六扇門 第7話 あらすじ/ネタバレ

蘇溢清(すいいせい)は、申力行(しんりこう)に命を救われたことに深く感謝する。申力行(しんりこう)は冗談めかして「以身相許」と言い、蘇溢清(すいいせい)は恥ずかしさと複雑な気持ちを抱く。申力行(しんりこう)は、齊王府の執事である張世傑が慌ただしく夜の街を歩く姿を見かけ、その家まで尾行する。

蘇溢清(すいいせい)と申力行(しんりこう)の間の微妙な感情は、齊王?朱見溢(しゅうけんいつ)の鋭い目に逃れなかった。齊王は、自身の勢力を固めるために、2人の感情を申力行(しんりこう)を取り込むための駒として利用しようと考え、奪嫡の道を切り開こうとする。齊王は蘇溢清(すいいせい)にその意図を伝え、蘇溢清(すいいせい)は驚くと同時に少女らしい恥ずかしさを露わにする。しかし、申力行(しんりこう)はすでに龔芮溪との婚約を交わしていたため、齊王の申し出をやんわりと断る。

臨河村では、龔家の婚事について様々な噂が飛び交う。龔芮溪の婚約者が別の女性と恋仲になったという噂が流れ、龔家父娘は必死に否定するものの、事実は隠しきれず、周囲の非難に耐え忍ぶしかない。

齊王は群臣をもてなす宴を催す。名目上は皇帝の健康を祈るためだが、実際には敵を欺くための罠を仕掛けている。この宴は、申力行(しんりこう)と蘇溢清(すいいせい)が親睦を深める機会となり、一石二鳥となる。

申力行(しんりこう)は、張世傑の義理の弟が賭博で借金をし、助けを求めに来たところを目撃する。張世傑は自分の地位を笠に着て、強引に介入しようとする。この様子を申力行(しんりこう)は密かに観察し、その内情を把握する。翌日、賭場では、張世傑は冷遇されるが、申力行(しんりこう)が助け舟を出す。2人とも追い出されるが、意外にも張世傑との距離が縮まる。

蘇溢清(すいいせい)は申力行(しんりこう)を慕い、六扇門を訪ねる。婚約を知り、落胆する。彼女は申梓木(しんしぼく)に渡してほしいと手紙を残すが、手紙は地面に投げ捨てられてしまう。蘇溢清(すいいせい)は苦い思いを抱く。

申力行(しんりこう)は張世傑に近づくため、言亦冬(げんえきとう)から金を借り、さらに捜査を理由に蘇溢清(すいいせい)から資金を調達する。実際は、賭場で勝負をし、張世傑の信頼を得るためだった。申力行(しんりこう)は惜しみなく金を使い、張世傑の信頼を勝ち取る。そして、張世傑の家にある豪華な食材がすべて齊王府から来ていることに気づく。そこには何か裏がある。張世傑は、賭場での騒動、逮捕、申力行(しんりこう)の責任などを通じて、申力行(しんりこう)に心を開き、酒に酔った勢いで自分が実は劉吉(りゅうきつ)のスパイであることを明かす。申力行(しんりこう)はすぐに張世傑を逮捕しようとするが、蘇溢清(すいいせい)は長い目で見て大物を捕まえようと主張する。2人の意見は対立する。

龔芮溪は婚約が破談になり、感情を抑えられず、申力行(しんりこう)に迫るが、拒絶されて傷心のまま立ち去る。そのとき、蘇溢清(すいいせい)と言亦冬(げんえきとう)が張世傑が殺害され、遺体が街中に放置されていると報告する。申力行(しんりこう)はすぐに現場に向かおうとするが、嫉妬に駆られた龔芮溪に止められ、蘇溢清(すいいせい)との関係を説明するよう求められる。申力行(しんりこう)の冷淡な態度に傷ついた龔芮溪は立ち去り、申力行(しんりこう)は複雑な状況に1人取り残される。

第7話の感想

第7話は、複雑に絡み合った人間関係と、緊迫した展開が魅力的な回でした。

蘇溢清(すいいせい)と申力行(しんりこう)の微妙な感情は、齊王の思惑によってさらに複雑さを増していきます。蘇溢清(すいいせい)の少女らしい恥ずかしさや、申力行(しんりこう)の葛藤が丁寧に描かれており、2人の今後の関係が気になります。

龔芮溪の婚約破談は、彼女に大きなショックを与え、感情を制御できなくなってしまうほど追い詰められます。一方、申力行(しんりこう)は張世傑に近づくために危険な賭けに出るなど、大胆な行動に出ます。

張世傑の正体が劉吉(りゅうきつ)のスパイであることが明らかになるなど、物語は大きく動き始めました。申力行(しんりこう)と蘇溢清(すいいせい)は、この複雑な状況をどのように乗り越えていくのか、今後の展開が楽しみです。

つづく