシーンは、緊迫感がありました。

事件の解決とともに、六扇門の威信も回復しました。しかし、事件の背後には、まだ謎が残されています。今後の展開が気になります。

つづく