如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~ 第29話 あらすじ/ネタバレ

如懿は秘密裏に江侍医に镯子から零陵香を取り除かせ、皇后に疑われないように再び身につける。毓瑚(いくこ)は如懿に凌雲徹の消息を尋ね、如懿は彼が坤寧宮に配属されるように手配し、皇帝が密かに侍衛に如懿の護衛を命じていたことを明かし、如懿は皇帝の気遣いに感謝する。

如懿は養心殿を訪れ、皇帝はかつて郎画師に預けていた肖像画を取り出し、画は失せても情は永遠に残ると告げる。彼は青桜時代の純真さを懐かしみ、如懿が冷宮で受けた仕打ちに心を痛め、如懿の手工品はすべて彼が売却を許可したことを明かす。如懿は皇帝の深い愛情に感謝し、皇帝はこれからも共に歩むことを約束する。

凌雲徹は坤寧宮に配属され、嬿婉(えんえん)が松の枝を採れなかったことで叱責されているのを目撃し、旧情を挽回しようと進んで手伝う。如懿は偶然凌雲徹に出会い、彼と嬿婉(えんえん)のために良い仕事を見つけて困窮を解消することを約束する。

阿箬(あじゃく)の父、桂鐸が不幸にも亡くなり、皇帝は銀を賜って弔慰する。宮宴では、他の妃嬪(ヒヒン)は東海の真珠を贈られたが、阿箬(あじゃく)だけが朱砂を受け取り、皆の疑いを招く。毓瑚(いくこ)は阿箬(あじゃく)が侍衛に賄賂を贈ったことを暴露し、皇帝は阿箬(あじゃく)に当年如懿を陥れたことについて問い詰めるが、阿箬(あじゃく)は言葉を濁す。海蘭(かいらん)と嘉嬪は相次いで阿箬(あじゃく)を疑い、玫貴人は怒りを抑えきれず阿箬(あじゃく)を平手打ちする。皇帝は阿箬(あじゃく)を養心殿に移して再審する。

如懿は冤罪が晴れて気分が晴れやかになる。貴妃は不安になり、皇后と対策を練るが、素練(それん)は阿箬(あじゃく)が単独で行動したと主張する。皇帝は阿箬(あじゃく)を单独で尋問し、阿箬(あじゃく)は如懿を陥れたことを認めるが、黒幕を明かすことを拒否する。宮女の告発を受け、阿箬(あじゃく)は冷宮の火事と蛇の仕業はすべて自分がやったと認め、如懿が寵愛されるのを妬んで恨んでいたと主張する。皇帝は阿箬(あじゃく)をこれまで生かしてきたのは如懿の潔白を証明するためであり、心から彼女を愛したことはないと明言する。

皇帝は如懿に、阿箬(あじゃく)は口を閉ざしたまま黒幕を明かさず、後宮の安寧のためここで幕を引くことにしたと告げる。毓瑚(いくこ)は阿箬(あじゃく)の家族が捕らえられたことを報告し、貴妃が銀の提供元であることを暴露する。皇帝は皇后が関与しているのではないかと心配し、阿箬(あじゃく)を永遠に黙らせることに決め、貴妃のことは機をうかがうことにする。

第29話の感想

第29話では、如懿の冤罪が晴れて、心が晴れやかになる一方、阿箬(あじゃく)の悪事が暴かれ、後宮に衝撃が走りました。

如懿は、皇帝の深い愛情と信頼を感じて、未来への希望を新たにしました。一方で、凌雲徹と嬿婉(えんえん)の再会は、複雑な感情を呼び起こしました。

阿箬(あじゃく)の悪事は、冷宮での火事や蛇の仕業など、これまで謎だった事件の真相を明らかにしました。しかし、黒幕が明らかにならなかったことは、今後の展開が気になります。

また、貴妃の動向も気になるところです。阿箬(あじゃく)の銀の提供元であることが暴露され、皇帝の疑念を招きました。今後、貴妃がどのような行動に出るのか、注目です。

つづく