如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~第54話 あらすじ/ネタバレ

新たな妃たちの入宮

三人の新人が皇后に挨拶に訪れる。恪貴人、恭常在、禧常在の三人は、如懿から宮中の規律を学び、皇帝に仕えるよう諭される。

恪嬪(かくひん)の屈辱と嬿婉(えんえん)の嫉妬

恪嬪(かくひん)は皇帝と一緒に雪だるまを作り、庭で焼肉を食べる。そこに鹿血酒を献上したことがある嬿婉(えんえん)が加わろうとするが、恪嬪(かくひん)は拒否。さらに、鹿血酒のことで皮肉を言って、門を閉ざしてしまう。

屈辱を受けた嬿婉(えんえん)は、嘉貴妃が産婆を選んでいるのを見てさらに嫉妬する。一方、如懿の母が宮殿にやってきて、如懿の無事を確認して安心する。

如懿の妊娠と性別

皇帝は江侍医に如懿の子供の性別を尋ねるが、まだ判断できないと言われる。結果が分からずじまいの皇帝は、自ら如懿を見舞う。如懿は女の子を希望し、皇帝もそれに賛同する。

嬿婉(えんえん)は舒妃の産婆に賄賂を渡し、皇后の懐妊の様子を探る。しかし、産婆は多くを語らず、嬿婉(えんえん)はただ様子を見るしかない。

江侍医は如懿の脈を診て、男の子であることを暗示する。如懿はそれを隠そうと、四川料理人を呼び寄せて辛い料理を多く出すように指示する。

翌日、麗心は啓祥宮に酸っぱい杏を送るが、容珮(ようはい)は皇后は酸っぱいものが苦手だと指摘する。麗心は嘉貴妃に報告し、嘉貴妃は少し安心する。

十一皇子の誕生と如懿の策略

宮中では、嘉貴妃が男子を、皇后が女子を産めば、嘉貴妃の寵愛が増すだろうと噂される。そんな中、嘉貴妃は十一皇子を出産する。

如懿は産婆を選ぶ際、舒妃の産婆だった田姥姥を選ぶ。容珮(ようはい)は如懿の出産に必要なものを何度も確認する。昼間は辛い料理を食べる如懿だが、夜は容珮(ようはい)が密かに酸っぱい杏を用意する。

十二皇子の誕生と嘉貴妃の決意

如懿の出産が近づき、皇帝は奉先殿で皇后が無事に皇子を産めるように祈る。嘉貴妃も不安になり、如懿が女の子を産むことを願う。

やがて、如懿は十二皇子を出産し、皇帝は大喜びする。嘉貴妃は自分が騙されたことに気づき、自分の無力さを痛感する。四皇子のために、なんとかしなければならないと決意する。

十二皇子は健康で、永璂(えいけん)と名付けられ、如懿の宮殿で育てることになる。

四皇子の野望と五皇子の隠された才能

三皇子、四皇子、五皇子は一緒に弓矢の練習をする。三皇子は先に退席し、木蘭秋狝の準備のために、四皇子と五皇子は練習に励む。五皇子は四皇子の弓術が優れていると褒め称える。

皇帝は嘉貴妃に四皇子の騎射の腕前を尋ね、期待していると伝える。夜、五皇子は宮殿で弓の練習をする。実は、五皇子は目を閉じていても矢を射ることができるのだが、人前でそれを明かすことはなく、わざと。

第54話感想

如懿は、江侍医の暗示から子供の性別が男の子であることを知り、それを隠すために四川料理人を呼び寄せ、辛い料理を多く食べるように指示します。一方、嘉貴妃は如懿が女の子を産むことを願い、焦りを感じています。

第54話は、如懿と嘉貴妃の対立がさらに激化し、物語が大きく動く重要な回でした。如懿の策略と嘉貴妃の焦り、如懿の母と容珮(ようはい)の献身、十一皇子と十二皇子の誕生、五皇子の隠された才能など、見どころ満載の回でした。

つづく