如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~第3話 あらすじ/ネタバレ

悲劇の死

青璎(せいえい)は姑母に会いに行きます。姑母は、行宮で余生を過ごせば先帝と合葬できる栄誉が得られると言いますが、鈕祜禄氏はそれが青璎(せいえい)の命と引き換えに得たものだと既に伝えていました。姑母は鈕祜禄氏の本当の目的が自分であることを理解し、青璎(せいえい)に犠牲になって欲しくありませんでした。また、鈕祜禄氏の意向に沿って生きることも嫌でした。そこで、鈕祜禄氏が差し出した毒薬を飲みます。臨終間際、彼女は青璎(せいえい)に、ウラナラ氏の唯一の希望として恨みを抱かずに、鈕祜禄氏を皇后にするために利用するように言います。青璎(せいえい)は姑母の死を目の当たりにして、声を上げて泣きます。

太后は景仁宮の住人が亡くなったことを知り、とりあえず青璎(せいえい)を宮に残すことにします。皇帝はウラナラ氏の死を聞き、宦官から毒を飲んで亡くなったこと、そして太后が景仁宮を訪れていたことを聞きます。皇帝は何かを考えます。

福晋(ふくじん)の富察氏(ふちゃし)は、皇后として余生を過ごすはずだったウラナラ氏が、皇子を亡くし、寵妃が権力を握り、このような結末を迎えたことに感慨を覚えます。自身の経験から、嫡子が成長すれば、寵妃が庶子を産んでも意味がないと考えます。

葬儀とその後

皇帝は慈寧宮の改修を命じ、改修中は太后が寿康宮で太妃と同居することになります。皇帝は皇后の礼でウラナラ氏を葬りたいと考えますが、太后は反対します。そのとき、張廷玉(チョウ・テイギョク)が謁見します。張廷玉(チョウ・テイギョク)は、景仁宮の尊封が朝野の注目を集めているのは国事であり、皇帝が明察することを望みます。張廷玉(チョウ・テイギョク)と太后が激しく議論しているところに、青璎(せいえい)が現れます。青璎(せいえい)は、姑母は先帝の崩御を悲しんで亡くなったと証言します。最終的に、太后は妃の礼で嬪妃の園寝に葬るように命じます。

部屋には皇帝と青璎(せいえい)の2人だけが残ります。皇帝は再び景仁宮の住人の死について質問します。青璎(せいえい)は自分が真実を話したと主張します。皇帝は、非難を避けるためにしばらくの間は外出しないようにと青璎(せいえい)に告げます。青璎(せいえい)が退室した後、殿外で太后に出会います。太后は、姑母は既に先帝の寵愛を失っており、皇太后の地位を得ても意味がないと言います。今、自分を守れるのは太后だけだと。姑母の死後、太后に不利な噂が広まることは確実です。姑母が自分の目の前で亡くなった以上、太后のために生き証人となる必要があると言います。

新しい時代

即位式が行われ、皇帝は鈕祜禄氏を聖母皇太后に、嫡福晋(ふくじん)の富察氏(ふちゃし)を皇后に封じます。太后は宮殿に入ると、皇帝が自分を寿康宮に住まわせたことに不満を感じます。太后は、皇帝が表面上は孝行しているように見せかけているが、内心は計り知れないと考えています。太后は、早いうちに慈寧宮に住むために、東風を借りることにします。

皇帝は、景仁宮で服喪中の青璎(せいえい)に玉竹参湯を届けさせます。そして、青璎(せいえい)と心を通わせていることは決して忘れないと伝言します。皇后は太后に、嬪妃の位階をどのように決めたらよいか相談します。太后は、青璎(せいえい)が潜邸で姑母のために3年間服喪し、勅命がない限り外出できないように命じます。皇帝はこれを聞いて激怒し、太后が専制政治を行っていると考えますが、青璎(せいえい)を助けることはできません。

如懿伝 第3話 感想

第3話は、悲劇と陰謀が渦巻く展開でした。ウラナラ氏の死は衝撃的で、鈕祜禄氏の策略の恐ろしさを改めて感じさせます。青璎(せいえい)の姑母への忠誠心と、太后への決意は胸を打つものでした。

皇帝は、ウラナラ氏の死を悼みながらも、太后との確執が深まっている様子が伺えます。また、青璎(せいえい)への想いを隠そうとする姿にも、複雑な心情が垣間見えました。

皇后の富察氏(ふちゃし)は、ウラナラ氏の死を悼みながらも、自身の立場を冷静に分析する姿が印象的でした。太后との関係も、今後どのように変化していくのか気になるところです。

つづく