六扇門 第8話 あらすじ/ネタバレ
申力行(しんりこう) 現場検証
申力行(しんりこう) 現場に到着し、初步検証を開始。彼は犯人が武術に長けていると判断し、張世傑(ちょうせいけつ) の遺体の様々な痕跡から、犯人は張世傑(ちょうせいけつ) を d 場 から誘い出して殺害しようとしたが、途中で張世傑(ちょうせいけつ) に気づかれたと推測。張世傑(ちょうせいけつ) の尾指の爪の下に黒い布の切れ端が発見されたことから、2 人はもみ合ったと考えられる。d 場 で確認を終えた申力行(しんりこう) は、街角で斗笠をかぶった黒衣の男が急いで立ち去るのを目撃し、部下を連れて追跡を開始。途中、酔っ払った龔芮溪 (こうらいけい)に絡まれるが、申力行(しんりこう) は相手にせず追跡を続ける。さらに追跡を進めると、途中で数人の捕快が倒されており、犯人の武術の高さ が証明された。申力行(しんりこう) と蘇溢清(すいいせい) は鎮撫司まで追跡するが、そこで手がかりは途絶えてしまう。
六扇門の犠牲
六扇門の捕快である張広 と孫岩 は、今回の追跡で重傷を負い、殉職してしまう。申梓木(しんしぼく) は悲しみに暮れ、息子である申力行 に早く家に帰って結婚するように説得する。しかし申力行 は頑固に聞き入れようとしないため、申梓木(しんしぼく) はついに堪忍袋の緒が切れ、申力行 に平手打ちを食らわせてしまう。傷心の申力行 は家を出て行くが、申梓木(しんしぼく) は心配で言亦冬(げんえきとう) に後をつけさせる。
齊王府での出来事
申力行 は齊王府を訪れる。齊王 は城外の道観から皇帝のために祈願を終えて戻ってきたばかりだった。六扇門の捕快が犠牲になったことを聞くと、齊王 は悲しみと慰問の言葉を述べる。申力行 は王府の内通者を排除したことを報告し、辞表を提出する。蘇溢清(すいいせい) は申力行 の決断に落胆するが、齊王 は申力行 を咎めることなく、多額の報酬を与え、申梓木(しんしぼく) の隠居を支援することを約束する。しかし、齊王 の真意はそれだけではない。彼は申力行 を巧みに操り、大きな陰謀を企てていた。
悲しみに暮れる龔芮溪
龔芮溪 (こうらいけい)は悲しみに暮れ、通州の臨河村にある自宅に戻る。
申梓木(しんしぼく)の隠居
息子の決断を聞いた申梓木(しん しぼく) は安堵する。しかし、申力行 の本心は違う。彼は胸の内に苦悶を秘め、酒場で酒を飲み、憂さを晴らそうとする。一方、申梓木(しん しぼく) は吏部の大人に賄賂を贈り、隠居の手続きを急がせる。
皇宮での陰謀
皇宮では、皇后が皇太子に異分子に対する敵意を植え付け、皇位継承争いで優位に立とうと画策していた。
申梓木(しん しぼく)の隠居が決定
吏部からの指示が下り、申梓木(しん しぼく) はようやく隠居することができる。彼は安堵し、隠居祝いと申力行 の婚約祝いを兼ねて宴会を開こうとする。しかし、申力行 は乗り気ではなく、龔芮溪 (こうらいけい)は自分の理想の女性ではないと主張する。申梓木(しん しぼく) は息子の本心を見抜き、蘇溢清(すいいせい) が問題だと指摘する。心を見透かされた申力行 は何も言えなくなってしまう。
皇太子の監視
趙無極(ちょうむきょく) が松侍医 を監視しているため、皇后の松侍医 救出計画は頓挫してしまう。皇后は怒りを隠せない。
衝撃的な展開
齊王 の策略により、申力行 は父である申梓木 の代わりに六扇門の新統帯に任命される。父の苦衷を理解している申力行 は拒否するが、齊王 と蘇溢清(すいいせい) は事件の真相を徐々に明らかにしていくことを餌に、申力行 を説得する。彼らは、事件解決への執着が申力行 の弱点であることを知っており、達成感を与えることで彼を操ろうとしていた。
第8話の感想
第8話は、緊迫感と衝撃的な展開が続く見応えのあるエピソードでした。特に、申力行と申梓木の親子関係が大きく変化した点が印象的です。申梓木は息子の身を案じて早く結婚するように説得しますが、申力行は事件解決に執着し、なかなか聞き入れません。最終的に、申梓木は申力行に平手打ちを食らわせてしまうという衝撃的なシーンが描かれます。
また、齊王の真意が明らかになり、今後の展開がますます気になります。彼は申力行を巧みに操り、大きな陰謀を企んでいるようです。申力行は齊王の策略に気づき、事件解決に邁進するのでしょうか。
一方、皇宮では皇后が皇太子に異分子に対する敵意を植え付け、皇位継承争いで優位に立とうと画策しています。松侍医の救出計画が頓挫したことで、皇后の焦りは募るばかりです。
つづく