如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~ 第45話 あらすじ/ネタバレ

皇帝は、孝賢皇后(こうけんこうごう)の質素な遺風を偲び、嘉貴妃(かきひ)に紅玉髄の歩揺を下賜します。

同時に、各宮殿に七宝のリストを提出するよう命じ、嘉貴妃の啟祥宮から始めます。李玉は、貞淑(ていしゅく)も参加すべきだと主張し、嘉貴妃は渋々承諾します。李玉は、監察中に貞淑の字がおかしいことに気づき、彼女を連れて行って調べます。

皇帝は、数珠の件を口実に、貞淑が如懿の筆跡を偽造した罪を暴き、慎刑司に投獄します。惢心(じょうしん)と入れ替え、特に貞淑の両手を傷つけないようにと念を押します。貞淑の書道は重要な証拠だからです。

嘉貴妃は激怒し、貞淑を助けようとしますが、失敗します。惢心は慎刑司から戻ってきますが、重傷を負い、特に左足の骨が折れていて、元に戻ることは難しいでしょう。江侍医は懸命に治療し、惢心への想いを告白し、妻として一生面倒を見たいと申し出ます。

如懿は感動して、結婚を許可します。李玉も江侍医に惢心を大切にするようにと頼みます。

嘉貴妃は貞淑の安否を心配し、自分も病気になってしまいます。李玉は、貞淑が如懿の書を密かに持っていたことを発見し、ついに自白させます。

皇帝は、嘉貴妃に責任があると判断し、嬪に降格させ、啟祥宮に禁足させ、貞淑を母国に送り返します。如懿は惢心を不憫に思い、皇帝は如懿の潔白を守るためだと説明し、以前から如懿を皇后に立てたいと思っていたことを明かします。しかし、如懿は名利淡泊で、皇帝の苦心を理解していませんでした。

如懿は、惢心と江侍医を結婚させてほしいと願い、皇帝は承諾します。

嘉嬪(かひん)の息子は連れ去られ、嘉嬪は止めることができず、世子が罰せられたと聞くと、さらに心が疲弊します。嘉嬪は、玉氏(ぎょくし)王爷を許してほしいと懇願しますが、逆に貴人に降格され、二度とこのようなことをすれば厳罰に処すると警告されます。

嘉貴人(かきじん)は如懿に陥れられたと非難しますが、如懿は反論し、皇嗣を優先すべきだと諭します。嘉貴人(かきじん)は腹痛に耐え切れず、九皇子を産みますが、九皇子は夭折してしまいます。

皇帝は玉氏王爷に軽い処分を下し、嘉貴人(かきじん)は愛する息子と親人を失い、強く生き、再会の日を待つことを決意します。

夜遅く、如懿と凌雲徹(りょううんてつ)が帰る途中、如懿は皇后の座には興味がないと打ち明けます。ただ、信頼と尊敬が欲しいと願っていますが、それは難しいでしょう。

嘉貴人(かきじん)は絶望の中で生きる意志を見つけ、自分と未来のために生きると誓います。

第45話の感想

第45話は、如懿伝のストーリーが大きく動く重要な回でした。嘉貴妃の悪事が暴かれ、貞淑が慎刑司に投獄されるシーンは、見ていてハラハラしました。また、惢心が重傷を負い、江侍医との結婚が決まるシーンは、感動的でした。

一方で、嘉嬪の息子が連れ去られ、嘉貴人(かきじん)が九皇子を亡くすシーンは、とても悲しかったです。玉氏王爷の処罰も軽く、嘉貴人(かきじん)は納得していない様子でした。

如懿は、皇后の座には興味がないと打ち明けますが、信頼と尊敬が欲しいと願っています。しかし、それは難しいでしょう。嘉貴人(かきじん)は絶望の中で生きる意志を見つけ、自分と未来のために生きると誓います。

つづく