如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~第24話あらすじ/ネタバレ

冷宮の危機

冷宮から助けを求める声が聞こえ、凌雲徹が駆けつけます。如懿の部屋に毒蛇が侵入しており、惢心が必死に木の棒で追い払っていました。凌雲徹は酒を使って毒蛇を追い払いますが、如懿はすでに噛まれていました。毒が強いと判断した凌雲徹は、男女の隔たりを顧みず、如懿の毒を吸い出して解毒の薬を飲ませます。如懿は凌雲徹に感謝します。凌雲徹は部屋の瓦が剥がされているのを発見し、毒蛇は誰かが故意に放ったものだと推測します。

貴妃の怒りと暗躍

貴妃は如懿と惢心が無事だったことを知り、双喜(そうき)を叱責します。阿箬(あじゃく)も双喜(そうき)の無能さを責めます。江侍医が如懿と惢心を診察しますが、如懿は江侍医が処方した薬を飲んでも症状が改善しません。惢心が食事を運んでくると、江侍医は料理が湿寒性で、風湿を悪化させるものだと気づきます。これは誰かが毒殺を企てている証拠でした。如懿は静観することを決意します。

貴妃は如懿を凌雲徹が助けたことを知り、凌雲徹を懲らしめるために部下を送り込みます。部下は皇子がいる人物の命令だと偽って、凌雲徹を襲撃します。しかし、皇帝が派遣した毓瑚(いくこ)姑姑は、凌雲徹と趙九霄に如懿の警護を命じており、2人は難を逃れます。

感謝と悲報

如懿は凌雲徹に感謝の気持ちを込めて靴下を贈ります。凌雲徹の傷跡を見て、如懿は襲撃された際に何か聞き覚えのある言葉がなかったかを尋ねます。凌雲徹は「皇子がいる人物の命令」という言葉を聞いたと答えますが、如懿はそれが罠だと見抜きます。

皇帝も如懿が毒蛇に襲われたことを知り、毓瑚(いくこ)に詳細な調査を命じます。太后は陸沐萍(りくぼくへい)を皇帝の侍女に選びますが、皇帝はあまり興味を示しません。

阿瑪の死と如懿の決意

如懿の父は河川の堤防の視察中に転落して亡くなりました。海蘭(かいらん)は如懿を冷宮から出して喪に服させるべきだと提案しますが、皇帝は冷宮に入った者は出すべきではないと拒否します。皇帝は海蘭(かいらん)に、今は如懿に知らせないようにと命じます。皇帝は如懿の家族に多額の賞金を与え、李玉に銀票を届けるように命じます。皇后は皇帝が依然として如懿を気にかけていることに嫉妬心を募らせます。

如懿は海蘭(かいらん)から父が亡くなったことを知らされ、悲しみに暮れます。如懿は冷宮の門まで駆けつけ、凌雲徹に実家を訪ねてくれるように頼みます。如懿は父の死を信じることができず、凌雲徹に真実を確かめてほしいと懇願します。しかし、凌雲徹が訪れた先で伝えられたのは、やはり父の死という悲しい知らせでした。

如懿は自分が冷宮に入ったために父が堤防の視察という危険な任務を負うことになり、結果として死なせてしまったと自責の念に駆られます。夢の中で姑母が現れ、このままでは冷宮で老い果ててしまうと叱責されます。目を覚ました如懿は、冷宮から脱出する方法を見つけると決意します。

皇后の策略

実は、如懿に知らせを伝えたのは海蘭(かいらん)ではなく、皇后が海貴人(かいきじん)の名を使って送り込んだ者でした。皇后は如懿に紙銭と冥銭を送り、太監の成翰(せいはん)を使って太后に働きかけます。如懿は紙銭を受け取り、不審に感じます。

中元節の日、妃嬪(ヒヒン)たちは法船に供物を捧げます。宮中では法事が執り行われています。

第24話の感想

第24話では、如懿の冷宮での苦難が描かれました。毒蛇の襲撃、凌雲徹との再会、そして父親の死と、如懿は数々の困難に直面します。

毒蛇の襲撃は、如懿の命を脅かすだけでなく、凌雲徹との関係を深めるきっかけにもなりました。凌雲徹は命懸けで如懿を助け、如懿は彼に感謝の気持ちを抱きます。

しかし、如懿の苦難は続きます。父親の死は如懿に大きな衝撃を与え、彼女は自責の念に駆られます。さらに、皇后の策略によって、如懿は冷宮から脱出する道を閉ざされてしまいます。

つづく