如懿伝(にょいでん)～紫禁城に散る宿命の王妃～ 第30話 あらすじ/ネタバレ
阿箬(あじゃく)の最期
皇帝は阿箬(あじゃく)に薬を飲ませ、声を奪った。そして、如懿に阿箬(あじゃく)の処罰を命じる。阿箬(あじゃく)は雪の中で如懿に膝まずき、必死に訴えようとするが声が出ない。如懿は阿箬(あじゃく)を裏切り者と責め、冷宮へ送る。
冷宮で阿箬(あじゃく)は自害する。
海蘭(かいらん)の苦難
海貴人(かいきじん)は深夜に産気づき、江侍医は呼び出される。しかし、許侍医と李侍医だけが海蘭(かいらん)の元に残り、海貴人(かいきじん)は苦しみの末に皇子を出産するが、出血が止まらず気を失ってしまう。斉侍医が駆けつけ、定坤丹と鍼治療で海蘭(かいらん)の命を救う。
皇帝は五皇子誕生を喜び、延禧宮に賞賜を下し、五皇子に永琪(えいき)と名付け、海蘭(かいらん)を瑜妃に封じる。そして、永琪(えいき)を如懿に預け、2人が頻繁に会えるようにする。
疑惑の影
如懿は事件の真相を疑い、三宝(さんぽう)に許侍医と李侍医の動向を探らせる。三宝(さんぽう)は許侍医が嘉嬪の宮女から金品を受け取る場面を目撃する。宮女は嘉嬪のもとに戻り、嘉嬪は許侍医を始末するように命じる。
三宝(さんぽう)は如懿に報告するが、証拠がないため如懿は何もできない。
皇后の策略
皇后は皇帝の元に訪れ、阿箬(あじゃく)の棺が火葬の際に異変を起こしたと報告する。皇后は宮中で不穏な噂が流れ、嫻妃(かんひ)への批判が高まっていると伝える。皇帝は皇后をたしなめる。
海蘭(かいらん)の決意
海蘭(かいらん)が目を覚ますと、如懿が看病していた。海蘭(かいらん)はこれからは受け身ではなく、自分にされたことを相手にも返すつもりだと語る。
大皇子の縁談
皇帝は純妃に大皇子の縁談について相談する。純妃は自分の遠縁の娘を推薦する。如懿も賛成する。
山西への旅
皇帝は山西への旅に出ることを如懿に告げ、自分の身を大切にするようにと伝える。
宮中の噂と怪奇現象
阿箬(あじゃく)の死は不審なため、宮中で様々な噂が飛び交う。人々は如懿を避けるようになる。翊坤宮には鬼火が現れ、如懿は薩満の法師を呼んで鬼払いをする。貴妃はこの話を聞いて不安になり、阿箬(あじゃく)の祟りを恐れる。
第30話の感想
第30話は、如懿伝の物語が大きく動く重要な回でした。阿箬(あじゃく)の悲劇的な最期、海蘭(かいらん)の決意、そして宮中を覆う不穏な空気など、見どころ満載の内容でした。
特に印象的だったのは、阿箬(あじゃく)の最期です。声が出せなくなった阿箬(あじゃく)は、自分の罪を償うこともできず、冷宮で孤独に死を迎えます。このシーンは、阿箬(あじゃく)の悲惨な人生を象徴しており、見ていて胸が痛くなりました。
また、海蘭(かいらん)の決意も印象的でした。これまで受け身だった海蘭(かいらん)が、これからは自分から行動を起こすことを決意します。この決意は、今後の海蘭(かいらん)の運命を大きく左右するでしょう。
そして、宮中を覆う不穏な空気も気になります。阿箬(あじゃく)の死は不審なため、宮中で様々な噂が飛び交うようになります。人々は如懿を避けるようになり、翊坤宮には鬼火が現れます。この不穏な空気は、今後の物語の展開を予感させます。
つづく
