如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~ 第12話 あらすじ/ネタバレ

如懿と大皇子は庭園を散歩中、皇后の侍女?蓮心の泣き声を聞く。阿箬(あじゃく)は蓮心が太監の王欽に嫁ぐことを嘲笑し、蓮心は傷心して立ち去る。道中、玫常在の駕籠が暴走し、貴妃を驚かせ、貴妃から賜った玉釵を破損させてしまう。皇后の宮殿では、貴妃は玫常在の無礼を訴えるが、玫常在は妊娠を理由に許しを請い、皆が喜ぶ。皇后も蓮心を王欽に嫁がせることを発表し、蓮心は涙ながらに皇后に仕え続けたいと懇願するが、聞き入れられない。太后は玫常在の妊娠を聞き、永和宮に送子観音を贈り、寵愛を示す。

如懿と皇帝は食事を共にし、蓮心の結婚について話す。如懿は蓮心が気の毒だと感じるが、皇帝は互いに助け合うためだと説明する。皇帝は如懿に皇后のことにあまり関与しないようにと忠告し、皇后が貴妃を偏愛しているとほのめかす。如懿は皇帝にもっと自分の宮殿に時間を割いてほしいと率直に言うが、皇帝が国事に忙しいことも理解している。皇帝は如懿の率直さを称賛し、江南の水害対策がうまくいっていることを伝え、淮陰知県を知府に昇進させようとしていることを話す。阿箬(あじゃく)は自分の家が褒美をもらったと勘違いして、慌ててお礼を言うが、実際には勘違いだった。皇帝は阿箬(あじゃく)に良い婿を探してあげると約束する。

阿箬(あじゃく)は得意になり、部屋で惢心をこき使う。翌日、阿箬(あじゃく)は出仕に遅刻し、如懿は派手な身なりで宮中の規則に違反していることを叱責する。阿箬(あじゃく)は如懿が自分の寵愛を妬んでいると思い、内心不満を抱く。

皇后は皇帝が大皇子を勉強に連れて行くのを見て、嫉妬心を抱き、如懿に野心があるのではないかと疑う。玫常在は妊娠したことで貴人に昇格し、たびたび妊娠を理由に皇帝を呼び寄せるため、後宮で噂される。

王欽と蓮心の結婚式当日、皇后は蓮心に広い部屋を賜る。蓮心は涙ながらに受け入れる。夜遅く、如懿は別館から女性の悲鳴が聞こえるのを聞いて、不審に思う。翌日、玫貴人は夜に異音が聞こえたことを話題にするが、如懿は知らないふりをする。他の妃嬪(ヒヒン)たちは蓮心の境遇に同情して噂し合う。

如懿は皇后の部屋で手帕を紛失し、蓮心が返却する際に阿箬(あじゃく)から挑発される。蓮心は阿箬(あじゃく)を皮肉で返す。如懿は阿箬(あじゃく)の無礼を叱責し、貴妃が現れて阿箬(あじゃく)を厳罰に処そうとする。緊迫した空気が流れる。

第12話の感想

第12話は、如懿と蓮心の関係に焦点を当て、宮廷内の権力闘争と女性の運命を描いた、感動的なエピソードでした。蓮心の結婚は、皇后と貴妃の権力闘争に巻き込まれ、彼女の幸せを犠牲にした悲劇的な出来事でした。如懿は蓮心を気遣い、彼女を助けようとしますが、皇后の圧力に屈せざるを得ません。

また、阿箬(あじゃく)の傲慢さと如懿の優しさの対比が印象的でした。阿箬(あじゃく)は自分の地位を利用して他人を利用し、如懿は常に他人のことを考えて行動します。この対比は、宮廷内の権力と人間の心の闇を浮き彫りにしています。

つづく