如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~第52話 あらすじ/ネタバレ

如懿、玫嫔の対峙

如懿は玫嫔の寝宮を訪れる。玫嫔は華麗な衣装を身に纏い、哀愁を帯びた琵琶を弾いていた。如懿は玫嫔に、なぜ慶嬪(けいひん)を毒殺しようとしたのかと問う。

玫嫔は、慶嬪(けいひん)を毒殺したのは太后に命じられたためだと告白する。舒妃も慶嬪(けいひん)も太后の指示に従っていたという。しかし、玫嫔は唯一の後悔は、息子に会えなかったことだと語る。

玫嫔は、孝賢皇后が自分の子供を殺したと信じていた。茉心(ばっしん)の臨終の言葉もその確信を強めていた。しかし、如懿は孝賢皇后が安定した地位にあったことから、玫嫔の子供を殺す必要はなかったと指摘する。

如懿は、嘉貴妃が玫嫔を利用し、事後に口封じをしようとしたのではないかと推測する。玫嫔は如懿の言葉を聞いて心を痛め、後悔の念に駆られる。

如懿は、玫嫔と子供の葬儀を執り行うことを約束する。玫嫔は涙ながらに毒酒を飲み、琵琶を抱いて安らかに息を引き取る。

嘉貴妃への疑念

如懿は玫嫔の死後、嘉貴妃への疑念を深める。舒妃は十皇子を出産するが、皇帝は欽天監(きんてんかん)の言葉を気にして、父子相剋を心配する。太后は十皇子を溺愛し、貴重な紫参を贈る。

十皇子の満月の祝いの席で、十皇子の体調がさらに悪化する。皇帝は欽天監(きんてんかん)の言葉を信じて、十皇子を諴親王府に預けることを決意する。舒妃は悲しみに暮れるが、皇帝の決断を受け入れるしかない。

皇帝の体調悪化

黄河で水害が発生し、皇帝は体調を崩す。先帝の幻影を見る夢に悩まされ、自身の弱さを痛感する。如懿は皇帝を慰め、天象の言葉に惑わされないよう諭す。

皇帝は如懿への愛情を再確認し、白髪になるまで一緒にいることを誓う。

如懿の疑念

如懿は李玉から皇帝の容態を聞き、安心する。玫嫔の法事を行うことを慶嫔に伝えると、慶嫔は不快感を示す。如懿は、玫嫔は本心から人を害しようとしたわけではなかったかもしれないと推測する。

嘉貴妃は如懿を試すように、玫嫔が子供を失った悲しみから狂ってしまったのではないかと指摘する。如懿は、宮中で多くの子供が不幸な目に遭っていることを嘆き、七皇子の早逝にも真相があるとほのめかす。

茉心(ばっしん)の死についても言及し、嘉貴妃は激しく否定する。しかし、嘉貴妃は罰として経幡を描くことを命じられる。

如懿は皇帝に嘉貴妃への疑念を打ち明けるが、確たる証拠がないため、皇帝は深く追及しない。

如懿伝 第52話 感想

第52話は、衝撃的な展開が続く回でした。玫嫔の死、嘉貴妃への疑念、そして皇帝の体調悪化など、先の見えないストーリーにハラハラさせられました。

特に印象的だったのは、如懿と玫嫔の対峙シーンです。玫嫔は慶嬪(けいひん)を毒殺した理由を語り、孝賢皇后への恨みと後悔を吐露します。如懿は玫嫔の言葉を冷静に分析し、嘉貴妃の陰謀を疑います。

また、皇帝と如懿の夫婦愛も描かれていました。皇帝は体調を崩し、先帝の幻影に悩まされますが、如懿の支えによって立ち直ります。2人の絆の深さは、見ていて心が温まりました。

しかし、嘉貴妃への疑念は拭えません。如懿は嘉貴妃の真意を探ろうとしますが、確たる証拠は掴めません。今後、嘉貴妃の真の姿が明らかになるのか、目が離せません。

つづく