如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~ 第1話 あらすじ/ネタバレ
梦と現実
第四皇・子弘暦(こうれき)は夢の中で青璎(せいえい)を探し、扉を開けると青璎(せいえい)が如意を手に福晋(ふくじん)に選ばれている姿を見る。目を覚ました弘暦(こうれき)は慌てて三皇子に福晋(ふくじん)選びの結果を尋ねる。三皇子は董鄂氏(とうおくし)を嫡福晋(ふくじん)に選んだが、青璎(せいえい)は側室にも格格にも選ばれず、姿を消したという。弘暦(こうれき)は青璎(せいえい)を探しに出かける。
宮中で千里鏡を覗く青璎(せいえい)を見つけ、弘暦(こうれき)は彼女に三皇子のことが嫌いだったことを知る。青璎(せいえい)は福晋(ふくじん)選びを逃れるため、わざと豆をたくさん食べて選から外れたのだ。弘暦(こうれき)は翌月に自分が福晋(ふくじん)を選ぶことを伝え、青璎(せいえい)に秀女として自分の目利きを手伝ってほしいと頼むが、青璎(せいえい)は拒否する。弘暦(こうれき)は絳雪軒(こうせつけん)で青璎(せいえい)を待つと告げて去る。
皇后の思惑
皇后は青璎(せいえい)に新しい衣服を与え、弘暦(こうれき)の福晋(ふくじん)選びに備えるよう命じる。しかし青璎(せいえい)は弘暦(こうれき)を兄のように慕っており、福晋(ふくじん)になる気はないと告げて皇后のもとを去る。
三皇子の失脚
三皇子弘時は養心殿で雍正帝(ヨウセイテイ)から叱責を受ける。弘時は党派を形成し、朝廷の臣下と結託して不穏な動きをしていたのだ。弘時を弾劾する奏摺が2通あった一方で、残りの奏摺はすべて彼を擁護する内容だったため、雍正帝(ヨウセイテイ)は不快感を示す。
運命の選択
絳雪軒で福晋(ふくじん)選びが行われる。熹貴妃(ききひ)は弘暦(こうれき)に、自分にとって助けとなる福晋(ふくじん)を選ぶべきだと助言する。富察氏(ふちゃし)は地位も権力も高い家柄であり、弘暦(こうれき)は彼女を真剣に考えるべきだと告げる。吉時が訪れるが、青璎(せいえい)はまだ到着していない。弘暦(こうれき)は如意を手に取り、富察氏(ふちゃし)に渡そうとする。しかしその瞬間、青璎(せいえい)が駆けつける。弘暦(こうれき)は考えを改め、富察氏(ふちゃし)に渡しかけた如意を引っ込める。
皇帝の怒り
皇帝は激怒し、三皇子弘時を宗籍から外し、玉牒から除名すると宣言する。今後、弘時は息子ではなくなり、皇后は景仁宮に幽閉され、二度と会うことはないと告げる。
波乱の結末
弘暦(こうれき)は富察氏(ふちゃし)を側福晋(ふくじん)に、青璎(せいえい)を嫡福晋(ふくじん)に選ぶ。しかし皇帝が絳雪軒を訪れ、皇后が大きな過ちを犯したため幽閉され、青璎(せいえい)も彼女の姪であるため嫡福晋(ふくじん)にはなれないと告げる。青璎(せいえい)はすぐに宮を去り、福晋(ふくじん)選びは後日改めて行うという。
青璎(せいえい)は景仁宮を訪れ、皇后に会いに行く。皇后は青璎(せいえい)が自分のせいで巻き込まれたことを知り、これ以上自分を庇うなと諭す。景仁宮を出た青璎(せいえい)は、弘暦(こうれき)が自分を待っていることに気づく。弘暦(こうれき)は青璎(せいえい)のために皇帝に情けを請い、側に置いておきたいと伝える。弘暦(こうれき)は青璎(せいえい)こそが自分の望む相手であり、彼女は無実であり、彼女の身分は関係ないと主張する。皇帝は弘暦(こうれき)に、皇族として自分の意思だけで行動することはできないと告げる。弘暦(こうれき)の娶る相手は彼一人の問題ではなく、適切な相手が必ずしも望む相手とは限らないのだ。弘暦(こうれき)の熱心な願いを受け、皇帝は青璎(せいえい)を弘暦(こうれき)の側福晋(ふくじん)、富察氏(ふちゃし)を嫡福晋(ふくじん)、高氏を格格とすることを許可し、弘暦(こうれき)を宝親王に封じる。
思惑渦巻く後宮
熹貴妃は失意の皇后を見舞う。その際、青璎(せいえい)が側福晋(ふくじん)に封じられたという知らせが入る。熹貴妃は驚きを隠せない。皇后は、弘時を擁護する奏摺は熹貴妃が誰かに書かせたものだと指摘する。熹貴妃はあれこれ策略を巡らせたが、弘暦(こうれき)が青璎(せいえい)に心酔し、自分の将来を顧みずに青璎(せいえい)を側福晋(ふくじん)に迎えたことは予想外だった。皇后と熹貴妃の争いはまだ終わっていない。
弘暦(こうれき)は熹貴妃に挨拶をし、青璎(せいえい)を娶ることを独断で決めたことを許してほしいと頼む。熹貴妃は青璎(せいえい)を責めることはしないと答え、息子と青璎(せいえい)の幸せを願う。青璎(せいえい)の家では、彼女の結婚について頭を悩ませていた。二人の皇子による福晋(ふくじん)選びで青璎(せいえい)は選ばれず、今後どのような縁談があるのかと心配していた。そんな時、青璎(せいえい)が宝親王の側福晋(ふくじん)に封じられたという知らせが届き、家族は大喜びする。
如懿伝 第1話 感想
如懿伝の第1話は、波乱に満ちた展開で幕を開けました。夢の中で青璎(せいえい)を探す弘暦(こうれき)の姿は、彼の彼女への強い想いを示唆しており、現実で青璎(せいえい)が福晋(ふくじん)選びから外れたことを知った彼の焦燥感は視聴者に伝わってきました。
皇后は青璎(せいえい)を弘暦(こうれき)の福晋(ふくじん)にしようと画策しますが、青璎(せいえい)はそれを拒否します。彼女の意志の強さと、弘暦(こうれき)への一途な想いは印象的でした。
三皇子の失脚は、後宮の権力闘争の激しさを物語っています。皇帝の怒りは凄まじく、皇后の幽閉と三皇子の廃嫡は衝撃的な展開でした。
弘暦(こうれき)が青璎(せいえい)を側福晋(ふくじん)に選んだことは、皇帝の怒りを買いましたが、彼の青璎(せいえい)への強い想いは揺るぎません。皇帝は最終的に折れ、青璎(せいえい)を側福晋(ふくじん)として認めます。
つづく